2024年9月16日月曜日

ウクレア!

 連載がはじまったとき、主人公の子、水霧空子を見て、その行動原理におどろかされたの思い出します。表情がかたく、感情が顔に出ない。けれど思ったことを相手に示そうと、大切にしてるものを献上する。感動はお金であらわす。あまりにもダイレクト、あまりにもストレートな行動に、大丈夫なのかな!? と思うんだけど、不思議と嫌味に感じない。むしろ素直な子なんだなと。ただその気持ちをどうあらわしたらいいか、そのあたりが不器用なんだなって、それでも精一杯伝えようとする姿に好感持ったのでした。そんな空子とウクレレ、そして仲間たちとの出会い。そこからはじまる物語も素敵で、ああこの漫画好きだなと自然と思われたのでした。

なにがよかったのかな。それはウクレレという題材にもあったのだと思います。身近な楽器。私も2本ほど持っていて、たまに弾いたりはしていたものだから、この漫画に出てくる曲に興味を引かれて、自分でも調べて練習したりして、より空子たちの活動を身近に感じたり、そんなところも大きかったと思うんですね。

たとえば、灯火の入部の回で初心者の灯火が弾いてみせた『イアリイノオエ』。この曲はトニックとドミナントの繰り返し、前奏間奏にドッペルドミナントがあるから全部で3つのコードを覚えたらもう弾ける。だから灯火が空子の練習見て覚えたというのもあながち無茶な話ではない。ポノでの演奏も見てた灯火のことですから、空子の運指練習を興味持って観察してたかも。だったらなおさらじゃありませんか。灯火ははやい時期からウクレレに、ウクレレ部に結構な感心を向けていたんだろうなあ、なんてこと思ったりしていたんですね。

この漫画のテーマがよいと思うのです。第1話で示されるでしょう? 「自分が楽しむこと」。このはじめの一歩ともいえる「自分が楽しむ」が、回を重ねるほどに深まっていく。私の楽しいを伝えたい。そうした思いが芽生えたかと思えば、けれど思ってるだけじゃ駄目なんだと、さらに努力や工夫、試行錯誤をしていくことになる。それもすべては楽しみを育み、聴いている皆に届けるため。

感情が表に出ず、気持ちを伝えることに不器用だった子が、仲間たちとともに自分のうちにある感情を伝えようとがんばる、そうしたところに魅かれてやまなかったのです。

好きな言葉があるんですね。灯火をウクレレ部に誘うときの空子の言葉、

楽しいことがあると毎日がキラキラするんです

それだけで明日が来るのが嬉しくなったりするんです

ウクレレに限らず、心のうちになにかひとつでもいい、楽しいと思えることがあれば、それだけで人生は変わる。つらいと思うことがあっても、前を向いてつらさを乗り越えていく原動力にだってなりうる。

空子の言葉は灯火だけでなく、私の背も押したのでした。

このころから、私はそれまで以上に熱心にウクレレを弾くようになりました。

好きな曲は『アイナハウ』です。

そしてウクレレは3本に増えました。

  • MIDORI『ウクレア!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 芳文社,2024年。
  • 以下続刊

引用

  • MIDORI『ウクレア!』第1巻 (芳文社,2024年),87頁。

2024年9月15日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年9月14日土曜日

『まんがタイムきらら』2024年10月号

 『まんがタイムきらら』2024年10月号、昨日の続きです。

『キミはあくまでも。』

倒れてしまったエクールカ。いったい彼女の身になにがおこったのか。うろたえるヴェネルの前にあらわれたのが悪魔の姿のサラロット。ヴェネル、エクールカを監視しているというサラロットは、この異変を察し駆けつけてくれたというのですね。

とはいえ、エクールカの身を案じてというのとは少し違う感じ。サラロットの口から語られたエクールカ、すなわち悪魔についての宿命。人に怖れられるという役目を果たせない悪魔は、力を失い、消滅に向かってしまう。消滅せずとも、自我を持たない下等な存在にまで落ちてしまえば、もうもとには戻れない。

その事実を知らされたヴェネル。魂をエクールカに与えるとエクールカは力を得、存続できるというが、悪魔に魂を与えることがヴェネルにはできるのか。決断の求められる状況に、これとすぐには答を出せなかったヴェネルなのですね。

そして目を覚ましたエクールカ。彼女の語る身の上。かつてヴェネルに救われた、その恩返しとしてヴェネルのもとにやってきた。いずれ消える身であることは承知で、ただヴェネルのそばにいたかったというのですね。

