『まんがタイムきららMAX』2022年5月号、昨日の続きです。
『こみっくがーるず』
必死の表情でおまんじゅうを運んでいる割烹着かおすちゃん。ああ、これ、幼い頃の思い出なのね? と思ったものの、いや違うな、いくらなんでも違う、だって扉の幼かおすちゃんと髪型も違ってるし、それに表情もやっぱ違うもんなあ。
いやもう、かおすちゃん、なにをやるにも大仕事な子ですよ。でもその歩みを温かく見守ってくれているご両親。ええ、いいご家族です。そしてかおす父の手仕事。魅了されるかおすがいいですよね。そして、この父の姿と娘の姿、ふたりの姿勢を重ねあわせて語ってくれるお母様。ええ、かおすちゃんがくじけそうになってもまた頑張れる、その根っこを知ることができたように思いましたよ。
そしてかおすちゃんの着想。次の漫画のとっかかりができた。けれど次に続かなくて、悩んでいたところに編沢さんのアドバイス。誰かをモデルしてみれば? ええと、自分自身をじゃないよね? と思ったら、まさかのお父様!
この発想が閃いた時のかおすちゃんのあの表情! ええ、名作の予感では? ええ、なんとしてもこれをチャンスとはばたいていただきたいところです。
『ぬるめた』
カオスのお話だ! 猫耳を装備したくるみ。耳だけじゃなくヒゲやしっぽもつけたんだ。でもこれがまさかのトラブルの種に!? 思いもしない展開、ガチケモナーしゆきが次々と駄目出し、辛辣批評をはじめたと思ったら、さきながしゆきにダイレクトアタック! でもってこの辛辣さがくるみにも炸裂。
なんだなんだ、今回はギスギスモードなの!? と思ったら、なるほどそういうフリと思ったと……。いや、いやいや、くるみがマジへこみしてますやん。思いっきりすねちゃってるし。
と思ったら、ここにれあが介入。で、さきなとれあがえらいこっちゃに!? いやもう、ここでも再び思いもしない展開に微笑ましく(?)思っていたら、まさかのギスギスモード継続ですか!? からの、れあ可愛い発言でとどめ刺しちゃうとかね、さきな、どれだけ人を翻弄してしまうのだろうか。このアップダウンの激しさに、見てるこちらもつりこまれてしまった感ありましたよ。
そしてまさかの落ち。ゆうかが、なんらかのガチ反応示しちゃってるよ!
ほんと、これ、毎回といえばそうかも知れないけど、カオス回でした。くるみ、ちゃんと返却されるのでしょうか。
『コンビニ夜勤あくまちゃん』
連勤の果てにいろいろ駄目になってしまってる店長多田の大ピンチ。まさかの誤発注、12個のつもりで123個発注しちゃったパンが押し寄せてきた午前4時。いや、こういう話、ちょくちょく聞いたりしますけど、やっぱりフェイルセーフを設けておくべきなのでは? 通常の発注量に比べて大幅な増減があった場合、なにかしらの確認をするとか、そういうの。もうあったりするのかもなあ。でもこういう失敗をやらかしてしまう時って、そのフェイルセーフも余裕でぶっちぎっちゃったりするんよね。ほんと、たまにそういうことあるから、取り返しのつかない操作には二重三重の対策が欲しいところです。
さて、123個のパンを前にした店長。思いっきりブロック長から詰められとるわけですが、こういうことやると失敗が隠蔽される組織になるよ? いや、システムで監視できるのなら発注が通る前に確認したれよ! ってのはまあいいとして、店長、ヤバいな、全部買い取るつもりでいる……。
この店長のピンチを前に、門音さん、いやさねね姉さんの段取りで123個の新商品を売り切るべく皆で動くのがね、ほんとよかったですよ。この店、組織としてはブラックかも知れんけど、店員は仲がよくて団結できるのが本当になにより。それぞれの持ち味、得意を総動員して見事にパンを売り切った! このやりきった感。いやもう、すっきりと気持ちのいい展開見せてくれました。
『ななどなどなど』
いや、おだんごの子、めっちゃ可愛いですよ。いやもう、めっちゃくちゃ可愛いですよ。
さて、ステージに立った小町ちゃん。緊張したところをね、ななどが手をとってはげましてくれるの、これ本当によかった。ななどの小町に向ける気持ち。手だけでなく、気持ちが繋がっている、そうした感触がその笑みからも伝わるようで、このふたりの関係性、繋がりに心持っていかれる思いがしました。
ステージを成功させた小町たち。続いては、茶々の問題を乗り越えないといけません。これ、茶々と真っ向対立するのかと思ったら、小町、妹の抱えている悩みを見抜いて、ああ、茶々の傷ついた気持ちに触れて、そのつらい気持ちから抜け出せるよう妹をはげまし、背を押してあげるんですね。ええ、小町ちゃん、いいお姉ちゃんしていたではありませんか。小町の立ち直りにななどが支えになってくれた。そしてそれは同時に、茶々のお姉ちゃんとして振る舞えるだけの成長を小町に対しうながしていたんですね。
宮前このみとのいろいろも清算されそうな雰囲気ですよ。このみから返却された500円。いや、すぐさま400円の返却、100円の貸しになってしまうんですけど、いろいろこじれはしたけれど、ふたりはまた違った友達のありかたに踏み出していけそうな気がする。萌やるる、ななどたちとは異なる、気づかうことなく、思ったことをいいあえる、そんな関係ができていけそうに思います。
そして今回のよかったの、ばあやさんのあの笑顔! ああ、ばあやさん、報われましたね。大事に面倒を見ている子たちの頑張り、活躍を目にして、どんなにか嬉しく思ってらっしゃるか。その気持ちのひしひしと浮かぶあの一コマ。最高の瞬間だったと思いましたよ。
しかしこの文化祭のエピソード、多くのできごとがあって、多くのことが落着して、これは、これはグランドフィナーレが近いのではないか……。ハラハラしながら最後のページ、下のコメント見てみたら、セ、セーフ!? セーフということでいいのですか!? いやもう、これからの小町ちゃんも見ていきたい。お願いしますよ。ほんとにお願いしますよ。
- 『まんがタイムきららMAX』第19巻第5号(2022年5月号)
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