『まんがタイムきららMAX』2024年5月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。チノがクレーンゲームのケースの中? ココアたちのぬいぐるみを抱いたり囲まれたりしながらのもふもふライフ。チノの髪にはクレーンを操作するボタンがついていて、でも本人が中にいるんじゃどうやって押したらいいんだろう! しかしぬいぐるみたちかわいいです。クレーンに釣りさげられてあわあわしてるシャロ。同じく釣り上げられて、でもおだやかな千夜と好対照です。
今月は新規ゲストが3本です。
『進捗ダメなのでどっかで一泊してきます』
描写が淡白と定評のある小説家。編集者からもっと描写を盛ってくれとリクエスト受けるも、そういうのに興味がないと即答。でもそれじゃ困るから旅行でもいってリフレッシュしてみればとのアドバイス受けて、まずは手頃なビジネスホテルにチャレンジです。
しかしはじめてのビジネスホテルで、電気がつかない、テレビもつかないと戸惑うところ、面白かった。というか、自分もこれ忘れてた。自分も同じく戸惑うやつだこれ。そしてその後の快適さにいろいろ目覚めていくところ。布団がいい、きれいな湯船がいい、すっかり気分がかわって、窓から見る夜景に意識もすっかりリフレッシュ。
ああ、実際旅行とまでいかなくとも、ホテルに泊まってみるだけで大きく意識は違ってくるのかもしれませんね。
なんてこと思わされた今回。ええ、小説家ならずともこうした試み、悪くなさそうです。
『忍びあくたー!』
なるほど、忍びでアクター、そういうことでしたか。
敵勢力首領の動向を探るため、その孫娘に接近する忍び。同じ学校に転校生として潜入、困りごとを自ら作って、その対応で恩を売る作戦でその懐に潜り込むことに成功。というか、孫娘は警戒心がないのかというくらいのフレンドリーさで、特に頑張らなくともすいすい仲良くなっていく。
そしてそのゆきつく先というのが、孫娘の所属する演劇部。演劇やりたくて入部したのに先輩が引退しちゃってひとりきり。なので新入生歓迎会で新入部員を獲得するんだと意気込んでいるのですが、それにしても演技が下手で、思わず口出ししてしまった忍びです。
そうしたら一緒に演劇しようと誘われて、かくして忍びでアクター、忍びあくたーというわけですね。
しかしこうして接近できたのはいいものの、本来の目的を離れて演劇に打ち込むことになっちゃったりするのでしょうか。だとしたらなんだか平和ですね。
『りょーりぶ!』
高校生になったから料理部にはいろう。そう思って料理部にいったら、なんか柔道部からぶんどったみたいな部室! って、いいんかそれで、格闘技場とか料理に使う設備がないだろう。と思ったら、この部活に関してはなんら問題なさそうです!
というのも最初に出てきたカツ丼ですよ。用意するのはパックご飯にレトルトカツ丼。レンチンして完成。うん、調理室じゃなくても大丈夫そうだ。続いて作るカレーもレトルトレンチン。なのに成功率が70%、次から次に失敗して、というか高レアななんかを召喚しちゃってない!?
とまあ、こんな具合にナンセンス極まるこの漫画。仮に道場破りに負けずとも、廃部は免れられたのか。実に実に謎の結末でありました。
- 『まんがタイムきららMAX』第21巻第5号(2024年5月号)
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