『まんがタイムきららキャラット』2024年5月号、発売されました。表紙は『mono』。TVアニメ化決定! の大変めでたい文句を掲げるようにして、シネフォト研究部の皆が揃って登場です。この独特の画角! これこそが『mono』! と思わせる全周カメラの絵が、メインの子らと、その後ろに参加してる春乃と、そして背後に広がる周囲の光景! 全部を一度にとらえて、これこそが全周カメラの面目躍如! メインにフォーカスしつつ、周辺の空気をとらえる、これこそが『mono』息づかい。などと思わせてくれるいいイラストです。
今月は新規ゲストが2本です。
『輝!!聖キラーラ女学院』
なんか世紀末を感じさせる漫画がきましたね! 時は、いや舞台は世に名立たるお嬢様学校、聖キラーラ女学院。しかしその実態は、世間が想像するようなお嬢様学校とはまるで違った、ある意味魔窟。自尊心とわがままと理不尽、暴力、その他が吹き荒れる異常な世界。そこにまぎれこんでしまった、ある意味被害者である庶民代表六印かめめは、いじめられるわ、つかいっぱにされるわで、まさしく不遇の境遇にあったのでありました。
しかしこの漫画、絵の圧がすごい。メインどころは美少女寄りに描かれてはいるけれど、モブになるほどにそれこそヤンキー漫画かなんかから抜け出てきたの? というほかなさそうな風貌になって、時はまさに世紀末。腐敗と自由と暴力のまっただなか、といった雰囲気をひしひし感じさせるんですが!?
とそんな掃き溜めのような学校に降り立ったのが、皇運命。輝きをまとうその人は、かめめにとっての救世主。その誇り高い御姿と誰をも寄せつけないオーラでもって、腐敗した令嬢たちを圧倒するその人は、いつかこの魔窟キラーラ女学院の頂点に立ち、浄化せしめることとなるのでしょうか!?
という感じのお話みたいですよ! なんかすごい!
『アンドロイドのレシピ』
どう考えてもおかしいレベルで値引きされていたアンドロイドを、警戒もせず購入してしまった渚のもとにやってきたのは、正真正銘高性能アンドロイド? 見た目にも美しい、けれどプロトタイプゆえいろいろ足りていない? 説明書は英語のみ、OSのインストールはディスクが50枚! って、それFDじゃないよね!? 昔のWindowsとかって、それくらいの枚数あったらしいよね。でも今どきだからDVD!? となると、結菜さん、よくぞ数時間でやっつけましたね!
かくして動き出すアンドロイド。第一声こそは出落ち感ある微妙なものでしたが、設定さえちゃんとすれば、ちゃんとした応答をしてくれる。くれた? いや、やっぱなんかおかしいよね? それも経験不足がためでしょうか。
かくしてレシピと名づけられたアンドロイドを、様々な経験でもって育成させていこうというこの漫画。いうなれば、結菜と渚の選択いかんで、レシピの今後、その性格もろもろ、性能いろいろが決まっていくってこと!? となれば、ふたりの責任重大ですね!
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第5号(2024年5月号)
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