『まんがホーム』2019年11月号、昨日の続きです。
『転生したら蘭丸でした』。おお、蘭丸が17歳。本来なら本能寺で没する運命にあったこの人が、悲しい結末を避けようと努力した結果なのか、なんと今は船上の人。ばったり出会った宣教師にうっかり英語で話しかけちゃったのが仇となって、遣欧使節に放り込まれてしまったのか。うん、努力とか関係なかった。いつものといっていいのか、蘭丸のおっちょこちょいと信長の気まぐれだった。けど、これで蘭丸生存のルートが確立したのかな? なんて思って読んでたらですよ、濃姫は乗り込んでくる、まさかの光秀がいる、さらには弟たちも、加えて信長まで! って、ほぼ全員やん! このまさかのメンバー。けど、こんだけ和気あいあいとして集まって、天下だなんだといったところから、いざ見知らぬ世界へ冒険だ! みたいな展開になっちゃってるの、楽しいよねえ。なんだかんだで、仲良しで、うまいこと日々を楽しくやっていきそうじゃない? ええ、本当ならありえない、そんな展開だけど、それが妙にさいわいで、いいラストだったと思います。
『歌詠みもみじ』。千恵がうきうき。彼氏でもできたのか? と思えば、なるほど、原付に夢中なんですね。バイトのために免許をとって、私生活でも活用してる。で、それを受けてまりなともみじが免許取得に挑戦。おお、もみじ、偉いな。自分で受験料捻出するんだ。それでジュースも我慢するんだ。千恵に問題出してもらって○×で応えてるところ、あれいいよなあ。このモチベーションの高さ、よほど本気なのだなあ、とか思ってたら、そうか、受験料、自腹だからか。学校の試験もそれくらいやって欲しいという先生の言葉とか、なるほど微笑ましい。こうしたもみじたちの認識、学生時分ならではって感じもしますよね。そして試験。まりなが不安なこといってましたけど、おお、ふたりともちゃんとクリアしたんだ。誇らしげに免許証をかかげるもみじが、めちゃ可愛いですよね。そして活用されない免許。もみじもまりなも、それぞれ違う理由で活かされない感、出てますよね。
『うちの秘書さま』。七瀬、友人の結婚式にいったのですね。それですっかりその気になって、結婚したいとかいっちゃって、そうか、ブーケをとったんだ。さらには結婚情報誌も買ってきて、でも肝心の相手がいない。メイドがね、はじめを推そうとしてくれるんだけど、そうかあ、七瀬の中でははじめはまるで対象になっとらんのだなあ。いや、まあ、そうか。まだまだ子供と思ってるんだもんな。今回も山田がヤバくて最高でした。なんかかっこよくはじめに恋愛指南とかしてたのに、一瞬でストーカーちっくに変貌するんだもんな。今回、七瀬、もしかしてはじめのこと、ちょっとはその可能性はあったりする? そう思わせて、結局やっぱり手のかかる弟みたいにしか思ってないよねという落ち。ああ、はじめ様、なんだかんだと思い悩む前に、自身成長しないといけないわけですね。でもなんか安心です。立派に大人におなりおそばせ、はじめ様。
- 『まんがホーム』第33巻第10号(2019年10月号)
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