このままではエクールカは消えてしまう、この状況にヴェネルはいかな答を出すのか。なにか別の道でもあるのか。緊迫の度合いを増していきます。

My Private D☆V

『妄想アカデミズム』の檜山ユキです。

D☆Vポイントは、「素足」。でっかい文字で「素足」。すごくわかりやすい。

添えられたイラストも、素足を見せる莉子のその足にスベスベと頬擦りする未春。おお、なんというシチュエーション。でもこれは妄想じゃない。欲求に、願望に素直な未春のその姿。本編との違和感はというと、まるでなし! これでこそ未春らしいと思える、そんな様子に、この子はこれでいいのだろうかと心配するより、いいぞもっとやれ! と後押ししたくなってしまうのでありました。

実際、本編の未春を見ててもこれくらいいっちゃってることはあると思う。それだけに、このイラスト、ありえそうに思えてきちゃうんですよね。

2024年9月13日金曜日

『まんがタイムきらら』2024年10月号

 『まんがタイムきらら』2024年10月号、一昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

なんかよくわかんないんですが、いい導入でしたね! さて、今回のトピックはドリブルです。つばさやあかりのようにかっこうよくドリブルしたい。けいの希望を叶えるべく、あかりがドリブルのコツを教えてくれるのですが、この動作を細かく分解し、どこでなにを気にすればいいのか、そうした解説見るだけで面白い。

それは、漫画を通じて理解が深まる、その面白さと、ドリブル練習の過程で見えるけいやるり、あかりのキャラクターというまた違った面白さがからまることでより一層に深まるところがあるからだと思う。けいとるりという対照的な個性が互いを際立たせると同時に、ドリブル理解のための多面的な視点を与えてくれる。実にいいなと思ったのでした。

そしてこのバスケットボールをめぐる描写に加え、生徒会長の謎の行動でしょう? 先生になにをもちかけようというのか。顧問? いずれにしても、この先生、今後も見かけることになりそうですね。

『ほぐして、癒衣さん。』

新人の熊谷さん。嫌いになれないなあ! 自分の仕事に失敗を発見。とたんに挙動不審になって、カバンから取り出したぬいぐるみをもふもふ。その行動を見て、なにかあったと察する夏鈴、といいたいけど、こんだけあからさまだったら夏鈴じゃなくってもわかるよなあ!

不安でいっぱいのクマちゃん。営業さんと夏鈴、クマちゃんの3人で先方に謝罪にいくのですが、よかった! 大きな問題もなく許してもらえました。でも自分で自分を許せないのがクマちゃん。すっかり落ち込んでしまった後輩をはげます夏鈴がですね、いい先輩していたなあって。そしてクマちゃん、友達からもはげましてもらって、ええ、明るくなった熊谷。とてもよかったなあって思わされたのでした。

『妄想アカデミズム』

学校が文化祭でもりあがっているそのころ、未春たちは受験の追い込み時期、ペースを乱さないほうがいいと受験仲間と一緒にこれまで、それからこれからについて話しています。部屋に山ほど貼られた付箋。追い込み時期の勉強方法。そして実感する成長。確かに、未春の話す内容、聞けば聞くほどこの子の成長を実感する。そりゃあ莉子もご褒美あげようと思ったわけですよ。

この時の莉子と未春の距離感。これまでは感じなかったことを感じるようになっている。そこに以前のふたりとはもう完全に違ってしまった気持ち、思いを感じとれて、ふたりは一緒に大きな課題に向きあうことで、それぞれの気持ちを深めてきたんだと思いましたよね。

そしていよいよ受験当日。いきなりカバン忘れそうになってる未春に一抹の不安を感じながらも、これまでやってきたこと、その結果がこれから出ようとしています。ええ、いよいよ集大成ともいえる一日。未春は無事乗り越えられるのか。その結果やいかに。はらはらしながらも、きっと大丈夫、そんな気持ちもあるんですね。

2024年9月12日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年9月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2024年10月号

 『まんがタイムきらら』2024年10月号、昨日の続きです。

『かみねぐしまい』

奇跡の力を使えなくなった神様。母の手助けがなくなったからなのですが、神の力を発揮するためには神様が誰かの願いを叶えるだけでなく、神様の願いを誰かに叶えてもらうことも大切だっていわれて、それを実践してみせる神様です。

とはいえ、なかなか思うようにはいかない。まえなに宿題やってもらっても、なにか変わった気がしない。ツギノにもお願いしてみれば、お供えみたいなものと理解してくれて、それでお菓子をもらってもなにかが変わった気がしない。

これ、ただ物資のやりとりやノルマの消化だけでなく、体験こみであることが大切なのかもしれませんね。ツギノとまえなの思い出の食事。夜中に連れられて食べにいったハンバーガー。その楽しみを伝えようとするふたりと、そしてその楽しさおいしさを実感した神様。ああ、ここにきて心に満ちるものあったようで、この体験の積み重ね、それが明日の神様を作っていくのですね。

