『まんがタイムきららキャラット』2019年12月号、先日の続きです。
『恋する小惑星』。今回は天文班、とりわけみらが輝いてましたね。コリメート撮影にはじまって、望遠鏡の倍率。最初はあおの方ができる感出してたんだけど、一年生に日周運動や小惑星帯、黄道など、小惑星についてのもろもろ説明するときのみらですよ。めちゃくちゃわかりやすい! これ、優秀な証拠だよなあ。さて、きら星チャレンジ、小惑星探しのイベントに参加すべく書類、小論文など、いろいろ頑張ってたみらとあお。ここでまさかみらだけ通るだなんてまったくの予想外の展開でした。てっきりペアで応募して参加するものだと思い込んでいたんですよ。この結果を受けてのふたり。どうにかして元気づけようとする下級生。ああ、お姉ちゃん、桜先輩に普通に連絡して、喝いれてもらってってのも、そりゃできますよね、妹だもんな。それからのあおの決心もね、ああ、なにをしようというのか。今できること、ベストを尽くそうとするその姿、それは心にぐっと働きかけるものありますね。
『mono』。今回、主にバイクの大変さが描かれて、いやあ、炎天下じゃそりゃもう四輪の方が楽だよなあ。エアコンもあるしさ。照りつける太陽にアスファルトの照り返し。熱された地面からの熱もあるよなあ。吹き付ける熱風にバイクの発熱。渋滞の苦しみ、実によく伝わる、そんな描写。それでもバイクを選ぶってことは、みんなよっぽど好きなんだろうなってのもわかります。先発してる車組の快適さとの対比、これは本当におかしかった。そしてトラブル。パンクしたのに修理キットがない。ああ、どうするんだろと思ったら、どっかで見たことあるシニアが! こうしたバイク乗りの助け合いみたいなのもあるあるだそうですね。この展開もまたよかった。バイクの大変さだけでなく魅力なんかも伝わってきましたよ。
『RPG不動産』。ああ、核心めいたところに接近していますよ。ファーのこと。夜になると家を出て、あちこちを放浪している? しかも今回は朝になっても帰ってきてなくて、ああ琴音は心配だよなあ。ファーの行方がそうなら、以前のドラゴンの現れた時のこと。果たしてファーとドラゴンの関係やいかに。今回は、物件の側、そちらで長命の種族、エルフとの時間の感覚の違いなど描いて、そのエルフさんの年齢と雰囲気のギャップなんか面白くて、楽しかったのだけど、やっぱり気になるのは琴音のこと。ファーのこと心配しすぎて使いものにならないかと思ったら、要望ぴったりの物件見つけ出してきたりと、意外や有能!? そしてこのお客さん、様子のおかしい琴音のこと心配して、相談に乗ってくれた。けどそこで得られた情報、余計に心配になるよ、これ! ファーが最近あちこちで被害を出しているドラゴンではないかという疑惑を超えて、魔王そのものなんじゃないかって疑い出てきて、認めたくない琴音と安全策とろうとするルフリアが対立して……、という、かつてないほどの対立! この緊迫感。さらにラストでファーの疑惑、より濃厚になるというからたまらない。ほんと、近々に大きな事件なり起こりそう。目が離せないですよ。
- 『まんがタイムきららキャラット』第15巻第12号(2019年12月号)
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