2014年5月27日火曜日

PILOT 万年筆 カクノ

 ついに買いました、PILOT 万年筆 カクノ。いや、それはいいんですが、今日は27日、『まんがタイムオリジナル』の発売日じゃないのん? いえね、今日は『「ご注文はうさぎですか?」画集』はじめまんがタイムKRコミックスの発売日。梅田に出まして、そしてついでにとカクノを買った。この時間が運命を分けたのです。四コマ誌の取り置きを頼んでいる書店。6時5分に到着したところ、今日は都合により6時で閉店とのこと。ああ、みんな死ぬしかないじゃない!

しかたがないので、カクノで書くのです。ずっと欲しい、ずっと買おう、そういってきた万年筆。千円と安いもので、入門用ですね。子供から大人まで、気楽に使ってね、そういうメッセージを感じる万年筆です。樹脂の軸、色とりどりのキャップ。ニブには顔が描かれていたりして、もっと万年筆をカジュアルに、身近に。そうした商品であるのですね。

といった、実物に触れなくともわかることはおいておいて、実際に使ってみての感想ですよ。

想像以上に軽いですね。樹脂軸なので重くはないだろう、そう思ってはいたのですが、それにしても軽い。けれど重さのバランスがちゃんととれているので、キャップをはずした状態だと、首軸と胴軸の継ぎ目あたりを持つと書きやすい。胴の首軸がわ、1cmくらいのところに重心があって、それが手の中におさまるからでしょうか。ペンの重さが気にならなくなります。また、この位置で握るとちょっと寝かせ気味の角度になって、これは普段の自分の筆記角度であります。ええ、実に都合がいいのですね。

キャップをつけてない状態だと、親指が胴軸、人差し指と中指が首軸に触れています。キャップを尻につけると重心が上がって、人差し指の腹が胴に乗り、中指が胴の継ぎ目に触れるようになります。これはキャップをつけない方がいいなあ。というのが自分の感想です。けど、キャップにちょこっと頭を出している出っ張り。これ、ペンが転がって落っこちるのを防止するためのものでしょうから、可能ならキャップをつけた方が事故は減りそうに思います。まあ、このへんは好みと自分の判断ってところですね。

首軸が三角形になっているので、自然と正しい持ち方になります、というのがカクノの売りでありますが、先にもいいましたとおり、自分は胴軸に近いところを持っている。寝かせ気味にして、ペンを立てないんですね。だから、この三角形はあまり活用できていなくて、けれど首軸に完全に触れている中指に三角形の底辺が乗っかって安定する。

万年筆は書く時の角度も大切ですが、ペン先、ニブが筆記面に対してひねりなく接することも大切です。カクノの三角形、とりわけその底辺は、このひねりを防止する効果がある、そう感じさせる設計でした。そして自分の場合、キャップを尻につけると、この底辺を利用できなくなる。ええ、だからやっぱりキャップは左に握っておくのがよさそうですよ。

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