2022年2月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年4月号、昨日の続きです。

『先輩、ちょっといいですか?』

夏の日、不知火雫を呼び出して、向かった先は不知火の気になっていたという店。カゲロウ商店、いわゆる駄菓子屋。不知火は知らないですよね。でも、この店に馴染みがあるという先輩、かつて子供の頃、自販機まわりに落ちてる小銭を元手に、くじで金策してたっていうの、ええーっ、そんなことできたんだ、駄菓子屋って。こういうダイレクトなくじつき駄菓子はちょっと知らないやつでした。

さてさて、まずは不知火の駄菓子屋体験。駄菓子屋のおばちゃんの40万円ギャグを真に受けてブラックカード取り出す不知火がヤバい。と思ったら、おばちゃん、乗り気になってるよ! この展開は面白かった。そしてここで出会った小学生たちと、ちょっと打ち解けて、缶蹴り対決をすることに。この偶然の出会いで、不知火に缶蹴り体験もプレゼントすることができた。先輩も楽しかっただろうけど、不知火も充分楽しめた。きっと小学生たちも楽しんだことでしょう。

こうした皆が楽しめたというのが嬉しいエピソードでした。

そして、今日の一日、これが不知火の誕生日プレゼントだったんですね。家族以外から誕生日を祝われたのがはじめてという不知火。こうしていろいろ経験して、世界や自分の周囲の人たち、ひいては自分自身も? 知っていく不知火。そのステップアップがより感じられる回でもあったと思います。また先輩からの不知火をもっと知っていきたいというその発言も、さらに一歩前に進んだ、そんな感じがあってよかったです。

『追風のジン』

今日はいい回だった! 温泉回だから? いやいや違いますよ。若かりし日のジンの母ちゃんが可愛かったから? あー、それはちょっとあります。でも一番はですね、スパナですよ、スパナ登場! かつてヨツワ村にて忍者衆に潜入していた忍者の彼女。あの時にもいってましたよね、七虹架大全。稲穂刈の宝物庫にあったはずのお宝本。けれど価値を知らない頭目が売っぱらっちまって、かくしてそいつが今宵のイベント、ユザワ村でのオークションに出品されるときちゃあスパナ姉さんが黙っちゃいない。こっそり潜入して、ステージ上にて華麗に奪い去るというのですね。

しかし、この本の来歴を知れば、なぜ彼女が固執するかもわかろうもの。なるほど、忍者発明家、七虹架ゲンナイなる人物が残した発明品の設計図。発明、カラクリ、忍者の道具、それらを得意とするスパナからしたらなにをもっても代えがたい代物。そりゃあこうして強奪しようとも思うわけです。

しかしですよ、目当てのお宝入手した彼女のテンション、あの躍動感に満ちた逃走ダッシュ、素晴しかった。どれほどに嬉しいか、あのぐいーっとパースの利いた絵にもよくよく表れて、さらにはあの笑顔でしょう。悪人なんだけどさ、泥棒だし、でもそれでもぐっとくる魅力のあるお嬢さんです。でもって、スパナを追うジンとの立合いも見どころで、ああー、ジンくん、翻弄されてるじゃありませんか!

このスパナの余裕綽々とした態度! でもこれ、侍の介入あれば状況変わるよね? 侍のマサムネ、この人も七虹架大全にはなにか因縁ありそうで、さらには胡散臭い忍者の存在も示唆されて、ああ、こりゃあきっと一筋縄ではいかない。すなわち、見どころの予感がするってわけです。

『球詠』

いよいよはじまる美園学院との対戦です。まずは相手のピッチャー、園川の実力がこれでもかと示される1回表。コントロールのよさに加え球威も抜群。まずは様子見しながら、多く投げさせようという作戦です。ここで描かれるのは、相手を見極めようとするやりとり。地味ながらも多くの情報を伝えてくるものだから、俄然これからの展開に期待もかかる。さらには園川も抽選会で感じたプレッシャー、その正体を見極めようと気を配っている。ええ、互いに相手の様子をうかがっているこの状況。目に見える以上にシビアな攻防が繰り広げられているのですね。

しかし今回は投手戦になるのでしょうか。トップクラスの投手、園川。そしてこちらは我らがヨミ。前回とは違って、伸び伸びとリラックスして、楽しみつつの投球。あの、いつものなげるぞポーズからの伸びやかな投球フォームは、ヨミの調子のよさを感じさせてくれて、そして威力を感じさせる直球のミットに収まる音! さらには例のあの球も、フォームが完成されてクセから読むことができなくなっている。

かくして双方、いかに投手が抑えきるか、あるいはいかに投手を崩すかの勝負になる? と思わせてからの、美学の1番打者出塁。さらなる盗塁に、ヨミが妙なやられた感出しちゃってますが、ほんと、これ、やられちゃったの? いやもう、これ、緊迫の初回。どう切り抜けるのか、あるいはピンチに陥るのか、目の離せない展開です。

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