2024年8月9日金曜日

『まんがタイム』2024年9月号

 『まんがタイム』2024年9月号、昨日の続きです。

『秘密のお姉さん養成ノート』

今回は、蛍さん、笑顔に幻惑されています。とはいえ、笑顔といってもはじけんばかりの笑顔があれば、苦笑、怒りを抑えた笑顔などなどいろいろあって、そうした表情の引き出しが、主に主任経由で供給されます。でも、たしかに主任なら、苦笑、軽蔑、呆れ、憐れみ、そうした笑顔もいいかも知れない!

嘘です。軽蔑は勘弁してください。きっと耐えられません。

今回も紀ノ川さんパワーがすごかったですね。みなぎる癒しパワーに、どんどん緩む主任です。さらには藤先生の想像、おへそも笑っていそうですねから、紀ノ川さんの喜怒哀楽カレンダー。ほんと、どんだけ紀ノ川さんのパワーは強いのか。一定数の需要が見込まれるという予想もまた驚きの証言です。

そして今月のだりあちゃん。なんですの、その肉の部位がプリントされたブタさん人形! ともあれ、なにがあろうとほたるお姉様のポジションが揺るぎないところ、だりあの強火のファンとしての面目でありますね。

『黒曜ちゃんと白玉くんの変わった関係』

女の子に戻った小太郎。その顛末を家族に報告するのですが、そこで語られる黒曜に対する気持ち云々。結構シリアスな場面だと思うのですが、そのたびたびにはいる無味乾燥な親父の感想がおかしくて、性ホルモンの影響だ。束縛するタイプか。ほんと、家族から、姉から大不評。でもこの素っ気なさが、この人の個性。いやだからこそ、母と仲を深めるのに、女性となった状況が生きたのかも知れませんね。

つまり、アコヤ様がいなかったら、白玉姉妹は生まれていなかった!?

そして学校に女子として登校した小太郎。今回はしっかり黒曜とつきあってること公言して、かくして名実ともに公認カップル。さて、ここまでこうしてしっかり状況が進展した今、これで大団円でなければこの後になにが起ころうというのか。

けれど、なにかしらあったとしても、もう揺るぎない、そんな関係が築けていると思うんですね。

『良倉先生の承認欲求』

良倉が風邪をひきました。すっかり弱気になってしまって、上枝からのメッセージ、なにか欲しいものがありますかに愛と答えてしまうって、ほんとすごい弱りよう! いや、日頃の承認求める姿は、求めて得られない愛の代替であるのでしょうか。わからんけど、生徒からも嫌われてると思ってる良倉です。そうした寂しい気持ちを埋めようとする、そんな心理的背景があったとしても不思議じゃないかもしれません。

でもね、今回は星畑はじめ生徒たちから親身なメッセージ寄せられて、ああ、熱に浮かされて書いてしまったこと、それがこうして果たされて、けれど正気となれば恥ずかしいというの、ほんと今回こそは良倉、すっかり調子を崩してしまいましたね。

けれど風邪のおかげで、生徒たちからの信頼厚いことわかったのは良倉にとって収穫だったと思います。けど、それが承認欲求を抑えることに繋がるかというと……、残念その線は薄そうです。

  • まんがタイム』第44巻第9号(2024年9月号)

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