『ばくちぬぎ』

賭博部、ピンチ!? 生徒会から睨まれて、新入部員、すなわちミクルの情報収集が開始された。これはいよいよ賭博部、廃部の憂き目なのでは? というか、なんで最初から認可されてるのか。いろいろ問題あるけれど、ともかくお取り潰しの機会をうかがう生徒会面々。緊迫の導入でありました。

で、当の賭博部はなにしてるのかというと、ホクロビンゴなる謎の遊び。体の部位にあるホクロを探してビンゴを完成させる、というんですけど、これ写真撮ってこいってハードル高くない!? 掌とか頬とかならいいよ? でもミクルが抗議するように乳首なんてのがある。まあそれは男子でなんとか可能か、と思ったら、あかんで恥骨とかあるやんか。ほんと、これ健全に決着できないやつです。

このホクロ探しの途上で、ミクルが助けたのが生徒会の一員、黒屋美天。不運をまきちらしてしまうと不安でいっぱいの子なんですけれど、ミクルの強運おすそわけでその不安を解消できた。そしてふたりで進めるホクロビンゴ。あとひとつ、乳首を残すのみとなったミクルに、私の乳首を撮るがよい、そういってくれた美天! でもその行為が猥褻行為、風紀を乱すとして廃部を言い渡されるはめに!

これどうなるのか賭博部。学校のためにはなくなったほうがよさそうだけど、そうはいかない。なんとしてもこの危機を回避しなければ。どうするミクル。どうなるミクル。ミクルの未来やいかに! です。

『異世界魔王ごっこ』

シエルと対面した乃々。シエルへの思いをあらためて自覚し、結婚式をぶち壊すのはやめようと決意する。普通に参列する魔王軍の皆。ただ乃々の気持ちは暗く、シエルのしあわせを望みながらも結婚はつらい。涙ぐむ思いで新郎新婦に目をやれば、シエル、なんと新婦ではなかったのですか!

混乱する乃々。けれど一旦は安心。心から祝いの言葉を口にして、今回の騒動は無事に終わった。と思いたかったけど、これまでの仕込み、ケーキをビックリ箱にすり替えたりと、いろんな仕込みをしていました。かくしてはじまるサプライズ。ビックリ箱にはじまり花火まであがって、でもこれがちゃんと盛り上げに貢献したからめでたしめでたしでした。

そしてこの一連の行動が、もしかしたら魔王はいいヤツなのかもしれないと、そうした思いをシエルたちに兆させて、ああ今はまだその思いをシエルに伝えられない乃々だけれど、こうした行動の積み重ねが言葉によらず魔王という人、その思いを伝えることになるのかもしれませんね。

2024年9月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2024年10月号

 『まんがタイムきらら』2024年10月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』

栄依子の純情! 榎並先生に貸したマフラーが返ってきた。その際に絶賛受けてぜひ自分も同じものが欲しいといわれてしまうのですが、これがですね栄依子に大きな影響およぼして、というのもこのマフラーは栄依子の手編み! 自分のクラフトを褒められると、驚くほどにちょろい栄依子。そのちょろさが、こと榎並先生相手となれば、ここまで見事にでれでれに!?

いやもう、後半のマフラー渡すときのやりとりも、栄依子の純情全開で、見てらんない! というか、なんと罪つくりなのか榎並さん! という他なくてですね、とてつもないよいもの見た思いでした。

それだけにラストのたまての感想がおかしくて、きっちりオチをつけてくれましたね。でもほんと、いつも優位にやりとり運ぶ栄依子がここまでまいっちゃうなんて、これはものすごいことですよ。

『星屑テレパス』

遥乃、自分の進むべき方向をこれと定めたのですね。動画をつくり配信する。ロケット研究同好会の活動を次々動画にまとめては、ネットに公開していく。その意気込みやよし。さらに動画も好評で、ああいいサイクルに入っていますね。

動画について語る遥乃と瞬のくだりも本当によくて、遥乃が楽しんで取り組んでいることがわかる。瞬が遥乃を認めているということもわかる。そして、遥乃が見る同好会の様子。なにを思い、なにを大切にし、ロケットに向きあっているのか。そうした気持ちのベクトルさえも見える気がする。ああ、本当に素敵だと思える場面でした。

そしてロケット同好会はF型よっつのハイパワーエンジンでの打ち上げに挑みます。さあ、この結果やどうなるか。見事に成功してくれればいい。でもここで海果の提案、予備機体についての申し出、これはいかなるものであるのか。次へ次へと興味をそそるものが提示されて、その可能性に心つかまれてしまっています。

『魔女まじょS-WITCH』

冒頭、授業中、教壇そばでおにぎり食べるまな。なんともいえない不思議シチュエーションからスタートした今回。いったいなにごとかと思ったら、存在感を薄れさせる妖精粉を使っての狼藉だったというのですか。

しかし魔法を使ってやりたかったというのが、堂々早弁だったのかい? その後も、こよると一緒に存在感ないふたりで授業受けて、お昼を一緒に食べてと、このなんでもないひとときが楽しそう。なんてこと思っていたら、放課後にふたり一緒に踊るシーン、この躍動感、人をわくわくさせるものあってとてもよかった!

