『まんがタイム』2018年5月号、一昨日の続きです。
『ウレ漫とガケ漫』。落ち込む白井っち。それ見て心配してくれる女子高生、春日ちづる。けれど、年頃ゆえでしょうか、きっと失恋したんだって決めつけちゃって、そこからのすれ違いいろいろ、面白かったです。白井は、連載会議の結果、連載を勝ち取れなかったってそれで落ち込んでるんですが、茜の漫画見てね、こういう漫画に憧れるけど、なかなかうまくいかないなんて意味深なこといっちゃうから、ちづるのみならず、茜からも、担当編集瀬戸からも失恋だって思われちゃいましたよ。そこから、やたら気を使われるの、おかしくて、ひとり白井だけ状況わかってない。って、まあわからんよねえ。でも、誤解だってわかってからも、こうして皆が心配してくれたことが白井を元気づけてたっていうのがね、なんかよかったなって思ったんですね。
『瀬戸際女優!白石さん』。白石さん、出演した映画が好評で、15kg増量して臨んだっていう役ですが、その増量も含め、すごい根性だって評価されてるのに、当の白石はというと、太った自分にすっかり慣れちゃって、ダラダラ生活してるっていうのがおかしかった。加えてこの状況をマネージャーさんからも不安視されてるっていうのもおかしかったです。白石、惚れっぽいんですよね。監督の真島のこと好きになっちゃってて、一緒に出掛けることになって喜んでみたりね、でも、真島はそういう気はないみたい。おかしかったの、真島の眼鏡ですよ。眼鏡はずすと、目が3 3になっちゃうんだ! そのギャップにやられてる白石ですが、ほんと、好きになったらあらゆることが評価ポイントになるんだな。でもって、白石、最後には減量成功ですけど、これ、結局恋愛はうまくいかなかったのかな? 次へと移っていくことになるんでしょうなあ。
『はこいり良品』。今回は迷信がテーマですね。マキが財布にヘビのぬけがらを入れていて、お金が貯まるとかいいますよね。これ、いわばお姉ちゃん、お爺ちゃんから迷信いろいろ聞かされてきた、エリート教育の結果であります。日常生活に迷信が紛れこんでた。そういうマキだけど、おかげでいい子にしてたというの、よかったじゃないですか。道踏み外さなくてすんで、迷信様々です。商店街で小さなトラブルが起これば、運気の低下を思い、おはらい、神頼みとくるんですが、いや、ちゃんと体制の見直しとかも検討してるんだから、人事を尽くして天命を待つってやつですよ。マキのいうように、この科学の時代、結局気持ちの問題でしかないのだけど、それで収まるものがあるというのなら、無意味ではないって思うんですよね。今回の話でも、迷信、縁起と理解しながら、ゲンを担いでみたり、ほこらを大切にしてみたりと、そういう気持ちのもっていきよう。うまくバランスとれた、いいエピソードだったと思います。
- 『まんがタイム』第38巻第5号(2018年5月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