2025年10月14日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年11月号

 『まんがタイムきらら』2025年11月号、一昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

千早高校に投入されたかおるの活躍で、試合のイニシアチブは完全に朱雀女子から千早に移行してしまった。最終クォーターは終始千早のペースで、勝敗こそは覆らないものの、このままでは朱雀女子はこのクォーターを落としてしまうことに。

なんとかして、点差を広げたい。そのためには、千早の7番を押さえたい。点を取るバスケから、点を取られないバスケにシフトした朱雀は、もはや千早を自由にさせるつもりはない。朱雀が3ポイントを取り返して以降、続く膠着状態。このまま逃げ切れば最終クォーターは千早のもの。といった土壇場で、疲労のためかおるが転倒してしまう。

俄然朱雀にチャンス到来。と、ここでかおるに呼び掛ける声。かつてのチームメイト。そしてかおるを慕うちびっこたち。こうした声がかおるの背を押すも、はたして千早の反撃を止めることができるのか。

最後の最後に、とわが安全策を捨てて自分のスタイルで打って出たのです。残り16秒からの攻防。ロングシュートを狙うとわに、かおるが介入。はじき落とされたボールは千早にまわり、そこからのカウントダウン、秒ごとに進む試合状況がコマ、またコマの連続で刻まれていくその緊迫感やすさまじく、このボールの行方はと追うその視線はもはや釘付け。パス、またパスでゴールへと運ばれていくボールはついにかおるの手に落ちて、ページをめくるやそこにゴールへと向かうかおる渾身のスロー。

ああ、ボールはコート上の、そして試合を見守るもの皆の思いを乗せてアーチを描き、リングをくぐる。

とわに後悔はないのだろうか。そしてかおるはこの試合に大きななにかを得たのだろう。その対比。その顛末、来し方に、思いやぎゅっと凝縮されて、いや濃密な時間となりました。

『ばくちぬぎ!』

ほんと、この漫画はヤバい連中ばっかだな! ミクルが目撃した不審人物。賭博部の窓にとりつく謎の人影。まあ、セーラー服の女学生なんですけど、なんせ校舎の外側、3階の窓ですからね、ヤバさが違う。あまりのヤバさに通報も考えたミクルに気づくや、すぐさま側に寄ってきて、怪しいものじゃないです。って、そりゃいくらなんでも無理筋だ!

賭博に興味があるんですね。より具体的にいえば脱衣ギャンブルに。学外にやんわりと誘導しようとするミクルをとらまえ、デートだね? って、やっぱり不審者だ! からの、ことあるごとにミクルに勝負を持ち掛ける。しかも負けるたびに、こっそり一枚一枚脱いでいってる!

やべえ、筋金入りの脱衣ギャンブルジャンキーだ。しかも脱衣というスリルを楽しむのではなく、脱がされるのが嬉しいという!

あかん! ほんまにほんまの変質者だ!

この子、馬場園雀、脱衣ギャンブルに飢えるもの。この子が、まさかの紅音の知人! どころか、元賭博部員なのか! ということは、転校していったというもともとはミクルたちの通う学校の生徒だったんか!

はたして雀の過去になにがあったのか。それは次回紅音の口から語られそう。なんかいい話風に話しはじめていますけど、きっとろくでもない話だぞ。絶対。揺るぎなくそんな気がしてならんのですよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

元気をとりもどした千鶴が登校してみれば、一番乗りならず、教室には山田乙姫の姿が! いつもそっけない乙姫に、気まずさ感じて教室を後にする千鶴だけど、乙姫、実は千鶴に会えたのが嬉しいんだ!

きましたね。これはきたのですか!?

からのまさかの展開。化学部いやさ恋愛研究部部長が放課後にデートだという。化学部をともに立ち上げた友人が、千鶴の入部を聞かされて、お祝いしようと部長とデートすることになった。部長いわく、これが初デート。とはいうが、お相手ははたしてその認識があるのか?

まあ、部長のことはいいんですけど、その部長、不安だから千鶴についてきてほしいというんですよ。できれば大勢いたほうが安心できる。というのでいろいろ声をかけてみた千鶴。そうしたらまさかの乙姫ちゃんがついていくっていってくれた!

さあどうなる渡鳥千鶴。まさかのダブルデート成立か!? ああ、乙姫ちゃんには期待に違わぬ活躍をお願いしたいのであります。

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