ああ、そうか、まなはこれをやりたかったんだ。こよるを楽しませたかったんだ。そうこよるが思ったのが、まったくの思い違いで、いやでも結果よしじゃありませんか。とはいえ、恥ずかしいこといってしまったこよるが、妖精粉増し振りで消えていくラストがほのぼのおかしくて、いやもうかわいいお話であります。

2024年9月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2024年10月号

 『まんがタイムきらら』2024年10月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』。ふわふわパジャマで登場の花名さんです。あちらこちらにちいさなヒツジ。見れば右下に、ヒツジモチーフのかけぶとんかけて寝ている花名の姿があって、ああいい夢を見ている、そんな様子がこのイラストの花名なんですね。ちいさなヒツジと遊んで楽しい? そんな花名の愛らしい表紙です。

今月は新規ゲストが4本です。

『ユメイロ』

魔女フローラと目の見えないセシリア。ふたりの出会いがどういうものだったか、それは描かれなかったけれど、すっかり仲よくなっているふたり。見えないセシリアのために、自分の夢に招き入れて外の景色を見せたフローラ。魔法の力で約束を果たしたフローラと、そんな彼女と手をつなぎたかったセシリアの関係。いつもは手を引かれる私だけど、今だけは対等な関係として手をつなげるといったその言葉に、はっとさせられるよさを感じたのでした。

大きな物語というより、ふたりの間の小さな約束を描いて、その丁寧な筆致が光る。そんな素敵なものがたりでした。

『ラブかライクかわからない!』

幼なじみのアヤノが好き。しかしこの気持ちはラブかライクかどちらだろう。思い悩むナナを前に、アヤノが恋をしたいだなんていい出して……。ここで必死で否定に入るナナ。その行動がもう答ではないのか? とは思うのだけど、それでもナナはまだわからないという。

そんなナナに、いたずらっぽくデートを持ちかけるアヤノ。試しだっていうけれど、そのたびたびで見せる意味深な行動。ナナの気持ちを見透かしているといえばそのとおりなんだけれど、あるいはこれは煮え切らないナナをその気にさせようという策略なのでしょうか。

ナナの本心はまだわからない。けれどわからないながらもなんらかの思惑がある。そうした背景にも今後踏み込んでいったりするのかもしれませんね。

『びのうりょく』

新学期の自己紹介で、空を飛ぶのが得意といった間車紡。飛べることは秘密といっているのに、自分からバラした友人を心配する一ヶ瀬いとい。案の定というべきか、紡に飛べることを聞いてくる子も現れて、やっぱり秘密だといってるのに素直に答えてしまう紡です。

これ、本当に微能力なんですね。リラックスすると少し体が浮く能力。これでなにができるわけでもないけれど、紡は気にいっている模様。対し、話しかけてきた子、天草橋瑠衣もちょっとした能力を持っていて、恥ずかしくなると手から電気が発される。ほんとうにささやかで、これでなにができるわけでもない能力持ちなのですね。

こんなふたりの出会い。これがどういう発展を見せるのか、それはさっぱりわからないけれど、少なくともいいお友達にはなれそうですね。

『ポンコツふぁんたじあ』

かけだし冒険者のイレーナとメリエル。ふたりギルドに所属して、さあ仲間集めという段階ですでにいろいろ問題勃発させる!? 暴走ぎみのイレーナが、およそ気があいそうにない連中に声かけたらば、むしろ喧嘩ふっかけたみたいになってしまって大乱闘。さあどうするというところで、仲間づくりに出遅れた錬金術師が、とにかく目立とうという一心で爆破をおこなう。

この混乱。

どうしようもなく会話のなりたちそうにない錬金術師、グレッタ・ルピナスと、とりあえず即席の仲間として壊れた壁から沸いて出たスライムを討伐する3人。出会ってすぐだけど意外と息ぴったり。こうしてパーティを組むことになった3人のこれからはどうなるのか。とりあえずは、イレーナを軸としたメリエル、グレッタの三角関係? いや、ほんと最後にきなくさい要素が放り込まれてきましたよ。

2024年9月8日日曜日

『まんがタイム』2024年10月号

 『まんがタイム』2024年10月号、一昨日の続きです。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

お隣さんに秘密がバレたかも知れない。でもリナはわりと落ちついていて、というのもお隣さんはガチ勢だから、そうそう秘密をバラすことはないだろう。ええ、それは私もそう思いました。むしろ味方という安心感。なにかあっても力になってくれそうな勢いです。

