『まんがタイム』2025年11月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。部長代理はスポーツの秋。いや、野球の秋? バッターボックスにてフルスイング! はいいのですが、おっとその表情はホームラン、あるいは凡フライ。どちらなのでありましょうか。『ラディカル・ホスピタル』は山下さんがエースの風格、凛々しい投球姿です。『星月夜工業高校ルナ同好会』は応援姿ですね。ユニフォームにハッピ。かわいくてとてもよいです。
『跳べないウサギと神の島』
父から月兎開闢之書を託され戸惑うレオ。誰にも見せるなという指示がプレッシャーに? うっかりじーちゃんにバレそうになってあたふた。慌てて本を隠したら、エッチな本と勘違いされた!? ああ、とんでもない誤解です。
古文書と思ったが、そこまで古く感じないという月兎開闢之書。開いてみれば漢文がつらつら書かれていて、読んでもレオにはまるでわからない。ということはリンコにもわからないんじゃないかな、と思ったらさにあらず。隠し持っている月兎開闢之書を持ち前の能力か、絶賛フィーバー中の異能でもって見抜いた上で、レオに見せるようお願いするその声の調子。まるでいつものリンコではなく、そして本の内容も、読めないがわかるという。
天啓の巫女が読めば、月兎の力について理解するだろう。そうか、リンコのあの眼差しはそれか。ああ、リンコはどこまで理解したのか。そしてどこまで進むというのだろう。なかなかの波乱が予想されるかもしれない事態ですよ。
『オフィスにラブコメはいりません!』
世界の悪意に、恋愛展開を余儀なくされる千堂にわかば。会社にいけば、異様な状況目の当たりにさせられて疲れるというわかばの、休日の模様が描かれますよ。
といいたいが、恋愛的状況は進展してしまう!? 玄関で出会った千堂の私服がすごい! 中二病的な黒づくめにチェーンじゃらじゃらを、さらに過激にした感じ。それは普通じゃありませんとわかばに指摘されて、ふたりで服を買いにいくことに。そうしたらわかばがこの世界の悪意に染められそうになるわ、あるいは周囲からデートと認識されてしまうわで、もうあの手の手で恋愛ごとにされてしまうんですね。
しかし、イメチェンした千堂、すごいね、九頭身か十頭身くらいないですか!? でもって千堂からわかばにプレゼント。わかばが買おうと思って忘れていた帽子を贈ってくれて、それがまあいいセンス。ほんと、わかば、いろいろ進展していませんか?
『遠恋カノジョとおとなり上司!』
実家の鰻屋をいずれ継ごうと、店でがんばるナズナ。その奮闘ぶりが描かれた今回。厨房は父が仕切っていて、ナズナは接客、それからできて簡単な配膳くらいなのですが、それでもいつかはと修行に励んでいるんですね。
明るく接客。その雰囲気は周囲をも明るくして、なかにはナズナ目当てで来店するお客もいるくらい。そしてお客の忘れもの見つけたら、走れば間にあうと駐車場までダッシュ。お客さん第一といっていいがんばり見せるんですが、そうかあ、店を離れたのは失敗だったか。父から叱られて、でもちゃんとそのがんばりは評価してくれているようなんですね。
仕事ですっかりくたびれたナズナ。その疲れを癒してくれるのは遠距離恋愛中のタロちゃん。お互いに相手の存在が助けになっているのですね。
- 『まんがタイム』第45巻第11号(2025年11月号)
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