『まんがタイムきらら』2024年9月号、昨日の続きです。
『スミレとリリィ』
スミレに思いを寄せるリリィ。その恋心の帰着するまでが描かれた今回。実によいものを見ることができた、そんな思いに満たされる充実の結末でありました。
ピンチの際には助けてくれるスミレを王子様と慕うリリィ。その思いが、他の子のピンチにも同じく全力を出すスミレの姿に揺らいだ? 自分には特別なスミレ。けれどスミレにとって自分は特別であるのか? 他の子にとっても王子様、他の子にとっても特別なスミレに気持ちをザワめかせるリリィ。その波立つ思いの様に、この子の健気で弱気で受け身でいじらしい、そんな多彩な思いの綾を見て、美しいなと思わされたのでした。
そして、舞踏会のお誘い。いつまでも受け身ではいられない、リリィが勇気を出すのと同時にスミレからもお誘いの声がかかって、この互いに相手を特別と思いあうラスト、これがまた際立って美しかった。その描写の細やかさ、美しさもあわせて魅せる、素敵な漫画でありました。
『しあわせ鳥見んぐ』
海水浴場でのこと。人がいっぱいで鳥を見られないといって、スネてる翼がかわいいですね。けど、そんな中、ひとり思う様鳥を見る岬! 監視員のバイトをしている岬だけは、双眼鏡をフルに活用することができる!
って、コアジサシ見るんじゃなくて、ちゃんと海の安全を見守ってくださいよ!
コアジサシ見たさに双眼鏡使おうと騒ぐ翼とのコントラスト。いやほんと、今回は翼が実にかわいいエピソードでした。
My Private D☆V
『キミはあくまでも。』のあきらんぬです。
D☆Vポイントは、「いろいろと大きな女が好きです」。大きな女! 今、時代はまさに巨女ブーム! という理解でいいのかどうなのか。イラストではヴェネル様をちょこんと腕に乗せた巨大化エクールカがどーんと描かれて、ああ、やっぱり巨女ブームはきてるんだ!
いろいろとというのが重要なのでしょうね。思えばエクールカはメイド姿でもいろいろと大きかった。サラロットもいろいろと大きかったですよね。マ、マーシャは……、置いておくとして、いろいろと大きな女が多彩な誌面は、こうした好みの上に成り立っていたというわけですね!?
- 『まんがタイムきらら』第22巻第9号(2024年9月号)
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