2025年10月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年12月号、一昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

みう、ほんと過激な子。ひまりのことを思うあまりに、周囲の女子を敵視しまくり! 先日のピンチにかけつけ、事態を収めてくれたたまのことも、わるい虫と認識。たまと談笑するひまりが、この子の部屋を見てみたい。そういうのを聞いて即お持ちかえりと立腹。つうか、部屋にいきたいっていったのは、ひまりのほうよ!?

まあ、たまの住んでる場所、文字どおり橋の下だったわけですけど、警官が声をかけてきたりするからおちおち焚き火もできないと、困っているたま。そんな彼女に助けの手をさしのべようというのが、我らが慈愛溢れるひまりさんというわけなんですね。

でも、みうが反感! さらにはぎゃおが大反対! ここでもみうにとっておもしろくない情景が繰り広げられるわけですが、ぎゃおが身の危険を感じて反対、たまを助けられないことに涙をこぼしそうになるひまりと、同じくみうにとって望ましくない展開が続くとなれば、もう身を切るしかない!

かくして、たまはみうの家の子になるというのですね。

でも、双頭の龍でさえ鳴りを潜めるたまであるのに、みうの双子の妹、かりんとかのんを相手にしてはすっかり形無し。見事に湯船に撃沈させられて、この子たち、どれほどに大暴れなのか! このふたりを日頃相手にしているみうは、見た目以上に大物なのかもしれません。

『神絵師のおしごと』

今回はちょっとした箸休め回なのでしょうか。10月というので神様の集まり! というのですが、出雲に神様が集まるというのは近年できた俗説ですとな。なのでツバキ様もビビシ様も、そんな文化はご存じない。でも集まりってのは面白そう、というので身近な神々に声をかけて集会開こうというのですね。

でも、これがまあさっぱり奮わない。集まった数、総勢3名! ツバキ様! ビビシ様! そしてアケビ様! 以上!

アケビ様、あまりにぱっとしない集会の様子にお怒りではありませんか。でも、これが通常運転? 物騒な神様だな。からの、お酒がまわってどんどんカオスになっていく。というか、ツバキ様が弱すぎ! 真っ赤になってふらふらしてる姿はちょっとかわいかったりもするのですが、突然の嘔吐! って、花に変わるとな! さすが神様! 悲惨なんだか華麗なんだかさっぱりわからんカオスです。

このカオスのなか、ひとり素面なのがビビシ? ほんと、まるで収拾のつかぬまま暮れる集会。これ、どんな感じで終息したんでしょうね。もう手のつけられぬまま、なんとはなしにうやむやのまま終わるしかない。そんな感じでありましたよ。

『ななどなどなど』

萌とるるの仲直り。文化祭で決着じゃなかったのか!

小町ちゃんがいうんですよ。これまでの悪行を白状すべきだって。盗撮、ストーキング。それらを黙ったままにしてるのは不誠実だって、うん、これは小町ちゃん、まさしく正論ってやつですね。

しかもこの提言に優子が乗った! 大変だ! と思ったけど、波風立てぬよう隠しておくほうがいいのではないか。知らなければ全員しあわせとの助言。どうするか、萌に選択の時が訪れたのですが、間が悪いってこともあるもんです。萌の吉岡さんレーダーがるるを捉えた! あと20秒そこらでるるがここに現れる! という予測を超えてはやくるるが到着したために、小町の話す萌の悪行の数々がるるの耳に届いてしまったのです!

大変だ! さすがのるるさんも笑ってはすませられなかった! かくして修復されたかに見えた友情関係はふたたび破談!? 萌は落ち込むあまり死をも考え、しかし小町、優子の厳しい言葉に、るるに真正面から向きあう覚悟を決めるんですね。

でも話せば話すほどきもい!? るるの口から、きもいだなんて語彙が出るだなんて! でもそれでもなんとか許しを得ることができた萌。それはそれでよかったんですけど、きもい判定、評価の大暴落はもはや取り返しのつかないレベルで、さらにるるに明かした萌の本性。それがるるの正気を削る!

るるさん、そうか、さすがに引きますか! でも、ずっと高みにあると感じていた萌が、自ら転がり落ちてきてくれたおかげで、身近な存在となった。るるが気を張らず、コンプレックスを感じず萌とつきあえる。そのためには、この大暴落も必要だったのかもしれませんね。

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