2023年1月7日土曜日

『まんがタイム』2023年2月号

 『まんがタイム』2023年2月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。寒い季節には温泉、ということで入浴している天海さんがメインです。『花丸町の花むすび』は彗ちゃんが湯上り浴衣姿で手には瓶牛乳。『この契約は恋まで届きますか?』八千代さんも湯上り浴衣姿です。『秘密のお姉さん養成ノート』蛍は檜かな? 木の湯船にどかっと足を投げ出すようにして入って、これ、セクシーよりもやんちゃっぽさが表に立つの、実に蛍らしい素敵なお姉さんへの程遠さでした。

『まほろば小町ハルヒノさん』

夏休みも部活に頑張るちあき。ハルヒノさんと一緒に天川村へといきまして、あちこち見てまわるのですが、ハルヒノさんにとっては懐かしくもあり、同時に変化を感じさせる新しい場所でもあった模様。あのトロッコ列車にはしゃぐ姿とか、ライトアップされた鍾乳洞、そこで出会ったお社に驚いたりと、本当に忙しそう。このいろんなこと、ものに感情を動かす姿、これが神使としての彼女にとってのギャップ、チャームポイントになっていると感じさせられました。

しかし、天川村、見どころたくさんあるんですね。川に洞窟に吊り橋にと、自然ありそして温泉宿の景観ありと、人の暮らしと歴史の感じられる場所ということを実感させられたレポート仕立ての今回。見ていて飽きない、どころか、天川村への興味がわいてくる、そんな一本でありました。

そしてふたりの天川村紀行はまだ続きます。旅館にふたりで泊まることに? 来月は休載! ということで、この状況で二ヶ月待ちでありますよ!

『良倉先生の承認欲求』

良倉に進路の相談しにきた星畑。先生、慕われていますね。親しみやすいとかお菓子がもらえるとか、いろいろいいとこ微妙なとこあるみたいですけど、OLさんバレしてることもあってか、星畑にとっては素直になんでも話してくれるみたいな感じもあって、この距離感は確かにいい感じ。教師としての節度は忘れないけれど、教師と生徒の親密な信頼みたいなも築きあげてるなあと思わされるふたりです。

星畑が聞いてまわった写真部関係者の進路や将来の夢。一美が結構大きなこと考えていたり、氷高がいよいよOLさんの正体に迫りそうなこといい出したりと、本当面白い。かと思ったら、水元は良倉のもといろいろやった活動に刺激を受けていたりして、こういうところ、すごくいいなあと思ったのでした。良倉もちょっと調子にのってますけど、その嬉しさはわかる気がします。

そして良倉の過去の話。なんで先生になったのか。ちょっと不純なところからスタートした回想でしたけど、でもこういうかっこわるいとこもちゃんと星畑には話すんですよね。これが星畑から信頼される所以ですよ、きっと。でも、ちゃんといい話もあって、それでいて駄目っぽいとこもあって、そのバランスで考えすぎることないよって星畑の気持ちを楽にできたのだったら、これはアリだったのでは?

ええ、やっぱり良倉、いい教師だと思うんですよ。真摯な人だと思うんですね。

『この契約は恋まで届きますか?』

突然の豪雨に強風。交通機関もとまってしまい、徒歩でと思うも傘が一発でおちょこになってしまうこの状況。野田の家で雨がおさまるのを待つも時間ばかりが過ぎ、もう夜の9時になってしまった。

ここで八千代の身を案じた野田が、泊まることをすすめるのですね。一瞬動揺したのかな八千代さん。けれど考えなおして泊まっていってくれることになりました。

ここからの様子、いい雰囲気でしたよね。家にあるものでさっと作ってくれた夕食。野田にとっては念願の味噌汁。感動のあまり泣くほどなんだ! そして八千代のパジャマは野田のお手製。そうだった! 以前にも野田の作った服を提供したことありましたね。ほんと野田の手芸力、裁縫力、ただものではありません。

どちらが廊下で寝るかのジャンケン対決を経て、野田が廊下で寝ることになりました。けどまさかの野田が寝ぼけて、いつもの行動が出ちゃったか! 八千代の寝ているベッドに入ってきてしまった、最初はちょっと緊迫の瞬間でしたよね。でもそれからは味噌汁の唐揚げのオムレツのと、よっぽど嬉しかったのか、八千代の作った夕食のメニューを寝言で繰り返していたというんです。

よかったなあ、野田、寝言に出たのが食べ物ばかりで!

しかしこの一夜のできごと。八千代にとっても大きなものだったみたいですね。雨の音にかき消されたのは胸の鼓動? そして会社の廊下で野田とすれ違った八千代の反応。これ見るかぎり、この契約は恋まで届きそうでありますよ。

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