もう、みんな、これ遊ぶべきだよ。『Pascal's Wager』。iOSとAndroid向けにリリースされた『ダークソウル』ライクのアクションゲーム。日本語リソースはあと2週間ほどかかるらしいけど、大丈夫、英語でも充分遊べます。なんか、突然人が怪物化してしまうようになった世界で、騎士テレンスを操り、世界の謎を解くのかい? ともかく、各所各所にいる悪そうなやつをぶっ飛ばしていけばいい、そんな感じのゲーム。ストーリーはあるんだけど、フロムソフトウェアに鍛えられたものとしては、雰囲気、ほのめかしさえあればもう充分。なんとこれが860円。破格! もうこいつは遊ばないって選択はありませんよ!
『ダークソウル』ライクのアクションゲームといわれていますが、広大なマップが基本シームレスに繋がっていた『ダークソウル』とは異なり、各ステージは独立しているので、感覚としては『デモンズソウル』に近いかも知れません。
現在、ステージ3に突入、探索を開始したところです。おそらくはまだ序盤ですね。
少しずつ雰囲気を違えたステージに馬車で移動し、数カ所ある謎オブジェを補給ポイントとしながら、マップを探索。敵を倒し、アイテムを拾い、ショートカットを開通させつつ、時に日記の断片や正気を保っているNPCと対話、情報を収集しながら、ステージボスを目指すというのが基本です。
各ステージはそれほど広くはなく、しっかり取り組むとだいたい3時間くらいでクリアできるくらいのボリュームです。ただステージに落ちているアイテム、宝箱、そしてカエルを集めようとすると結構歩きまわる必要が出てきて、特にカエル。思いもしないところに隠れていたりするので、全部見つけようとするとそれなりに苦労します。
カエルは、喜ぶものをあげることでプレゼントを残していってくれるいいやつです。カエルの落としものを集めて、馬車で相棒のヴィオラから装備品を交換するという流れ。カエルはステージごとに5匹いるようで、移動先を選ぶ全体マップに何匹確保できたかも表示されるのが親切です。これ、『デモンズソウル』にいた結晶トカゲに似てます。ただカエルは結晶トカゲと違って逃げないし、こちらの贈り物がお気に召さなくて地面に潜ってしまっても、謎オブジェで回復、敵配置を初期化すると何度でも戻ってきてくれます。うん、すごく親切。こういうところ、素晴しいと思う。
このゲーム、難易度は『ダークソウル』、『デモンズソウル』ほどに高くはありません。不用意に敵に突っ込んでいくと、背後から隠れてた敵に襲われてパニック! みたいなところはありますが、それでもそこまでいやらしくありません。まだ序盤だからかな? 先に進んだら、どうしようもないくらいに熾烈になったりするかも知れませんが、今のところはなんとでも対処できる感じです。
このゲームの難度を下げているのは、4人いるプレイヤーキャラクターから選んだふたりを切り替えながら探索するシステムのおかげもあるでしょう。テレンスは固定。そして相棒をパワーキャラのノーウッドと連発銃を持ったヴィオラ、そしてまだ出会えていないベニータからひとり選んで出発。それぞれに違った個性が敵の対処に役立つし、手酷いダメージを負ってもキャラを切り替えたら体力も正気度も、そして回復ポーションも、補給した時点のままで探索を継続できます。
もし状況が厳しければ、無傷のキャラで補給地点まで戻ればいい。倒した敵は補給するまで復活しないので、基本安全に戻ることができるから比較的安心です。
このキャラ切り替えシステムの便利なところは、仮にひとり死亡しても、生存しているもうひとりでその場復活できるところです。戦闘不能になったキャラは補給地点で回復するまで使えませんが、戻りさえすればノーペナルティで完全回復させられますし、仮にふたりとも戦闘不能になっても、ちょっとのペナルティで最後に利用した補給地点まで戻ることができる。これ、ほぼノーペナルティみたいなもんですよ。いや、気持ちの問題で、できれば死に戻りは避けたいですけどね。
このゲームには正気度があって、だらだら戦っていると正気度が削られて状態がアブノーマル、さらにはルナティックにまで変化します。アブノーマルになると体力上限が下がるなどペナルティが発生。ルナティックになると自分の影のような敵が現れて襲ってくる。こいつを倒すと正気度が回復するのですが、なんせ強いので、できるだけ正気を保っておく方が望ましい。またボス戦でルナティックに陥ると特別な演出とともにボスが大幅にパワーアップするとかね、ただ戦っていればいいってわけじゃないバランスは好ましいと感じます。
各ステージにステージボス。カエルが5匹。商人も最低ひとりいるのかな? そしてさらにダークミストに覆われたエリアというのがあって、これ、敵がめちゃくちゃ強い、どうも上級エリアの模様です。ダークミストの先になにがあるのかはまだひとつも攻略できていないのでわからないのですが、おそらくこれがクリア後とかの上位コンテンツにあたるのだと思います。
これに加えて、今後も追加要素があると案内されているなど、長く遊べるようにできているのも大変好ましいところ。実際、買いのゲームです。
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