2025年10月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、発売されました。表紙は『一週間まんきつ暮らし!』。運動会はパン食い競争。元気に駆け出し、パンを今まさにくわえんとする音緒、万里花のふたり。なのですが、今となっては見るのもめずらしいブルマでありますか! この時代に驚き、というか、万里花、なんかおかしい! なんで、なんで黒タイツ、ないしはストッキング装備!? 体操着にストッキングはさすがにいろいろ変では!? これは冷え性だからなのかな。けど普段はなあ……、といろいろ謎な状況。でもそれがこの子たちらしいです。

今月は新規ゲストが1本です。

『花とちゅら〜沖縄姉妹ができるまで〜』

おばーの花屋を継ぐために、本土にて学んだ都屋美柊。実は故郷沖縄とは折りあいが悪く、できれば戻りたくはなかった。けれどおばーの店、かつての自分の居場所であったフラワーショップみやこやを守るためだ。

決死の思いで帰宅を果たした美柊でしたが、おばーならぬ意外な人物がお出迎え。はいたーいと元気に出てきたのは、知らぬ妹、緋梅なるちびっ子であったのです。

なるほど、内地の父が再婚してできた妹。おばーは老人ホームにいくからと、緋梅の世話を任された美柊。苦手な人づきあい。見知らぬ妹との暮らしがはじまってしまってさあ大変。美柊の花好きは、人の苦手の裏返しなのですよ。

でも決して根っから嫌いってわけでもないんですね。新たな姉との暮らしを楽しみにし、仲よくなりたいと願った緋梅のさみしさに寄り添って、花束を作ってみせた美柊の気持ち。コブシの花言葉、歓迎こそはたまたまでしょうが、それでも緋梅を受けいれて、一緒に暮らしていこうという気持ち、それはかたまったみたいですね。

しかし美柊の嫌な思い出とはなんだろう。その克服、それもテーマのひとつでありそうですね。

『スロウスタート』

前回までの愁嘆場がウソみたいに穏やかな今回。果実の引っ越し問題で大荒れに荒れて、それでもきちんと終息して、一安心したその夜ですよ。いつもの4人が花名の家にお泊りとあいなりまして、そこでの情景。って、花名と冠はすぐさまおねむじゃん!

というわけで、ほぼ栄依子とたまてのお話となりました。たまてと花名のお揃い衣装、ふたごコーデ? への言及があったかと思えば、栄依子のシスターモチーフ。でも、それを思い出そうとしても思い出せないたまてさん。ここまではいいとしてもね、なんで思い浮かぶのがはだかなの!?

さらにそこから駄々こねちゃって、はなかむりから抗議を受ける。いやもう、たまてさん、もう結構なお姉さんなんですから、もうちょっと落ちつきましょう。

『ウイニングアンサー!』

部室を手にいれたクイズ研究部。部費もあるから必要なものがあればといわれて、早押し機がほしいです。本格的なものはこれくらい、って9万円もするもんなの!? さすがにそこまでは出せない。ここでこんだけ使っちゃうと、遠征費用が出なくなっちゃう。

ということで皆でバイトすることになりました。って、待て待て、亜衣、香奈の穏当なバイトと比べて、千代ひとりだけなんかおかしいぞ。工事現場でアスファルト突き固めてるんだけど、なんでそんな過酷なバイトを!?

といったわけで、速攻で資金が貯まるの、このへん部活ものの定番展開をやりながらも、実にスピーディー。ただの定番で終わらせない、そんな気概が見えていいですね。

さて、亜衣のバイト先はクイズカフェ。ボタンもいろいろ試せますよ? と、ここでいろいろ押しボタンについての話題が出たの、そうなんか、ただボタンを押すってだけじゃないんかと、その奥の深さにおどろかされるのはとても気持ちのよい体験でありました。

そしてかつて戦った清海学園のクイズ研究部。カフェを訪れた彼女たちと一触即発!? と思ったら、無事和解がなって、ああ、なにより、めでたしめでたしじゃないですか。と思ったら、まさかの千代が火種に! 清海学園の2年生、有郷りずむとの因縁が千代を苛むこの展開。はたしてどのように落ち着くのか。次回、緊迫しつつ待つことになりそうです。

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