2018年4月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年6月号

『まんがタイムきららMAX』2018年6月号、発売されました。表紙は『こみっくがーるず』。外でスケッチする翼とかおすちゃん。遠くの景色見ている翼の袖を引いてるかおすの見ているもの、あ、手前にどうもワンコがいるっぽいですよ。あの、可愛いもの見つけたかおすの表情。嬉しそうで、その嬉しさ翼にも共有してもらおうとするかのような行動もまた愛らしい。ええ、かおすちゃん、ちょっとのことで、画面にストーリーが生まれて、これは実にいい感じです。

今月は新規ゲストが3本です。

『つばめしーく!』。一人暮らしをはじめることとなった須藤飛鳥。彼のもとにやってきたのは、アニマロイドと呼ばれる人と動物の特徴をあわせもったロボット、だというのですが、あの暗い部屋でひとり正座して待ってるの、しかも怪しいかぶりものしてっていうの、味わいあっておかしいな。というか、それかぶりものなんだ。鳥型のアニマロイドだっていうのですが、見た目に人と違うところがわからないくらい。家事一般なんでもサポートしますっていうのだけど、飛鳥が有能で、ツバメ型アニマロイド、ルゥの説明ききながらでも、てきぱき家の仕事をかたづけていっちゃうの、実に頼もしい。今の男の子は、家事できるの、普通になってきてるというの、こういう漫画にも反映されていると思っていいのかな。虫が出てきて、ルゥ、苦手だっていうんですが、おや、意外。ツバメは虫をとって食べるのに。全体にあんまり役にたってなくて、むしろお色気で飛鳥の気持ちを揺らすのが仕事といった具合。ちょっと得意の荷電粒子砲、撃ってみてもらいたいですね。

『あくまにラブソングを!』。教会で暮らしているまりあ。教会暮らしの仲間が増えますよ、っていうのですが、その篠ヶ瀬凛華というお嬢さん。どうも中二病ってやつなのですか? まりあのことをルシフェルだって、前世からルシフェルのことを知っているとかね、わけのわからないこといいだして、しかし、これ、まさかラストで本当だったって明かされるのね、えーっ、こっち方面、前世や悪魔っていうのがメインだったんだ! ちょっと驚かされました。まりあ10歳の誕生日、夢を見るんですね。ルシフェルとして覚醒したまりあが、凛華をはべらして、いよいよ快進撃!? と思ったら、愛情過剰に寄せてる凛華のこと、気持ち悪!! って、この展開は面白かったな。でもってしかも、せっかく覚醒したルシフェルなのに、シスターに抱き締められて、愛してるわって、キスされたりなんかして、それで見事に負けちゃうんだ! うん、どうもこの漫画のルシフェル、あかんたれっぽい。この妙に駄目っぽいところ、悪くなかったですよ。

『小町とひとり飯!』。漫画家やってる日暮ひとりは、炊いたご飯を駄目にして、まるごと処分しちゃうような駄目なお姉さん。そんな彼女のもとにやってきたお米の精霊小町。もっと食べ物を大事にしてとお願いするのですが、この小町もたいがい食べ物無駄にしちゃったよね? 米の大切さを説くためにきたというこの子、いざ料理してみるというのだけど、料理の知識とか皆無なのか。粥も炊けない。味付けの概念さえない模様? そんな小町の頑張って作っただし入りの梅粥。あ、これはおいしいってなるのかな? そう思ったら、あかんのか! 塩加減、酷いのか。最近はやりのご飯漫画かなって思ったけど、だいぶテイスト違っていて、このあたり意図して外してきてるのでしょうか。それっぽい、ちゃんとすればおいしくできそうな調理風景描いておいしくしないの、いい差異化だったと思います。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第6号(2018年6月号)

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