さて、撮影は進み、年末はクリスマス商戦を見越したスーパー合体回の撮影です。自身も特撮好きのミロのテンションがおかしくてNG出してみたりと、いろいろありはしたけれど、堂々スーパー合体は果たされて、いよいよ発売を迎えようとする頃、熱愛報道という文言が撮影所に飛び交うというから大変です。

これ、当事者アツシにはただならぬことですよね。さいわい、アツシ、リナには関わらない話だったのですが、無駄に肝を冷やしましたね。

『秘密のお姉さん養成ノート』

蛍が素敵なお姉さんになるべく精進してきたこの漫画。ついに素敵なお姉さん要素が、素敵なお姉さんそのものにまで達してしまいました。ざっくりとしたこの要素。オーラとでもいおうか、身近な素敵お姉さんについて語っていくのですが、蛍が憧れてる人、それは誰もがオーラ持ち? 中でもとりわけオーラ力のある藤先生との対話がおかしくて、お太いレーダーってなに!? ほんと、話がどんどんオーラからお太いへとシフトしていくの、ああこの漫画らしい流れだなって、最終回にいたってなお再確認させられました。

そして最後にだりあちゃん。蛍からノートもらえちゃう!? いや、蛍から認識されてないのか! まずはお知りあいになるところだったんですね。ええ、蛍が暴走ぎみにお姉さんに向かっていったように、だりあちゃんも蛍に肉薄していただきたいものです。

『黒曜ちゃんと白玉くんの変わった関係』

小太郎が女子になったことで白玉家家族会議が開かれます。しかしいったいなにを話すのかな? と思ったら、ああ、名前。てっきり小太郎のままいくのかと思っていました。そうか、名前を変えるんですね。

それでおかしいのが、父の案が姫菓子と書いてぷりん。いや、これ読めないよ! 姉は妹子、ってそれじゃ遣隋使! 黒曜はひらがなでこたにゃんで、かわいいけどちょっと人にはつけない系かなあ!?

この方向性を正してくれたのが、帰ってきたお母さん。かくして小太郎は改め乙女となりました。

そしてここから時は過ぎて、黒曜も進学。ああ、ずいぶん雰囲気変わったな、というかそれでも女子の格好は続けてるんだ。大学で変な男、女にひっかからないようにと釘を刺す白玉ファミリーですけど、そこで見せる乙女の自信よ!

ああ、これはふたり安泰かな。と思ったら、乙女のモノローグになにか不安の影が! ああ、これからなにかしらの動揺ないしがあるのでしょうか。気になりますね。

  • まんがタイム』第44巻第10号(2024年10月号)

2024年9月7日土曜日

『まんがホーム』2024年10月号

 『まんがホーム』2024年10月号、先日の続きです。

『座敷童子あんこ』

太ってやせたあんこ。そのご褒美に高級アイスを買ったというんですが、なるほどこれでリバウンドするわけだな、と思ったらさにあらず。むしろ今回はあんこは悪くなかった! むしろ被害者的ポジション。とはいえ、停電というアクシデントを台風接近してるのに想定してなかったのは甘かったとしかいいようがない。とはいえ、庫内にストックされた冷凍食品はあんこがどうこうしたわけじゃないもんなあ!

なんてこと思わされた今回。台風コロッケ大量に食べてたのはあんこの落ち度とはいえ、停電してアイスが溶けるとパニックになって、次々アイスを完食していかねばならないシチュエーション。涙目のあんこに正直同情を禁じえませんでした。そして続くやけくそ冷食処理。このわかっててそうせねばならないという、あんこの心情、察するにあまりあるものありました。

そして見事に巨大化したあんこ。その目の悲しみ、ほんと今回ばかりは気の毒なあんこでした。

『歌詠みもみじ』

この漫画、群馬栃木が舞台なの? と、それはいいのだけど、カフェレーニアがやってきた。都会で人気のカフェ。さっそくまりなにもみじが店にいったら、そこには長蛇の列。あきらめざるをえなかった。

それからのカフェレーニアをめぐるいろいろ。土曜朝一で並んだら、出迎えた店員が千恵。バイト大好き千恵さんなのか。たしかにこれまでも、あちらこちらでバイトなさってました。けど今回ばかりはこれまでと違う。憧れのレーニアで働ける。もうキラキラしちゃってて、そんな千恵に試練を与えるまりな。そんなまりなに温情で接する千恵。そして千恵の憧れが砕け散る瞬間!

