2023年1月14日土曜日

ニコリのパズルS へやわけ

ヤバいゲームを買ってしまった。やめ時がわからず、延々遊んでしまう系。うっかりはじめてしまうと、ひととおり遊んでしまわないと気がすまない系。最初は、ひとつだけクリアしたら終わろうと思ってるのに、もうひとつ、今日はみっつだけ、みたいな感じでどんどんプレイ数が増えていく。結果初日は難易度らくらくをすべてやっつけるまで遊んでしまって、なんと怖ろしいゲームなのでしょう。一度クリアしたくらいじゃ問題の解き方把握できないから、何度でも遊べる。これがたったの500円っていうんですから、本当、他のシリーズにも手を出してしまいそうです。

へやわけのルールは簡単です。

  1. 太線で区切られた部屋に書かれた数字の数だけマスをぬりつぶす
  2. 白マスは縦横それぞれまっすぐに3部屋にわたって連続してはいけない
  3. ぬりつぶした黒マスは縦横に隣接してはいけない
  4. 斜めに連続した黒マスで閉鎖区域を作ってはいけない

これくらいですかね。

このルールのおかげで、角にある黒マスふたつの2×2部屋とか外壁に隣接する黒マス3の2×3部屋は初手でぬりつぶすマスが確定します。黒マス5の3×3部屋はどこにあっても確定。同時に、部屋に隣接する白マスも確定するので、こうした初手で答のわかる部屋を探してそこからじわじわと塗るマス、塗らないマスを見つけていくというのがこのゲームの面白さです。

こうした確定する黒マス、白マスは、遊び方に記されたコツだけじゃなく、やっているうちにだんだんわかってきて増えていくのが面白い。例えば黒マス3の2×3部屋は、3の辺の隣接ひとマスが白で確定するとか、2の辺が外壁に接していたらさらに左右ひとマスずつ白が確定するとか、そいういうのがわかってくる。

最初のうちは、これ、手掛かりが少なすぎない!? とか思って戸惑うんですが、よく見ているうちにわかってくる、慣れることで見えなかった手掛かりも増えていく。なかなかに奥が深いゲームだと思います。

このゲームのよくできているのは、ルールに従って解いていく道筋に迷いがないということでしょう。どっちのマスを塗ったらいいかわからないから、適当にこっち! みたいな局面がないんです。あるマスを試しに塗ってみたら、白マス3部屋連続禁止のルールにもとづいて発生した黒マスが閉鎖領域を作ってしまうからここは絶対に白マスと判明する。そういう理路整然とした気持ちよさがあるんですね。

ぱっと見、大きな領域に空白があると思っても、黒マス3の2×3部屋を右配置に塗ると、隣接する黒マス4の2×4部屋の塗りが確定し、さらに隣接するマスが確定し、結果閉鎖領域ができてしまったり黒マスの隣接が生じてしまったりで、正解は左配置だったことがわかるなど、ひとつの部屋だけ見ていてもわからないことが、連鎖の必然を追うことで明確になっていく。

ひとしきり遊んでみて、こうした理詰めで解けるパズルの面白さはきっちりと割り切れることなんだろうなと感じています。数独なんかもそうですよね。ルールの束縛にしたがって解き進めることで、次々ヒントが出現していって最終解決にたどりつく。結果にいたる流れは何通りかあったとしても、真実はいつもひとつ。最初は少ないヒントからおぼろげに道筋が見えてきて、最後にはもう一直線!

そのきっちりとハマる感覚に魅了されるタイプの人間には、ニコリのパズルのシリーズは大ご馳走であろうと思います。

しかしこうなると、3DS向けのシリーズも欲しくなっちゃいますね。ダウンロードソフトの販売終了まであと2ヶ月ちょっと。駆け込みで買っちゃってもいいかも知れませんね。

1 件のコメント:

quoiz さんのコメント...

ニコリのパズル、中毒性があるというか本当に手が止まらなくなりますよね。
3DSだったかDSだったか忘れてしまいましたが、なにかの拍子にスリザーリンクをやり始めたら、しばらくずっとそればっかりやってました…