『まんがタイムきららキャラット』2023年2月号、昨日の続きです。
『魔法少女はやめさせない!』
悪の組織、アーク・Mのメンバー、最後のひとりが登場しましたよ。と、その前に、魔法少女の職探し問題! 陽が無職なの、なにかしら世の中に失望してとか出不精が祟ってとかそういうのかと思ったら、いつでも出動できるよう定職につかせてもらえないのか! 大変だな、魔法少女。働く意欲はある、せめてバイトでもと思っても妖精が許してくれない。
なのでアーク・Mの戦闘サイボーグ、パピコも巻き込んで、魔法少女活動に支障がでないことを条件にバイト認めさせるっていうんだから、ほんと、魔法少女とアーク・M、なんで戦う必要があるんだろう。実は仲いいし、普通に交流もしてるよね、君たち。
ここで登場してくるのがアーク・M所属の博士、マッド・ムーン。うわー! 小柄眼鏡お嬢さんだ。口が悪い、やたら好戦的で威圧的。かと思ったら、パピコがいないと急に弱気になるんだ。黒神れおな。天才ゆえに孤立し、世を、人を恨むようになったというんですけど、これ、なにかしらの理由で社会と和解できたら、いろいろ解決しそう。というか、陽とも普通に交流できるようになったらそれだけでもれおなの世界は広がりそうな気がしますよね。
しかし、このれおな24歳、小学生の瑠奈に頭があがらない? 瑠奈、やっぱ組織のボスなんだなあと実感させられた描写ですけど、いやほんと、れおなが強く出られる相手ってパピコだけなんかな。だとしたら、パピコはれおなの母ちゃんみたいな感じなのかも知れませんね。作ったのはれおなですけど。
『ふたばコミュニケーション』
ふたばが一緒に帰ってきたのは、クラスの友達知里ちゃん。はじめて会う子、知里とふたり残された鈴花の動揺。どうしたらいいのか、なにを話せばいいのか。それがわからず押し黙っている鈴花に知里、ふたりのすごくいたたまれない様子がスリリング! ふたばがいうように、ふたりはその人づきあいの苦手なところがよく似ていて、それだけになかよくなれそうというんですけど、ええ、ふたばの慧眼でしたね。
はじめは互いにおずおずと。けれどちょっとずつ打ち解けていったその先は、あんなに親しげに話せるように! ええ、これが鈴花の、そして知里にとっても、いい成功体験、自信につながるといいですね! なんて思えたエピソードでした。
そして知里を迎えにきたお姉さんというのが、鈴花と同じクラスの子。おお、これをきっかけにクラスの人間関係広がるのかな!? そう期待したら、まさかの口は災いのもと! 鈴花の強がりを知里が真に受けちゃって、そのままお姉さんに話しちゃったかあ!
でも、少しでも話せそうな相手はできましたよね。状況を打破する可能性は、やっぱり知里の姉にあるのかも知れませんよ。
- 『まんがタイムきららキャラット』第19巻第2号(2023年2月号)
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