『まんがタイムきららキャラット』2023年3月号、一昨日の続きです。
『恋する小惑星』
大学生の実態に触れるべく、桜の部屋にやってきたみらにあお。と思ったら、イノ先輩まで! 思いっきり自室のようにくつろいでるモンローまでいて、地学部としての初年度メンバー、勢揃いですよ。
大学生たちの日常。高校生よりもずっとアクティブで、自由度の高いことを知って、ちょっと驚いてるみらですよ。夜中にカラオケいってるの? こうしたところはほんとに意外で、レポートやるにもカフェにいったりする? これ、見栄はってるだけなのか、それともほんとに普段からそんな感じなのか、ちょっと気になるところですよね。
大学の時間割についても、高校生には意外な感じですよね。高校と違ってあらかじめ時間割が決められていない。自分のテーマにもとづいて、必要な単位を選択していく。人によって時間割違うし、たくさんとるのも最低限にとどめるのも自由。みらとあおには新鮮だったようですよ。
今回のエピソード、みらたちの目標、小惑星探しの新しい展開を後押しするためのきっかけづくりだったのでしょうか。新しいヒントを得るために桜とモンローがつてを辿ってくれるという。これが桜やモンローの世界をより広げるきっかけとなるかも知れないし、またみらたちの目標達成の一歩となるかも知れない。
この、テーマを定めて目標に向かうことが世界を広げるというところ、この漫画のらしさがよくよく出ていたと思いました。
『ごきげんよう、一局いかが?』
冴、思い切りましたね! 変な噂が広がってるからと、千星や乃々花との麻雀活動を自粛していた冴。まわりから変な子と思われたくない。場から浮きたくないと気持ちがあまりに強いせいだったのだけど、でもなんでそう思うようになったのか。
帰宅後、オンラインで千星たちと麻雀打っている時に、その気持ちの大本に立ち返ることができたんですね。普通でいたかったのは、友達が欲しかったから。ええ、冴にはもうこうやって一緒に遊べる、そして自分のことを心配してくれる友達がいるんですよ。思いがけず麻雀が繋いだ縁。それが冴にとってどれほどに大切なものとなっていたか。そしてその存在の確かさに触れて、今どれだけに心強いものとなっているか。
冴の心がどんどん強く、生き生きとしてくるその様に、ただ麻雀を打てたからということ以上のもの感じさせられたのでした。
そして冴はもう噂のことなんて気にしない。いや、ちょっとは気にしてるね! でも、教室でも普通に千星に話しかけて、すっかり立ち直れたみたい! そして千星はさらに前進、噂の出どころ調査をしていたっていうの!
ああ、この子、いつぞやの物陰から千星たちを見ていた子だ。どんな子かと思ったら、乃々花の妹? 妹分? 純礼という子、乃々花を冴にとられてはたまらないと噂を流すにいたった模様。頑なさ見せるその様子。打ち解けるのはいつの日か。まだまだもう少し悶着ありそうですよ。
『ひよ&びびっと!』
奇行の目立つひよ。なぜかというと、あやもりんと一緒に部活動できるから! あまりの僥倖になにをやるにも手につかず、授業中だって気もそぞろ。それはそれは日常生活も危ぶまれるレベルなのですが、それがあっさり肩透かし。あらー、あやもりん、部活にこないの!?
思いきり引っくり返ってるひよが可愛いよね。来てほしい? って聞くあやもりんに、黙ってうなづくひよ。ふたりいい関係だなあって思いましたよ。
あやもりんから相談されるんですよ。動画のネタをどうしようって。自分な好きな動画、見たいあやもりんをリクエストできる機会が舞い込んできた! ってわけですが、それで欲望に負けず自制するひよがすごい! いや、普通に自分の欲望一直線でもよかったのでは? そんなにおかしなこといわないでしょ、ひよなら。いや、ゆうのかな? ひよの欲望とはいかなるものか。そこにこそ興味もわこうというものですよ。
さて、ひよのアドバイス。あやもりん癒しのASMR! というのですが、あやもりんの偏ったASMR観が炸裂! 罵倒音声にひよがダメ出しするも、男子どもには大好評!? ここで男子を追い出す過激なひよの言動に、これはこれでと喜んでる男子ども、君ら本当に高校生か。あまりにも変態のレベルが高すぎやしないかね!? 彼らの将来を案じてしまう案件でした。
さて、ひよのさらなるアドバイスにより完成を見たあやもりん癒やしの応援ボイス。いざこれを動画に仕上げてみたら予想もしない展開に!? 動画に寄せられた最初のコメント、「どこが癒やしなんだ…」がもう端的に面白い。ほんと、きっとこれはこれであり、ってなっちゃったんでしょうね。あるいはツッコミどころが勝利の秘訣だったのかも。話題になったようで、あやもりん的には全オッケーですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第19巻第3号(2023年3月号)
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