ほんと、ひとくちにチェーン店といっても立地で全然違ってくるという、その悲喜交々描いて面白いエピソードでした。

2024年9月6日金曜日

『まんがタイム』2024年10月号

 『まんがタイム』2024年10月号、発売されました。表紙は『ローカル女子の遠吠え』。実りの秋、収穫の秋。大きなサツマイモを力強く土から抜いたりん子の凛々しい姿が、堂々表紙を飾ります。そして他には、ブドウを食べる『おとぼけ部長代理』に柿でいっぱいのカゴを抱えた『まほろば小町ハルヒノさん』、リンゴ娘になってしまった『秘密のお姉さん養成ノート』のカットがございます。

『跳べないウサギと神の島』

天啓祭を間近に控え、浮きたつ島内です。皆、祭の準備に余念がない。よほどこの神事に入れ込んでいるのだなあ。これも信仰心のあらわれか、といえばさにあらず、むしろここ一番の書き入れ時。今年も天啓祭で一儲けと、悪い笑いを見せる大人たちなんですね。

空を飛ぶ巫女、これは島内のみの秘密なのかと思ったら、今やすっかりオープンにして、入場料をとって、グッズも売ってと、誰も彼もが打算的。リンコの祖母織子もお金に目がくらんで、ものすごく乗り気になってる。ええ、島をあげての盛り上がりを見せているのです。

そんな中、学生はテストが被って、そちらでもがんばらないといけません。でもリンコは嫌がりますよね。なんとかリンコに勉強させようとがんばるレオだけど、その目論見ははかなくも散ってしまうのです。

そのかわり、月兎村の郷土史を発見。そこに母の、そしてリンコにそっくりな理沙子の姿を認めて、ああひとつ核心に迫ろうとしている!? いや、どこまで核心なのかわからないけど。いずれにしても、リンコの秘密には近づいてる。そんな感じがしますよね。

『となりのフィギュア原型師』

手がなくなったと涙目の代表です! なにごとかと思ったら、磨き作業中に原型の手を落っことしてしまった。こうなったら選択肢はふたつ。捜すか作り直すかどっちかだというのですが、原型師の机周りは散らかってるから、そうそう捜して見つかるもんじゃない。

この局面でぐずぐずと決断を先延ばしする代表に、謎の代表リスペクトを見せる半藤。手を貸してやろうかと、これまでの原型、クリーチャーの手を山ほど取り出してくるはぐちゃん。個性的な面々を前に、もっとも個性的な人が、どうしようーとなおも決断をしぶった代表。ああ、その優柔不断、ぐずぐずの甘えたそぶりが災いしましたね! 椅子のキャスターで原型の手を踏み潰しちゃった!

ちょっとした一幕、けどそれが面白い。小粒にして気の利いた掌編でありました。

『良倉先生の承認欲求』

今回もめちゃくちゃおもしろいなあ。

一美から相談された良倉です。自分の中の承認欲求が抑えられない。そういう一美に共感しちゃう良倉ですが、それをあらわにできないのが良倉。でも頼られるのは悪くない。気持ちよく一美の相談に乗るものの、話を聞くほどに少しずつ自分と一美の違いが際立っていくというんですね。

ここで上枝が的確に解説いれてくるの、一美のは自己承認欲求、良倉は他者承認欲求、良倉の方が低次の欲求だっていうの、もう本当に面白くって、いやもうこういうポジションに立ったときほど良倉は光りますよね。

そしてここからの水鉄砲大会。おお、なんという青春。クールな彼も真面目な彼も、皆一緒に水をかけ、浴びて、笑顔を見せる。そこに新たな表現の可能性、自分に足りなかったものに気づくという一美。その悩みの解消されるところ。本当、いい展開だったと思ったのですね。

生徒の悩みに乗る。良倉と上枝、ふたりでしっかり導く。そうした教師と生徒の関係も素敵です。

  • まんがタイム』第44巻第10号(2024年10月号)

2024年9月5日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、今月分を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

第50と51話

ゆきだるま作りたさから、後藤氏からのおさそいを受け、スノーボードをすべくゲレンデにいくことになりました。

というわけで、まずは必要物資の買い出しです。手袋やら帽子やら、雪山に必要なもの買い出すというのですが、そこで榎本からのチェックが入ります。

正月に中村家を訪れた秋山。中村の言い分、そして秋山の言い分を聞いてみて、秋山の言動に以前からの変化を感じとった榎本です。ということで、ゲレンデでも榎本、動いちゃいますか!?

榎本さん、スノーボードに苦戦する中村をサポートするつもりか、腰を引かず進行方向を見る、それを徹底させるべく秋山に甘えてみせたりしちゃうというんですか! この甘え榎本、破壊力が強いな! 秋山も赤面しちゃって、となれば中村カリンが黙っちゃあいない。他の女になびくなんて許さないと、これまでまるで滑れなかった中村がついに滑りはじめて、榎本、秋山のもとに迫ってくるというこのド迫力!

