『まんがタイムきららキャラット』2023年2月号、先日の続きです。
『うさパン焼いて悪いかよ!』
学校への犬乱入! たまにありましたよね! で、学校中大騒ぎのお祭りみたいになるんだけど、今回ハチたちの学校にきたのは、見るからにデカい! ゆえに怖い! 学校中大騒ぎで逃げ惑う生徒たち。しかもハチのクラスにやってきて、パニック寸前! といった状況で、犬用のパンを取り出し手懐けてしまうというんですから、ハチさん、すごいですよ。
デカくて威圧感ある犬だけど、ハチはほんとに可愛がってて、その気持ちの高揚が見てとれるのもいい感じ。でも人前ではクールを気取ってるから、なかなか可愛がれなくて、その不器用さ! でも犬は自分に好意持ってくれてること、ちゃんとわかってたんでしょうね。もうほんと、なすがままじゃないですか。
実は犬がこわいクマ。迷い犬にも近づけなくて、でもハチに諭されて勇気出して触れてみた! この犬との和解の流れ、いい話じゃん! と思ってたら、まさかの記憶よりゴワゴワって素直な気持ちが出てきて、もうおかしくてしかたなかったです。
このわんちゃん、ハチはジャンボと名づけてましたけど、ほんとの名前はチョコちゃんだったんですね。別れの場面ではハチもクマも涙にくれて、これほどに愛されてチョコも嬉しかったのでしょうね。再開した時の嬉しそうな様! ふたり、いやひとりと一匹、ともに本当に喜びにあふれていました。
『ニチアサ以外はやってます!』
特撮研の作った動画、『オン・ユア・ゲイズ』でありますよ! これ、劇中でも映画を撮ろうとしているんですね。地球を狙う異星人たちに見せるべく、地球にヒーローアカリありとアピールする映画を撮るっていうんですよ。
ちょっとモキュメンタリーっぽい出だしから、ヒーローになるアカリと特捜研部長ロミィとの友情ものニュアンスに視点が移ってきた、そう思わせた矢先に日常を打ち破ってくる巨大怪獣!
この見せ方。一気に日常が非日常となり、そして我らのヒーローが出現。ここからは巨大怪獣とヒーローの大立ち回り。ああ、皆で作った強遠近セットで撮った場面がこれだ。
この映像ができあがるまでの一連のできごと。あかねとたすくの関係もそうならば、あかねを信じ大掛かりなセットを作りあげた部の皆の頑張りも、すべてがこの瞬間に結実したんだ。そう思えば、語られたストーリー以上にぐっとくるものがありました。まさに皆で作り上げた映像、世界。こうして上映され、皆に受け入れられることで、より以上の広がりを獲得するのではないか。そんな思いもまたしたのですね。
映画に対する反響は次号を待つしかない。ええ、この上映がもたらす結果、それを見るのが楽しみでなりません。
- 『まんがタイムきららキャラット』第19巻第2号(2023年2月号)
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