『まんがタイムきららMAX』2025年5月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。今日はパジャマで長電話? おそろいのシャツの上にそれぞれ違った上着を羽織って、暖かくしてのパーティートークでありますよ。手にする電話は、昔ながらの家電話。黒電話ならぬカラフルな受話器は、ちょっとレトロでかわいさ感じさるアイテムになっていますね。皆それぞれにつけたうさぎのアイマスクも愛らしくしあがっています。
今月は新規ゲストが2本です。
『わたしにプールは狭すぎた!』
中学生女子水泳自由形、県内記録を保持するヒロイン地原小波。しかし速さを求めるあまり、勢いあまってプールの壁に頭から激突。それがショックで水泳をやめてしまった? 遠くの高校を受験して、誰も知らない場所で再スタートをきろうとしている。水泳を忘れてということは、もう泳ぐのはやめたのか。
けれど小波、県記録保持者としてのプライドなんかはあるんですよね。海に近い学校。朝から泳いでくる生徒なんかもいたりして、水着で登校! あまりの暴挙にイライラが隠せない小波なのですが、そこには水泳に対する屈折した気持ちもありそうで、そんな彼女がくだんの水泳少女、天野しずくに誘われて、オープンウォータースイミングに挑戦するというのでしょうか! という第1話。さあ、ここから小波の新たな水泳人生がはじまる! と見せかけて、実は小波には秘密があった。
理由もなく水泳から離れたわけじゃない。失敗が恥ずかしいからとかじゃない。
あの失敗の日から、水が怖くなってしまった。泳ぐことすらできなくなってしまっていたというのです。
泳ぎが嫌いになったわけではなさそうな小波。そんな彼女の新たな挑戦。しずくとともに恐怖を乗り越え、水泳の世界に戻ることはできるのか。最初の一歩を踏み出せずにいる小波に、しずくはいかなる手助けをできるのか。こうご期待の第1話でありました。
『ラビットテンダー』
安曇日菜はお人好し。頼まれごとを断われない。それどころか、見え見えの嘘でも真に受けて、寸借詐欺に引っ掛かりそうに! そのピンチを助けてくれたのは、謎の先輩。同じ制服の謎の美女。目元のホクロ、ハートマークのそいつが決め手となって生徒会長と判明するのですが、生徒会長には秘密があった? 生徒会室にお礼をいいにいった日菜を、謎の地下室に誘うのでした。
ゆきついた先は豪華な内装、さながら大人の夜の店。生徒会長はバニースーツに身を包み、この学校は地下で破廉恥な営業をしているの!? かと思ったら、生徒会の伝統として悩める生徒のための憩いの場、秘密のバー「らびりんす」を運営してきたというのですね。
日菜のために作ったというノンアルカクテルで気持ちもほぐれたか、生徒会長に秘密を打ち明ける日菜です。人の頼みを断われない。人呼んで「人助けジャンキー」。不名誉なあだ名までついているんですね。
そんな日菜に生徒会長がささやきます。解決策は生徒会に入ることだ! はたしてほんとにそうなのか? 日菜にしてメチャクチャといわざるを得ない提案に、しかし自信満々な生徒会長を前にするとなんだか会長が正しいような気がしてきた……。かくして日菜も生徒会の、いやさらびりんすの一員に!?
かくして日菜は、白バニーを着ることになるというのですか!
- 『まんがタイムきららMAX』第22巻第5号(2025年5月号)
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