『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号、昨日の続きです。
『のけもののまち』
ルフナとネルがけんかです。それで出ていくのはネルのほうなんですね。このままほうっていくわけにもいかないと、マキの差し金でるいがルフナのもとに派遣され、延々愚痴をきかされることに。しかしそれがきっかけとなって、ルフナとネルの、ひいてはこの喫茶店の昔話を聞くことができたんですね。
ネルの面倒を見ていたヒトから声をかけられて一緒に暮らすこととなったルフナ。最初、狸ヒトと犬ヒトの子供と思ってたルフナですけど、その犬ヒトこそがネル。ルフナ、狼であることに気づいてなかったのですね。
しかし子供の頃のルフナもネルもすごくかわいくて、とりわけネルですよね。あのほっぺの丸! ちんまりしてにこやかなお子様で、ルフナのしっぽがお気に入り。今とはずいぶん雰囲気が違って、ルフナもいってますけど、育つ過程でいったいなにがあったんでしょう!
そして姉妹のように育ってきたふたりだからこそわかること。飛び出していったネルの行方をちゃんと把握しているルフナの頼もしさと、そしてこうして近しい間柄だからこそ、そんな些細なことでけんかしちゃったともいえるオチ。でもそれでこうしてすぐ仲直りできるのも、またその近しさゆえなのでしょうね。
『ひよ&びびっと!』
スカートの丈が短いと指摘を受けるあやもりん。で、そのいいわけがまたすごくて、昨日突然身長が20cm伸びました! ってそんなわけあるかい!
学校内でも伸び伸び動画を撮りまくっているあやもりん。ちょいとやりすぎたか、さすがに放置しておけなくなってきているようなんですね。みたいな話をしていた矢先に、生徒指導の小鳥遊先生を前に泣いているあやもりんを目撃するひよ。これは大変だと、あやもりんファンたちを招集して対策会議を開くんですが、あのひよがこんなにも堂々と指導的立場でカリスマを発揮するだなんて! いやもう、好きという気持ちは偉大なのですね。
そしてあやもりんを守るため行動に移すひよですよ。自分が問題行為をすることで先生の目をあやもりんから引き離す! いや、作戦はいいんだけど先生だけじゃなくあやもりんまで戸惑わせちゃってるじゃん! で、ついに泣いてた理由判明して、ああー、ひよったらまったくの取り越し苦労だったんだ!
あの静かにダメージを受けているひよが、なんだかかわいそうでかわいかったです。
『うさパン焼いて悪いかよ!』
うわー、今回は結構な重要回ではありませんか。疲れてぼんやりしていたせいで、うっかり文化祭のクラスの出し物に、可愛い喫茶店を推してしまったハチであります。そしたらすんなり決まってしまって、焦ったのが言い出しっぺのハチですよ。
カワイイもの好きであることを隠していた、つもりになっていたハチ。皆からいろいろ聞かれて荒れちゃって、しかもカワイイもの好きであること、クラスの皆にバレバレだったと発覚、もう手がつけられないほど荒れちゃって、その過程でですね、可愛いもの好きであることをからかわれたかつてのハチの記憶が描かれて、ああ、ハチ、よっぽど傷ついていたんですね。この場面、結構なシリアスを感じました。
でもね、皆は悪くないとわかっていながら荒れるハチに、委員長が渾身の告白。ヘビメタが好き! けれどハチと同じように皆から酷いこといわれて隠してきたんだって、その告白がクラスの皆を動かして和解にいたり、ハチも素直になれたこのやりとり、先生はなにも関与してなかったですけど、本当に感動的で、ハチにとっても大きなできごとだったろうなって思えたのでした。
しかしとばっちりはややですね。もはや定番の被害担当。最後の叫びに、ややの悲しみを見ましたよ。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第4号(2024年4月号)
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