『まんがタイムきらら』2020年3月号、一昨日の続きです。
『ゆえに、アイドル革命!』
ここ異世界にCHU♥IN GAMを知るものが現れた! なにもの!? CHU♥IN GAMのファンだったという。見た目まだ未成年といった感じの女の子。トラックにひかれて気づいたら異世界にいたという、CHU♥IN GAMとは違う王道的異世界転生コースたどったんですね。
しかし面白かったの、このファンの子、ユメの正体をめぐるいろいろですよ。そんなにファンがいたわけでないCHU♥IN GAM。最後に見た現場、ショッピングモールでのステージには10人くらいしか観客がいなかった。その中にユメもいたというのなら、いかにも覚えがありそうなのに、誰もユメのこと知らないという。不思議!
とか思ってたら、ユメの正体、そういうこと! これは盲点でした。だって、転生前と転生後で姿、性別が同じとは限らない。そうだよ。普通に転生したら幼女になってて、みたいなのもあるじゃんよ。ユメも同様、最初は転生前は成人だったという情報。なるほど、見た目の年齢が違うのね? もともとOLだったのね? と、これもまたミスリード。おおう、幻のデビューライブを知っている、さらにキレキレのヲタ芸披露! というか、これでついにバレるのか。ああ、そういうこと! いやあ、すっかりやられましたね!
ユメの正体、もともと男で、おっさんで、トップオタのアイツっていわれてますね。ああ、ユメとはずいぶん雰囲気違いますね! もとの姿を見せられたら、こんなにも可憐な美少女でも、ちょっと微妙に距離とってしまう感? さらには一緒に温泉にみたいな話になりかかってたの、おおう、ユメは最初断ろうとしてたよね、ギリギリセーフ! いや、ギリギリアウトなんか!?
見た目美少女中身はおっさん。ちょっと複雑? けど、正体露呈してからのユメの雰囲気、これはよかったですよ。なんだろう、さばけた感じ。ぶりっこよりもずっと魅力的。いいキャラになりそうな予感です。
『海色マーチ』
皆で水族館、完結編ですよ。
なんだろう、あんまり大きなできごとはなかったんですけど、普通に水族館まわって、ちょっとしたできごといろいろ。それが楽しくて、ひなたと珊瑚の話してた水槽に身に覚えのない生物が! ってやつとか。ふたりの性格の違いっていうのがよく出てて面白かった。自分はどちらかというとひなた側の人間かも。これ、ぱっきり好みがわかれそうですよね。
ほかにもね、あまねのいたずらと思ってがつんといったら、見知らぬ迷子の女の子で、おびえさせちゃったりね。この時のさすがに慌てた珊瑚が可愛かった。ジンベイザメ水槽のくだりなんかもね、大きくてすごい! 興奮するんだけど、ご飯食べてるときにヌーってこられるとびっくりしちゃうっていうの、これもくすりとさせられましたね。
今回、全体に小ぶりでチャーミングな印象あって、こういうの好みです。最後の、一度はシュノーケリング部への誘いを断りながら、姫も部員と知って即てのひらを返すひなた。こういうのもいい感じ。ちょっと現金、ちょっと強引? いいキャラクターだと思います。
『プリンセスヒーロー』
いい感じ! 悪くない締めだったと思いますよ!
学内であやしいマスクかぶってヒーロー活動しているレイナお嬢様。この子の幼少期の夢。それが今回、ひろかとの出会いをきっかけにしてかなったという流れがね、普通? オーソドックス? といえるような展開なのに、ちょっと普通とは違う経緯たどったからでしょうか、不思議と新鮮で、そしてレイナの喜びがね伝わる、そんな感触がね、よかったなって思ったんですよ。
最後の、レイナとひろか、ふたり連れだっての帰り道、その様子が愛らしくて、ほのぼのとふたりの気持ち伝わるようではありませんか。このシーンのよさ、それは宇宙人マスクとかクママスク、ウサギマスクでの活動風景、そのシュールさとのギャップあってのものだったりするのかも? といいたいけれど、今回はあのシュールなヒーロー活動もふたりの協調、そして助けられた人の笑顔など、魅力的だった。
ちょっと不思議なヒーロー活動、そしてヒーローではない素顔の彼女らの様子、そのどちらもに魅力が感じられたゲスト最終回。その両活動が相互に彼女らの魅力を支えあっている、そんな感触ありまして、これ続きが読みたいな。そうしたらもっとたくさんの彼女らのよさが引き出されてくるんじゃないかな。そんなこと思わせてくれたんです。
My Private D☆V
『あやしびと』のGAGAGAです。
『あやしびと』の延長? MPD☆Vでも人外的お嬢さんを提示されましてね、肩出しミニ和装の鬼っ子さん。小柄な体で大振りな武器。不適な笑いを見せたり、かと思えばおすまし顔。ツリ目、黒い白目などなどD☆Vポイントも多様多彩にとりそろえ、といいたいところだけど、これはあれだね? 最後に大きくドカンと押し出してきた、「クールそうだけどポンコツ」。すべてここに集約させるための前提づくりだね!?
最後の最後に可愛げ見せてくるこの流れは、確かに見ていてとてもいい。おどろおどろしさなんかも匂わせた後だからなおさら。しかもこれが結構な破壊力。ああ、これはD☆Vですわ。まごうことなきD☆Vですわ。
- 『まんがタイムきらら』第18巻第3号(2020年3月号)
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