『まんがタイムきらら』2023年2月号、発売されました。表紙は『星屑テレパス』。お正月らしく振り袖着た海果と瞬が華やか艶やかな表紙。ふたり、羽根つきしてるんですね。海果の羽子板には宇宙人が、瞬のには電? なんか金色のビカビカしてるのがあしらわれていて、今まさに海果が額に☆を墨にて書かれているところ。瞬の頬には稲妻マークが描かれて、このふたり頬赤くしてる様、高揚感もあるいい表紙です。
今月は新規ゲストが3本です。
『神様たちのおてつだい』
神社の手伝いをすることになった矢代木みこ。境内の掃除をしたりお守りやおみくじ販売したりが主だけれど、その他に神様のお世話というのがあって、人の姿をしている神、ヒノコの身の回りの世話をする。それだけだったら、神社の手伝いの延長といったところでしょうが、ちょっと違うのは、子守りの要素が出てきました。
ヒノコの娘、小さくて元気なキバの世話をするようおおせつかりました。これは、いろいろ手のかかるキバをみこに任せて、自分は神としての仕事を頑張るということなのかな? そう思っていたら、ヒノコは引退を考えている模様です。いまだ未熟なキバの成長を待っているというのですね。
ということは、見習い神様キバの修行? OJTにみこもつきあうことになるのかな? なんだか思ってたよりも大変なことになっていきそうですよ、みこさん。
『しんぶんぶ』
新入生、白木朔が興味を持ったもの。それは入学式の様子を撮影する女子ふたり。ひとりはカメラ担当、もうひとりは踏み台担当!? 踏み台を持って押さえてるとかじゃなく、自身が踏み台になっている。そのあまりにおかしな振る舞いに、ばっちり心つかまれてしまった朔。友人の友と一緒に、その正体を探るべく校内を探すというんですよ。
まずは写真部と当たりをつけるも違った。じゃあ他にカメラを使いそうな部……、ということで新聞部を訪ねてみたら大正解。カメラ持ってたちびっ子先輩は二年の中村美奈、踏み台になってたのは同じく二年の瀬野秋希。ふたりにロックオンされるも、決してひるまない朔よ。その個性、変わり者のオーラは新聞部のふたりに勝るとも劣らない。この部に入っても充分対応していけそうです。
かくして新聞部に、新聞とは無関係に興味を持った朔の入部は決まりました。なにをするかもわかっていない、自分が新聞作り、取材や記事を書くのに向いてるかどうかもわからない。そんな闇雲な出だしが描かれて、はたしてどうなることやら。波乱というか騒動というか、大丈夫? いろいろ心配になりそうな状況です。
『すきあり・すけありー』
突然の金縛りに見舞われた堤東ユリが見たものは、どこからどう見ても怪奇現象。身に覚えのないマイクにクラッカーが落ちてきたかと思えば、不可解な存在がトランプタワーを築いている。さらにそれ以降体が重いというので、友人のあいに相談したらば、霊現象ではないかとのアドバイス。紹介してもらった霊媒のすすめで、取り憑いている三人を成仏させるべく、その望みをかなえてやることとなりました。
はいいんですが、まずは見えるようになるところからスタート。霊媒師オリジナルの視え〜るお茶とやらの力で、修行やら霊能力やら関係なく霊が見えるようになります! って、すごいな。この霊媒師、本物かも知れん。
こうして自分に憑く霊と対面したユリ。女子高生くらいの三人組に戸惑いながらもその願いをかなえてあげると申し出たら、この世で遊びたりない彼女らから、満足するまで遊びたいといわれてしまった。
うつぎ、つつじ、しおんの三人。長期間、霊に取り憑かれていると心身が蝕まれて死ぬという。ユリは自分の命が尽きるまでに、女子高生霊三人を満足させ、成仏させることができるのか? タイムリミットあるのは大変! ユリの企画力、盛り上げ力が試されます。
- 『まんがタイムきらら』第21巻第2号(2022年2月号)
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