2018年6月29日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2018年8月号

『まんがタイムオリジナル』2018年8月号、一昨日の続きです。

『妹のおシゴトは時給2000円』。ミエ子、只野の叔母からロックオンされちゃったんですなあ。文化祭でのクラスの出し物、妹喫茶なるイロモノにもう決まってしまっていて、なんで? なるほど、校長からの圧力……。はたして校長に働きかけたのは誰なのか? 只野か!? いや、その叔母だったっていうんですか。只野が叔母に、妹マニアだったのかと問うところとか、最高でしたよね。このイベントでミエ子を超える理想の妹を見出させよう、ひいてはミエ子をあの家から追い出そう、そんな魂胆らしいんですが、いやあ、この渾沌がいい。衣々子の参入、この子の思惑。そしてミエ子の妹特訓。そうか、母はリアル妹であったか。ゆえに、リアル妹のリアル所作をミエ子に伝授して、その結果只野が泣き出した……。ほんと、おかしいなあ。そう思ってたら、最後の最後にすごいことに。只野もミエ子のライバル! いやしかし、ある種男子の方が夢のある妹像を思い描けるものかも知れません。期待……、できるかな、これ……。

『コスプレ先生の絵画教室』。ななみの絵画教室。先代の先生から引き継いだものだったんですね。生徒ごと引き継いだというところで、まなが結構ひどい決め付けしてたことが判明して、いや、でも、そう思うよねえ。コスプレはななみの代からなんだそうですが、教室を久しぶりにおとずれた先代、海道先生、ななみのコスプレにも理解あるというか、より生徒のためになるコスプレをするよう指導するというのね、懐が深いというべきなのか、あるいは同類なのか。全然期待どおりにことが運ばなくて、その都度困惑するまなが実によかったです。しかし、そのまな、裸婦モデルやるよう誘われたり、でもってそれっぽい格好してみせるんですが、際どい! 際どいよ! ちゃんと着てるの、わかるようにはなってるんですけどね、でもこれはなかなかにドキドキさせてくれます。

『カントリー少女は都会をめざす!?』。めちゃくちゃ面白い。トンネルの話。幽霊出るんじゃないかとか、異世界に繋がってるんじゃないか。よくある話ではあるんですが、ドキドキする、怖いって、そうした話の果てに、トンネルを抜けるとそこは都会だった……。いや、八重ちゃん、それはあんまりに妄想がすぎない? 八重のいうことは、ほんとなんかチグハグっていうか、おかしくて、都会用にはとっておきのSランク服、でもってそいつを温存しすぎて無駄にしちゃう悲しみ語りだしたり、トンネルに出るという幽霊については夕方6時以降にならないと出ないから大丈夫とか、かと思ったら、やっぱり怖いんか! 亜紀から教わったお化け避けの方法、それをさっそく実践することになった八重なんですが、それを弟日向に目撃されるくだりとか、最高だったと思う。姉!! おばけよりひどいパターンだ!! ものすごく面白いんですが、弟日向が見てないっていいはるもんだから、これ、新たな都市伝説の成立じゃないですか。ほんと、すごい完璧なラストだったと思います。

『ウチが古武道宗家』。完全に奇人変人の集まりになりつつあります。武者小路真、薫に近づきたいばかりに女装、武者小路真子となって薫のあとをつけまわすとか、ああ、これ、犯罪案件やん! しかもしっかりバレてるし。そんな状況で薫に勝負を挑んでくる例の女子あらば、そこに真子がからんで、ほんとややこしい。というか、こんなのにしょっちゅうからまれるんだから、薫、大変だ! 基本、かかわりあいになりたくない薫だけど、くるみの介入で戦わざるを得なくなったりっていうの、くるみもやっぱり変わり者だったか……。今回、薫の立ち回りあって、投げからはいって、関節きめつつばっちり制圧とか、そういうのあると締まるなあ。全体に盛り沢山、満足感ある回でした。

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