一昨日の続きです。
『まんがタイム』2025年11月号、『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』
ルナ同好会の活動実績が問題となりました。実績が少ない。ということで、ひかり、素直のふたりが科学館にいくのに同好会の皆も誘うことに。デートを邪魔した? と焦る大知ですが、当人たちはとりわけなんとも思っていない模様。ええ、大知さん、気にしすぎです。
科学館には皆の好きなものがいっぱい! 月がメインの展示にひかりは興奮。輝夜はプラネタリウムに速攻向かって、さて素直はといいますと、大知に誘われ体験型コーナーを見学に。
けど、そこで大知の秘密を知ることになってしまうのですね。体験のテーマはロケット。しかしロケットで失敗した過去が大知にはあって、小さな頃のこと、知識もなくいろいろ試した結果が爆発。弟を巻き込み、母を怒らせ、その時の痕は今も残っている。このつらい思い出。はたして自分が知ってよかったのかと思う素直だけど、素直がいったように、こうして誰かと共有することが重荷を減らすことになるというのなら、これはこれで大知にとってよかったことかも知れない。今はそう思うほかなさそうです。
『腹割るウチらの秘密ごと!』
おととの約束を果すべく、トレーニングに精を出すヒメコです。ですがあまりの我慢の連続に、生クリーム一気飲みしたいと無茶をいう。食べるならクリームではなく和菓子ですよと、おとのアドバイスを受けてですよ、ヒメコ、中秋の名月にあわせて月見だんご食べようという。しかもおとと一緒に作ろうっていうんですね。
ちょっとめずらしい光景かもしれません。料理はけっこう得意なヒメコさん、おとを相手にイニシアチブ握りまして、マジか! すごいぞヒメコさん! しかも、おとはヒメコとの共同作業に興奮。いやもう、ふたりにとっていい時間、いい体験となったのではないでしょうか。
ヒメコのいうように、これがエモいというやつか。女子ふたりの、思いを寄せるかのごとき親密な夜。思い出されるかつてのヒメコもまたうるわしい。ええ、この特別な夜、特別なひととき、特別なふたり! とてもよいものを見た、そんな思いです。
『良倉先生の承認欲求』
どひゃあ、これはすばらしい! 明戸先生、コスプレでイベント参戦です! メイド好き仲間のコスプレイヤーに、メイド合わせで誘われた。明戸のデザインで双子コーデをやりたいといわれれば、もう断れないのが明戸ですよ。
そして当日、メイドの衣装に着替えたふたり。って、うわあ、これはすばらしい! 美しい! これ、アクリルスタンドとかにして売ってくださらないこと!? 楽しさに興奮するメイド明戸もまた愛らしく、なんだ今回、盆と正月が一緒に、いや、盆と暮が一緒にきたみたいな大騒ぎだ! いやもう本当にすばらしかったのです。
ですが、すばらしいのはこれから。メイド本を買いにいきたいというお友達につきあって、列に並んだ明戸です。いざ本をと思ったら、それを手渡ししてきたのは我らが良倉ですよ。そう、ここは上枝のサークル。思わぬ知りあいとの遭遇に狼狽する明戸だけど、よかったコスプレのおかげでバレてない。安心してるけど、めちゃくちゃバレとるやん! あの動から静に転ずる笑いのテンション感。最高にして最高でした。
至高のメイド本に感涙する明戸。奥付を見れば、そこにはSNSアカウント! って、明戸のなかで、まだカップルアカウント設定生きてたんか! ウキウキ勝ち誇って良倉にアカウント特定宣言する明戸なんて、もうなんて素敵なの! 鼻血でそう!
いやもう、今回はどうもこうもなく最高。どうもこうもなく最高なのでした。
- 『まんがタイム』第45巻第11号(2025年11月号)
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