いやもう、追いついたらどうなるのか。まあ怒られるのは秋山なんでしょうけど、自分以外を見ちゃダメ、なびいちゃダメ、心動かしちゃダメと素直にいえたらその関係性は一歩進みそう。

ええ、もうふたりの関係はどう進むのか、どう深まるか、そのフェイズに入っていると感じられる次第でありました。

ところで雪うさぎ工場長の榎本さん、丁寧に全員に雪うさぎを見舞ってましたが、せっかく作った雪うさぎつぶしちゃってよかったんですか!? と、ここに榎本の怒り、ないしはドストレートな感情見てとれて、なんかいつもクールな人でしょう? それだけに嬉しかったんですね。

2024年9月4日水曜日

『まんがホーム』2024年10月号

 『まんがホーム』2024年10月号、昨日の続きです。

『ガチ恋カウント2.9』

夢見がちなリコと、リコに立ち塞がる現実ですよ。

夢の中で、メイデン様と勝者挙式マッチなる謎の試合やっていたリコ。ところが起きてから、まだ女性同士の結婚はできないと聞かされて心底ショックを受ける。いや、それがわかった上でいってるのかと思ってた。かと思ったら、さらなる夢想を繰り広げて、よほどメイデンそして芽生子が好きなんだなあ。

と、夢想の話はここまでで、いよいよ現実に向きあうときです。キラキラアイドル系のえれめんつとユニット練をすることとなったのですが、見目キラキラ、かわいいこの子たちが、ハードな練習をこなすというんだからものすごい。リコはそうそうに気絶脱落してしまっていて、その後の走り込みでも地獄の苦しみを味わうというんですね。

こんな有り様でプロテスト通るのか? と不安がよぎったところに、えれめんつの雷音ルルがはげましてくれて、ああ、いい先輩だなあ! と思ったところに、リコ、大失言!

いやもうほんと、お怒りの雷音さん、顔見えないだけにその威圧感、すさまじかったです!

『うちの秘書さま』

はじめの学校の文化祭がはじまりました。もちろん七瀬やメイドさんたちもやってくるのですが、七瀬は駄菓子に夢中! で、なにが面白いって担任と七瀬が共謀するかたちで成立した突発三者面談。いやもう最高だったと思います。

田中さん大好き山田にも注意がはいって、それも先生から! ああ、先生もつらい恋をなさっているのでしょうか!? でもほんと、味のあるいい先生だなあ。この漫画、いいキャラが揃っていますよね。

そしてついに田中さんの連絡先を聞き出すことに成功した山田! やったじゃん! と思ったら、はじめの家の電話番号! いやそら住み込みだもんな。この一気にぬか喜びが判明するのも最高におもしろかったです。

『はなまるゲーセン飯』

お祭りの日がやってきました。箸に巻いたくるくるお好み焼きをはじめ、あがいん屋台の目玉があれこれ用意されて、それがカズの大きな声が呼び声になって売れていくという、好スタートをきりました。

そこからもプリントシール機やメダルゲームにリズムゲーム、いろんなゲームがお客さんとあがいんの皆をつないだり、昔の思い出を呼び起こしてみたりと、素敵な空間が広がっていくとこ描かれて、ああこうした場は楽しいだろうなあって思わされるのでした。

そしてラストには、姫の役を演じる園香です。その美しさにひきこまれる田貫。ああ、これは恋を自覚してしまったのでしょうか! これからのあがいんは、ちょっと目が離せないかもしれませんね。

2024年9月3日火曜日

『まんがホーム』2024年10月号

 『まんがホーム』2024年10月号、昨日の続きです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

くまちゃん、びっくりの不審者スタイル! 日射しから身を守ろうとしたらここまで防護が必要なのかあ。驚くほどであるのですが、実際驚くほど暑いわけですから、こうした対策も必要になってくるのでしょうね。

ということで、今回は熱中症の話題です。開院前に戸を叩くものあり。対応すれば、エマージェンシー、熱中症でダウンした犬、小次郎が担ぎ込まれてきたのです。暑さに弱い短頭種、それを暑い日に散歩させるだなんて、あおいは震えるほどに怒りをあらわにして、けれど飼い主にも理由があったんだって、そうしてバックグラウンドが語られることで感想もまた違ってくるものだと思いました。

しかし、犬の熱中症って怖いんですね。そのまま死に直結しかねない。それは飼い主さんもパニックになります。小型犬だからなのかなと思ったら大型犬も危険なの!? いやもう今回は知らないことが立て続けで、人も暮らしにくい昨今の夏、犬はより以上に危険なんだなあって、ため息つく思いでした。

『魔界の愛されCEOは元勇者』

ついに勇者が魔王のもとに辿りつきました。とはいえ、あんまシリアスな展開にならねえなあ! うろたえる魔王側近。なんだか他人事みたいな魔王。そして戸惑いを隠せない勇者。ほんと、これ、どういうシチュエーション!?

でも、これ、普通の魔王討伐ではないんですよね。むしろ勇者は魔王を助けようとしている。魔王を討てば勇者も呪われる。そういわれた勇者は、討ちにきたわけではない、呪いを解きにきたのだと。そして解呪の剣でもって魔王の胸を貫く!

