『まんがタイムきららキャラット』2018年8月号、発売されました。表紙は『ブレンド・S』。苺香、夏帆、麻冬の三人が水着でもって登場です。際どさよりも可愛さ優先といったチョイスが実にいい感じで、控えめな苺香、元気な夏帆、そしてお姉さんの存在感、麻冬と、三人それぞれの魅力感じさせるその様子など含めて、いいイラストです。背景の真っ赤、こんなに強い色なのに、負けず、浮かず、調和を感じさせるバランスもまたいいですね。
『精霊さまの難儀な日常』。梅雨の季節、はじめての雨が怖くてしかたのないサラがおかしいですね。押し入れの中で、布団かぶってふるえてる。灯里には猫扱いされて、これはちょっとした尊厳のピンチですね。雨をこわがるサラとは対照的に、やたら元気になってるのがルカ。これだけ水がたくさんあると、その能力も相当に拡張されるのか。雨を通じて町中の音声を集められるし、どこにだって移動できる。残像残して瞬間移動みたいなこともできるんですね。こりゃちょっとサラに勝ち目ないですね。この優位が、夏の暑さや冬の乾燥でひっくりかえるかも知れないっていうんですが、普通の夏の暑さ程度で、火にまかれても平気なサラがパワーアップ可能なのかなあ。人の環境は、サラにとってはなかなかに住まいにくいのかも知れませんね。さて、雨の中、ビクビクしながら学校に向かうサラの様子、いいですね。雨から防御しようと発熱してみたら傘が壊れたりね、ほんと、思うようにいかないのが大変そう。今回、そんなサラのために丈夫なカッパを灯里が作ってくれて、カッパ違いで誤解が生じかけたりもしてましたけど、この親切、思いやり、大変よいものありました。けどそれだけに、いつか大切なものを奪わないといけないというサラの課題。つらいものになったりするのでは、なんて心配もするんですね。
『mono』。そうかあ、甲府の夏も暑いんですね。盆地、ということは、空気がこもって暑い、外からの風が全部フェーン現象で暑い、そんな具合なんでしょうか。勝手に、山がちな土地だから、避暑地みたいに涼しかったりするんじゃないかとか思ってました。暑さに弱い春乃の頼みで、イベントの取材にいくことになるんですね。やまなしまんぷくフォトラリー。なんだか楽しそう、いい感じ、なのですが、のっけから2kgハンバーグ! これ、皆、無理だろ。メガ盛りで有名な店をまわって、メガ盛りメニューを制覇していかないといけないってことか。みんな高校生だから、わりといけそうな気もするけど、って、いや、無理かー。運動部とかならまだしもなあ。どっかで見た気がするラリー参加者っていうのも、大食いチャンピオンとかだったりするんでしょうね。まさしくピンチとしかいいようのなさそうな皆の様子ですけど、ひとりやたら気合いはいってる敷島、この子が勝利のカギだったりするのかな!? いや、なんかそういうの、なさそうな気がする。無事のりきれるか、それすらもあやうくって、どうするのかなあ。いや、別にこの子らは完食できなくても、ひととおりイベントの雰囲気、情報を伝えられたらそれでいいのか。どういう乗り切り方するのか、あるいはどんな感じでリタイアするのか。いずれにしても楽しみです。
- 『まんがタイムきららキャラット』第14巻第8号(2018年8月号)
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