2023年1月5日木曜日

『まんがタウン』2023年2月号

 『まんがタウン』2023年2月号、発売されました。表紙は『カリアゲくん』のテレビドラマ化を押し出して、実写かりあげ正太が漫画かりあげ正太と共演でありますよ。しかしこのタイミングでドラマ化とは、正直驚きました。放送するのはBS松竹東急。あわせてかつてテレビアニメ化された『かりあげクン』もやるみたいですよ。このドラマ、ヨーロッパ企画が参加しているんですね。これはちょっと期待していいのかも、なんて思わせる布陣です。

『押しかけギャルの中村さん』

今回はすごかった……。

お化けが怖いからと嘘をついて肝試しを辞退しようとする秋山に、じゃあ俺がふたりでここに残ると、すかさずふたりきりシチュエーション作りにかかる後藤氏の積極アタックが炸裂! 夏の海、男と男ふたりきりの夜、なにも起きないはずが……。とか思っていたら、終盤まさかの秋山半脱ぎセクシーショットですよ。うわ、なんだこれ、火力強すぎないですか!? いつかほんとに死人が出ますよ!?

秋山の嘘はお化けが苦手な中村を守るためだったんですね。中村のメンツを守るため、情けない役を自ら買って出た秋山。こうしたさりげない優しさを見せるところに中村はひかれたりしているのかなと思ったりしたのですが、なんせなかなか気持ちを言葉にしない中村に、基本自信に欠けている秋山でしょう? 全然進展しないのね! でも秋山は秋山で、自分が中村をどう思っているか、自身の気持ちに気づきかけてるしで、まるで変化がないわけでもないんですよね。

そしてこの停滞を打ち破るか、帰りの遅い皆を心配しての洞窟探索。そこでのアクシデントが女友達に誤解されたりしたんですか!? これ、こうしてふたりは外堀を埋められていくみたいな感じになるのでしょうか。だとしたら、さすがになにかしらの変化、進展があるかも知れませんね!

いや、それでもなんら動かない可能性も高そうなんだけど。

『兎なりのウサギさん』

レポートに、木をかじるのに、いつも以上のやる気を見せているひとりと一匹。まずは見事に目標達成した一匹が、その成果を見てもらおうとアピールしているというのに、当のひとりはレポート作成に夢中。面白くない一匹が、そろりそろりとひとりの背中に忍び寄る。

いやあ、この展開、PCに嫉妬したみたらしがケーブルとかかじったらどうしよう! ちょっと心配したのですが、よかった、みたらしはだるまさんがころんだ、スリリングな忍び寄り遊びに没頭。危険なことはなにひとつありませんでした。

みたらしの遊びに気づいた紅詩と青枝、ふたりの反応が面白かったですよ。普通に楽しい紅詩。対して、尋常ではないオーラ発する青枝。なんかバトルものの強敵みたいになってるよ!? 殺気とか闘気とかじゃなく、紅詩に対する好き好きエナジーだったんですが、あの頬をさわられて、顔寄せられての最大出力! みたらしがふっとんでるじゃん!

ほんと、あの絵面だけでも面白い。その後の燃え尽き青枝にタッチ成功して達成感得ているみたらしもまたいい表情でありました。

『あの世で猫になる』

幽霊ならではのすりぬけスキルを活用して、扉を開かずクローゼットの中を探るタマ。しっかり朝倉さんの助けとなって、タマもまた嬉しそうです。冷蔵庫の中もしっかり確認。省エネ、節電に貢献する、素晴しい技能じゃありませんか。

からの、ちょっとやりすぎてしまうタマ。下階の吉井さん家を覗いてみたりと、結構なやりたい放題。天井裏を覗けば、こっちはこっちでやりたい放題のネズミの住処が見つかるという、このやりたい放題コンビのやりとり、いつもながらいい関係だと思います。

そしてタマさんの失敗。内見にきたお客さんに見られて逃げられちゃった! あー、大家の大島に弱味握られちゃったじゃん。それで開かずの金庫の中身を確認するはめになって、ひどい悪辣なやり口に加担せねばならなくなった!

タマが金庫の中で見たもの。古い人形とかおもちゃというのですが、アンティークトイとかだったりせんのかな? と思ったら、まさしくそのとおり! でもそれで大島にちょこっと恨まれるタマ。いや、これに関しては古い人形、おもちゃというキーワードからアンティークの可能性を読めなかった大島が悪いよ!

そして最後にちょっと釘を刺されるタマ。ええ、便利だからといって、やっぱりちょっとやりすぎちゃったようですよ。

『まあみさんとレトロ遊び』

今回はプラモデルの話。おもちゃのトイダでは、プラモデルの販促も兼ねてプラモコンテストを開催。古いキットも売りたいというのですが、昭和のプラモデルとかものによってはレアで高値になってたりせんものなの?

プラモデルの在庫、かにとかあるんですね。これ、売れたのかな。あるいは、今でも欲しがる人いるのかな。1/4ならぬ4/1、4倍スケールのプラモデルというのがなんか逆に面白かったです。

鹿のうんこのプラモデル、これ、実際にあったんだ……。鹿のフンが歌詞に入った歌が、おかしい、面白いとバカ受けして大流行したことがありましたが、そん時にでたものでしょうか。実際、あのはやりっぷりからしたら、それなりに売れた可能性がありますね。

えーこが作っている、昔のプラモデル。ちょっと無骨なロボットを組んでるというのですが、墨入れをしてみたり、さらにはウェザリングをしてみたり。今は昔と違って、手軽な墨入れペンがあったり、ウェザリングも便利なペンやら粉があったりと、作りやすくなりました。で、漫画でこうした道具を使って上手に作るノウハウが紹介されるのはなんか不思議と懐かしい。そうですよ。昔は、こういうの紹介する記事とかが漫画雑誌に載ってたりして、漫画仕立てで解説されてたりして、というのがよくありました。

懐かしのプラモデルを懐古しつつ、懐かしのノウハウ漫画の雰囲気も感じられる。その感触、実によかったです。

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