さあ、これ、どうなるのか。魔王、呪いがなくなり、もとの姿に戻れるのか。ちょっとした正念場。でもこの見た目、やっぱり物騒が過ぎますね!

『スナックあけみでしかられて』

あるていどの年齢になれば話題になること。そのひとつに視力があるわけですが、このところPCの画面がよく見えないというあけみです。老眼なんだろうか、あるいは近視か。近づくか遠ざけるかで見分けがつく、というので、どうやら近視らしいと見当をつけて眼科にいくのですが、この眼科での検査、眼圧とか眼底は経験あるんですけど、最初の気球を見るやつ、あれ知らないんですよね!

そしてめでたくあけみは近視と判明。そこからの近視と老眼の違い、こういうメカニズムなんですね。なるほど、勉強になりました。

で、ここからが本番だ! あけみさん、眼鏡装備ですよ。これ、うわかわいいって思わず声が出てしまいましたよね。ほんとかわいい。めちゃくちゃかわいい。いやほんと、最高かわいかったです。

2024年9月2日月曜日

『まんがホーム』2024年10月号

 『まんがホーム』2024年10月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。孔明、月英のふたりが日本式? で中秋の名月をお祝いですよ。お盆に月見だんごとうさぎのお菓子。孔明はススキを手にして、月では劉備に関羽、張飛がウサギに扮して餅つきです。この他に、たくさんのだんごをこさえる『サレ妻お江戸リコカツ録』、ウサギのマスクの『ガチ恋カウント2.9』のカットもございます。

今月は新規ゲストが1本です。

『彼女たちのツモる話』

一見すると猫カフェの雀荘にて、居合わせれば卓を囲む女子4人のお話ですよ。ショップ店員、事務職、漫画家、ファッション誌編集長と、年齢職業もバラバラな彼女らが、麻雀を縁にこうして知りあうこととなった。いや、麻雀がきっかけじゃないな。だって編集長尾身彩子は、ここが雀荘と思わず猫目当てに入店したのがきっかけだった。

働く環境も違えば価値観も違う、そんな彼女たちだからこそ話題は自在にひろがって、他の誰にも話さないようなことを打ち明けられる。この雀荘らしくない雀荘は、そんな不思議な場所となっているのですね。

友達が欲しい、友達という距離感がよくわからない漫画家市原しずも、この関係に戸惑いながらも、友達? 知りあい? どちらともいえない関係性? に心を動かされていく?

ええ、なんだか不思議。だからこその関係ってのがあると描いてみせる、そんな漫画なんですね。

『孔明のヨメ。』

長沙を平定すべく黄忠との一騎討ちを連日繰り広げる関羽です。互いにリスペクトしあう両将軍。しかし黄忠は、関羽を射殺せよと命令を下した太守韓玄の命令に背いたために捕えられ、処刑を待つ身に。と、ここからあれよあれよと話が進んで、民衆が太守韓玄に叛逆、そのまま打ち取られてしまうというのでした。

この展開が関羽、黄忠に向けられた民からの信頼の厚さ、人気の高さを感じさせ、それゆえにふたりの徳の高さをも物語る。戦いも最小限の犠牲ですみ、長く時間をかけることもなかった。めでたしめでたし、万事よしかといえばさにあらず、主君に謀反をくわだて、民衆を先導したものをどう評価したものか、これをよしとすれば将来に禍根を残すかもしれない。

それで孔明がひと芝居打つこととなるのですね。

問題の男というのが魏延。魏延か! そうか、これを悶着の種がまかれたと思っていいのか、いやそれもずいぶん先の話だからなあ云々。いろいろ思わせてくれる男の登場ですね。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

うずちゃん、まだ高校生だったんだ! てっきり順当で社会人、若くて大学生くらいかと思っていたから驚きました。しかしうずちゃんかわいいです。

務めている文具メーカー、その直営店の応援に店頭に出ていたら、偶然来店のうずちゃんに遭遇したスミレ。藍生高校の制服、ボレロがかわいいそのシルエット、最高ですよね! と私の感想はいいとして、そんなうずちゃんの初々しい姿に、スミレ、なぜうずのことが気にかかるのか、その理由を導き出すんですね。

て、本当に!? 本当にうずちゃんが子供だったから気にかけていたのかい!?

今のスミレにはそれが最大限に攻めた解なのかもしれませんね。けれど今回うずちゃんを危機から救って、その時のこと、言葉少なに急ぎ退散したうずちゃんの心中やいかに!

ほんと、スミレの思い。うずちゃんの気持ち。いろいろがまだわからないままに提示されたまま。これがどう深く掘り下げられることとなるのか。そこでなにが明らかとなっていくのか。気になってしまうのです。

2024年9月1日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。