2024年8月20日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年10月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年10月号、昨日の続きです。

『ぼっち・ざ・ろっく!』

ライブにきてくれたAme。サインを貰ってすぐ帰ろうとするところを、なんとしても引き止めようとするぼっちのがんばりですよ。伝えたいことがある。その一心とはいえ、いつものひとりとは一味違う食いつきに、よほどの思いがあるのだと感じさせられる場面。続く、結束バンドメンバーとのやりとりにも、ひとりの意気込み、そしてそんなひとりを信頼するメンバーの姿が描かれて、いやもう前提はしっかりと構築されました。

観客席から結束バンドの演奏を聞くAme。自信を失い俯く彼女に向けて語りかける後藤ひとりの、おずおずとしながらも力強い精一杯のメッセージがまた泣かせてくれて、この演奏が、言葉が打ち破ったAmeのわだかまり。不信も不安も一切合切を吹き飛ばしてくれたそのパワーに、後藤ひとりという一人の人間のステップアップもまた感じさせられる、実に素敵なシーンであったと思います。

本当、後藤、強くなりましたね。

『神絵師のおしごと』

神様からアバターデザインの依頼を受けたもみじ。自由に描いていいのだぞ、そういわれるも、盛りし者祟りあり、強く拒絶することがある。ああ、なんという信頼感でありましょうか。もみじ、実に信頼のおける絵師であります。

さて、もみじの仕事の第一歩は神様、美美霹靂の人となりを知ることからはじまりました。で、最初の質問というのが姫ヤオの推しキャラが誰かってとこ。でもね、これ、結構正解といいますか、ビビ様のオタク語りから漏れてくる素の人柄。迂遠な聞きとりするよりも、ずっとビビ様という神様を知ることができている、そう思わされる一幕でありました。

そして様々な注文なんかも盛り込んでできあがるデザイン。思いつくまでは長いんですけどね、ビビビときたら後は速攻でかたちになる。かくしてできたビビ様アバター。しかもこれを動くよう2Dモデリングするよう依頼されて、いやもうもみじ大忙しはありませんか。

はじめてながらも、完成させたツバキ様の2Dモデル! って、まずは推しからか! で、続いてできたビビ様2Dモデルはデビューを果たしてはや人気を獲得しつつある!? いやあ、さすが神様。といったところですが、そんな神様を見守るもみじからにじむキショさ? いや! そんな酷いこといわないであげてください! もみじはキショくないよ! もみじはなにもまちがってないよ!

『スポチャン!』

めちゃくちゃ面白いな。あまりに面白いので、部長の半裸スタイル封印のくだりのインパクトについて触れる余地もないという。それぞれの部員が参加する各競技でですよ、誰がどう活躍するかというの。まずは基本動作有段者の部にて決勝戦に臨むあかりの気迫。この子がなにを苦手としてきて、しかし今年こそはきっと負けないと意気を高めてきたその結果。いやもう、あの満面の笑みに溢れるやりとげた感がね、最高だったんですよ。

お昼休憩を終えて、次は打突競技に移るのですが、そこで冴える部長レイの技! 小太刀の部で優勝を果たしたと思えば、二刀においてアメリアは3位決定戦に進出。見事3位を勝ち取って、続いての活躍は対ほむらに向けて技を練りあげてきたももに託される。ほむらは長剣フリーの部で優勝。その強豪を相手に、ももの技は通用するのか!?

勝負の場は武器自由の異種の部。部員皆の躍進を描き、我らが主役ももの活躍への期待を煽る今回。見どころあり、盛りあがりありの、本当に目の離せない回となりました。

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