2025年10月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年12月号、昨日の続きです。

『へるしーへありーすけありー』

不健康を絵に描いたようなこの子たちが、こんなにも健康的!? 七草、ヨモギ、かおる子、宇佐美が、七草の実家、宮崎に皆でやってきたんです。目的は海! 家族にも大歓迎されて、特にヨモギなんて妖怪であること知らされながらも、猫のオヤブン以外からかわいいかわいいと受け入れられて、なんていい情景なんでしょうね。

海でも、なんだよ、みんな水着とかがんばっちゃって、青春じゃないかね! いつものように変なセンスが見られたりもしましたが、それも含めて楽しそうに海を満喫している。絵に打ち込む七草もいい。そんな七草を見守る友人たちもいい。ええ、ほんとのほんとに青春の情景が広がっているんです。

この青春の一幕。これがまさかの最終回直前回! ということは、次回は七草の芸術総決算!? でもきっと、予想もしないこと、見せられるのだと思います。楽しみです。

『エイティエイトを2でわって』

このところ、ゆずと来夢が疎遠です。それをいかに解決するか、知恵を絞る皆。そのいきつく先が、じたばた駄々をこねるの!? いや、ゆずならそれもかわいいと思う。まあ、ちょっと真似できない作戦ではありますが、ちよが愛らしいなら、同様に愛らしいゆずでも通用しますよ。

しかしゆずさん、とても切ない。かつて、来夢と一緒に取り組んだ連弾を思い返しては涙。さみしさが気弱にさせ、来夢を信じる気持ちにも陰りが見えた。そんなゆずに、来夢からお誘いが。来夢といきたいと思ったコンサートに、来夢から誘ってくれたというんです!

で、まさかここでゆずの駄々が炸裂するとか! いやもう愛らしい、愛らしいですわよ、ゆずさん! 来夢にも効果はばつぐんですよ!

コンサートを楽しみ、演者であるひよりかさんふたりとの対話もまた弾んで、そしてゆず来夢の気持ちも近く深まるこの瞬間。とてもよかった。ゆずがさみしく思っていたなら、来夢もゆずに愛想つかされたかと不安になってた。そんな思いと思いのすれ違い。でも今はもう、ふたりの気持ちも寄り添って、ええ、いい時間過ごせましたね。こうしたボタンの掛け違いも、なくなりそうでよかったですね。

『ぬるめた』

時はハロウィン! カボチャ頭になって現れたくるみ、いやさクルミ・オ・ランターンはお菓子を求めて練り歩く。しかしこの練り歩きが、ひとりまたひとりと仲間を増やして、最後にはあそこまでの大行列になろうとは! ほんと、くるみが繋ぐ人と人の輪。その広がりや、楽しい、にぎやか、ほのぼのと、皆を笑顔にする力にあふれているんですね。

しかし先生には勝てなかった! というのもまた面白くて、闇の王だとかいいながらも、なんだかんだで素直な子です、くるみさん。でもこの素直さがゆえに、皆から愛され、こんなにも慕われるのだなあと思わされたエピソードでもありました。

くるみのカボチャ頭。これ、きっと改造なんだろうなと思っていたら、半分当たり、半分はずれてました。そうか、カボチャはかぶりものなのか! で、その下にフランケンヘッドがあると。この改造が意味のなくなってる状況。ほんと、これもまたぬるめたなのだと思いました。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

イオリは本当に罪な女リリね。屋上にルナとふたり閉じ込められてからのひととき。ルナとなにを話したものか戸惑いながらも、ルナにうながされるままにリリーのいる日常について話せば、リリーを妹のように思うという言葉がルナをさいなんでしまう!

昔は自分がイオリの妹ポジションだったのに……。その立ち位置をリリーに脅かされ、なんという切ない気持ちでしょう! と思ったら、誰にでもいってたんだな浮気者って、傷心とはいえもっと素直になりましょうよ、ルナさん!

今回はイオリ回でしたね。ルナの気持ちをもてあそんだかと思ったら、今度はマドンナの恋にたちはだかる壁になる! リリーに恋するマドンナが、リリーとイオリの同棲を知らされる。なんという泥棒猫ムーブ! ああ、イオリさん、なんと罪な女リリか。ほんと、思わぬ状況、とことん誤解が解かれぬままに絡まりあうのでありますね。

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