2022年2月6日日曜日

あかしや 筆ペン 天然竹筆ペン

 思うところがあって筆ペンを買いました。きっかけは年賀状の代わりに旧正月の挨拶状を簡単に書いてみたところ、筆ペンいいのでは? なんて思ったからでした。旧正月、春節というと倒福の飾りが印象的でしょう。それを筆ペンで書いてやれば、いいワンポイントになるのではないか。以前買ってあったあかしやの筆ペンを持ち出してきて試してみたらこれが結構面白い。いつもペン字で使っている万年筆とはまた違った感覚で字を習うことができそうだ、なんてこと考えて筆ペンを買ってみることにしたのでした。

買ったのはカートリッジ式の天然竹筆ペンと中字の墨色。大きめの字を書きたい場合なんかには中字がいいのではないかと思って試してみることにしました。

実際に使ってみて意外と感じたのは、普通に書くだけなら天然竹筆ペンよりも、もともと家にあった新毛筆や中字の方が書きやすいということでした。おそらくこれはインクの出が関係していて、カートリッジ式のものは順次インクが送り出されてくるために常に穂先がインクを含んでいて、はねやはらいをきれいに書くのが難しい。対し使いきりのタイプは、中綿式だからなんですかね? インクがほどほどに補充されるため、カートリッジのような穂先までインクがたっぷりついてる感じがありません。そのため、字をまとめやすいと感じました。

これは紙を替えれば解決するかも知れません。表面がつるりとした洋紙で試してみたのですが、これをある程度厚さのある和紙にしてみるときっと違ってきそう。とはいえ、気軽さを求めて選んだ筆ペンです。そこにそれなりの価格の和紙を潤沢に投入っていうのはいろいろ厳しいなあ。なので、まずは洋紙でひとしきり書いて慣れてみようと思います。

中国らしさを感じさせる門の飾りである対聯とか見ると、つるりとして吸い込みの悪そうな紙にたっぷりの墨で書かれていたりしますよね。だからきっと筆の使いようなんです。

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