『まんがタイムきららMAX』2018年8月号、昨日の続きです。
『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』。いろいろ際どいところを突いてきますよね。小学校の宿題、将来の夢というのに、クラスの子らはアイドルとかいっちゃうんだけど、つぐみは立派なママになりたいと、しかも具体的に今年中と、うん、あの状況知らないと、ギョッとさせられる発言です。そんなつぐみもちょっとはアイドルに興味あるようで、けどちょっとの憧れが本気の取り組みに変わるあの誤解。これもなかなかに酷いというか際どくて、つぐみのあの顔! ほんと、この子、あぶないですよ。でもかりんと一緒にアイドル活動頑張ってるところは年相応といった感じありまして、それゆえに時折飛び出すもろもろがより危険度増すんですけど……。ほんと、つぐみ、トップクラスですよ。
『ぼっち・ざ・ろっく!』。逃げたギターのギター問題、解決したんですね。そうかあ、ベース、先輩が買い取ってくれたのか。無駄にならなくてよかった、と思ったけど、先輩は先輩でいろいろ問題ありな状況に追い込まれてますなあ……。今回は写真を撮ります。ライブの告知やフライヤーやらいろいろで使われる写真だっていうんだけど、いろいろ話しあって、こういうのがいいと決めて撮ってみたのはいいけど、ぼっち、なんか写り込んだ霊みたいになってるよ。今回、ぼっちのSNS観ですよ。結構しっかりしてるなって思わされたんですけど、承認欲求の怪物になってしまうっていうやつね。すごいですよ。長くSNS見てると、最初はそうでもなかった人が承認欲求の怪物に変わっていくの目の当たりにさせられたりして、おそろしいもんだな、そう思ったりしてきたわけですが、ぼっち、ちゃんとわかってる。それで自制するっていうの、立派だって思いましたよ。だって、この子の場合、承認欲求満足させようとしたら、絶対危険な方向にいっちゃうでしょう? で、今回のラスト、やっぱりこの子のこの気持ちのほとばしるところ。素直なんだと思う、もうとめられないくらい嬉しかったんだと思う。でも、やっぱり限度がない……。うん、SNSへの参加は危険なタイプですわ。
『私を球場に連れてって!』。千葉に遠征です。キャッツとアルバトロスの対戦だっていうんですが、そこにファル子も付き合います。なるほど、かつてファルコンズにいた選手の引退試合なのだそうですよ。猫子の母に車を出してもらって、でもって猫子の母もその選手のこと思い入れあるようで、なるほどなあ、愛されてる選手なのですね。今回は引退をテーマに、留年から除籍といった危険球がレオナにぼんぼん投げ込まれたりと、この子ら相変わらずだなあって思うんですけど、その気の置けなさ、遠慮のなさが気持ちいいですね。でもって後半に見せるあのドラマチック。ほんと、レオナ感極まってるじゃないですか。この思いもしなかった展開、できすぎた展開。でもそういうこともあるんだってこと、野球に限らずこうした勝負ごとに長く触れてる人には、そうそう、あるんだよって感じに受け取られるものなんでしょうね。はっとさせられる、いいシーンだったと思いましたよ。でもって、今回の落ちがまた酷い。ああ、お母さん、飲んじゃったか! これ、皆は電車で帰ったようですけど、お母さんはどうしたんでしょう。酔いが覚めるまで車中泊でしょうか。
- 『まんがタイムきららMAX』第15巻第8号(2018年8月号)
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