『まんがホーム』2024年4月号、一昨日の続きです。
『ガチ恋カウント2.9』
リコと一緒にいるところをダテン、ケルビィ両選手に目撃されてしまった芽生子。ああ、ついにメイデンであることをリコに知られてしまうのか!? と思いきや、なにか事情があるのではと気を使ってもらって無事にやりすごすことができました!
これ、よかったのかな? ここで素性がバレた方が、あとあといろいろスムーズだったりしたのではないか。いや、ここで相当ややこしいことになったりした可能性の方が高い? ともあれ、メイデンについてはこのアクシデントがよい方向に働いたのは確かで、これまで距離を感じていたダテン、ケルビィに思うところを素直に話すことができて、その距離がばっちり縮まったんですから、リコ、ナイスアシストでしたよ、本人はなんも知りませんけど。
そしてこの交流は次の試合で見事に発揮されて、かつては見られなかったスリープラトン。新境地にいたったメイデン、ダテン、ケルビィが華麗なコンビネーションを決めて見せて、ああ、リコの存在が周囲に働きかけるこうした効用、これがまた面白い! いや、リコはなんも知らんのですけど。
そして次なるシチュエーション。ヴィ・ド・シュバリエの霧島琥珀と伊集院瑠璃が登場、練習生に声をかけてきて、さらなる試練がリコたちに課せられる!? ええ、さらなる成長に期待ですね。
『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』
今回は高齢猫さんが入院です。摘便、浣腸してから点滴というのですが、そうかあ排便困難があるんですね。こうなると、いろいろつらそう。実際今回の描写でも、浣腸で大きな叫び声あげて激怒。そこからの排便でもつらそうな声を出して、それだけにキョウスケの気づかい、それが沁みたのかも知れませんね。
しかしこの老猫吉さん。キョウスケより年上なのにもびっくりですが、先生やくまちゃんの駆け出し時代を知ってるんですね。なめられたり逃げられたり、さらには猫パンチくらわされたりと、大変な苦労があったみたい。でも、老いには勝てず今はもうそこまで暴れられない。それを悔やみながらも、スタッフの成長、その実力を評価してるの、貫禄でありました。
その吉さんと飼い主のきずな。互いに老いながらも、ともに長生きしようというその気持ちがいいなって思わされて、ええ、本当、吉さんには長生きしてまた元気な姿を見せてほしいと思う。そんなエピソードでした。
『うちの秘書さま』
わあ、扉の七瀬さん、めっちゃかっこいいね。と思ったら、本編はしょっぱなからナンセンスな導入ですよ。でっかいプレゼントボックスに入って母がやってくる。ホワイトデーのプレゼントだというのですが、はじめにはゲーム機ですって! もう喜んじゃって……、でもこれがほしくばプレゼント配るの手伝えと。それで会社まで連れていかれるんですね。
会社での様子がほんとおかしかった。即戦力外になる母。不審者扱いされるはじめ。不良社員との遭遇あれば、おばちゃんに歓待されるはじめなどなど。でもつきあいづらかったりする相手よりもまだいいんじゃないでしょうか。なんなら手伝ってもらったらよかったのに!
はじめはこういう人好きするところがいいんだと思う。おばちゃんとかからたいそう好かれそうですよね。ええ、しっかりかわいがられるといいのです。
『歌詠みもみじ』
最高やった。もみじの家庭教師、花見咲子が病に倒れ、それを見舞うもみじ、そしてお邪魔虫千恵。咲子ともみじをふたりきりにしてなるものかと、完全防備で介入してきたというのですか。
でも風邪の見舞いにマスクして手袋して、アクリル板で防御してと、それ正しいけど、どうせなら咲子にマスクしてもらわなきゃ! しかし千恵も、普通の友達の領域から踏み出さんとしていることがありありと見てとれて、私としては咲子を応援すべきか、千恵を応援すべきか、痛く迷うところなのでありますが、そこでまさかの千恵×咲子という天啓が!
ああ、なんという素敵な三角関係。もうこのまま三人で仲を深めるのがいいのです。
ラストの体調を崩した千恵。回復しつつもまだ本調子じゃない咲子、ふたりがもみじを求めるその切なさに、もみじも発熱! 三人ともに床に伏すという展開。ああ、さらなる追い百合はありませんでした。残念です。
- 『まんがホーム』第38巻第4号(2024年4月号)
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