昨日の続きです。
『まんがタイムきらら』2025年11月号、『星屑テレパス』
海洋博物館、水族館で待ちあわせする海果とユウ。ユウなんて海果のこと意識しまくっちゃって、1時間もはやく到着するわ、髪なんかもなおしなおししちゃってね、まあかわいいんだ。
今日はふたりのデート。なんてこと意識しちゃったら、海果もユウもただではすまない。今日はもう互いに相手を意識しちゃってギクシャク展開か!? と思ったら、ここに穂波が介入です。ユウのこと、ちょっと困らせちゃおうっていうつもりだったんですけど、ユウったら喜んじゃって、穂波ですら手に負えないのがユウってわけですよ。
でもこのおかげでね、肩の力も抜けました? 3人で、いい雰囲気で水族館を見てまわることができて、そしてその後のユウとふたりの時間も、意味深で雰囲気たっぷりで、でもギクシャクはなしという、いい感じにデートを楽しめたのですね。
海果の家族、その足取りを追うかのような時間でもありました。そこでユウが見たものは、かつての海果と穂波? そしてこの子の思うもの。それはいったいなんなのか。ユウの思い出。繋ぐ手に思うなにかがあるようなのです。
『なーんもうまくいかん!』
クラスに話しができる子がいない菜子。ぼっち克服が当面の目標のようですが、持ち前のネガティブが災いして、周囲の子たちのなんでもない行動に精神を削られてしまって、さあ大変。さらにはぶつかってしまった頭髪2色の子! ギャル!? って菜子はいってますけど、想像のなかのギャルがキツい! ほんと、こんな対応されちゃったの!? ビビるよね! って思ったら、これも被害妄想なんじゃないですか!
ほんとはいい子、にこにこ笑顔で腰も低くて、フレンドリー。親しげに話しかけられて、菜子も好きになっちゃいましたか! よかったね、クラスに仲よくなれそうな子、いたじゃないですか。
で、親睦を深める編がはじまります。体育館での体力測定。上体起こしにはパートナーが必要です。困った。菜子のピンチ。と、そこにさっきの髪2色の子と組むチャンスが訪れて、って、この子、ほんとかわいいな! 菜子の足にはじかれて転がっていっちゃうんだ! で、つま先踏んで押さえるの、菜子が新たな扉を開きそうに!
この子、御猪口千代衣。名前が性格を表しとる! 菜子に連絡先交換といわれて、それはごめん。菜子ったら地獄に落ちんがごとし勢いで落ち込むんですけど、よかった! スマホ忘れただけなのね。だから明日のあさイチにって、ほんといい子。めちゃくちゃかわいい。是非カラーで見てみたい子です。
『しあわせ鳥見んぐ』
祖父の写真、営巣するイヌワシの親子を捉えた写真を見る岬。思い出される祖父との会話。祖父といえばイヌワシの写真で知られた写真家だけれど、祖父の追い求めたものは、ドラマチックな一瞬、希少な被写体などではなく、むしろなにげない自然の息吹であった。あるがままをありのまま撮る。その教えが岬の心に鮮やかによみがえってきて、ああ、岬、鬱屈も晴れたか、迷いも消えたか。いい表情を見せたんですね。
そして祖父の写真が果たしたことを、ここ鳥海イヌワシみらい館で知るのですね。リゾート開発ブームを受けて、スキー場ができるはずだった。しかし祖父の写真が決め手になり、営巣するイヌワシを守るため計画はストップ。鳥海山の自然を守るのに一役買い、かつ志を同じくする人たちが今もこの自然を、イヌワシを守っている。
さあ、ここで動き出しますよ。岬を撮影にいざなうひな。霧が晴れてきた。ああ、岬の念願かないますでしょうか。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第11号(2025年11月号)
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