2014年5月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2014年6月号

『まんがタイムきらら』2014年6月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』からデコふたり、ゆずこと縁であります。って、なんでふたり、額を押さえてるの? セーラー服にカーディガン。ゆずこが緑、縁がオレンジ。いいなあ、可愛らしい。そして手でもって額を押さえる。なんでだろう。熱? いや、それにしてもいい笑顔すぎます。ゆずこのあの逆八の字の眉がすごくいい。縁の下がり眉も最高です。

『スロウスタート』、いいなあ。たまてちゃんと呼ばれたら、たまちゃんでいいですよと答えるたまてちゃん。可愛いなあ。たまてって名前が好きじゃないらしい。玉手箱に由来する名前、玉手/箱じゃなくて玉/手箱だっていうのに、変な切りかたしちゃったせいで……。そういって両親への文句をいうたまてちゃんが可愛くて、最高だな。最高ですよ。その話を聞いて笑うのは栄依子ちゃん。泣くのは花名。花名に対し打たれ弱すぎではとつっこむたまて、あれは笑いました。うん、確かに打たれ弱すぎだわ。しかし、もう大丈夫といいながら大丈夫じゃないたまちゃん、最高でした。そして習ってない漢字は使っちゃいけなかった小学生時代の話。栄依子は依の字が小6になっても習わなかったため栄い子。すごく座りが悪い。一之瀬花名は一のせとなって、なんかすごく落ち着かない。いやほんと、この決まり? なんか馬鹿馬鹿しいよねえ。しかし名前の話、人にはわからぬ苦労や悩み、そうしたもの、こうして伝えられると面白いものだなあって思ったんですね。

『サンタクロース・オフ!』、扉が! 扉絵がなんかエロいよ! ドキドキするんだけど!? さて、サンタさんの世界からのお手紙ですよ。折り紙がフワフワ飛んでくる、あれが雪日の目を突いたって、のっけからちょっと笑わされて、あの叩かれてスマヌと謝ってる折り紙がなんかよかったです。影に入る丘の花からの手紙。クールなあの子がこんな文面! いやもう意外で、手書きの顔文字などなど、やたらと可愛くて面白かったです。じゃあ普段からわりとふわふわな雪日は? ええ、こちらはやたらしっかりした文章書こうというんですね。この漫画は、はしばしが面白いですよ。睦月の記憶に現れる花が、その度にリアクションしてたりね、睦月が雪日の髪で遊んでたりね、こういうところに彼女らの性格? 気持ちの動き? なんだかもろもろが感じられるようで、悪くないなって思ったんですね。さて、サンタの力の欠片、意思疎通の欠片ってのもあるんですね。これがあるからサンタたちは言葉が通じる。けど雪日はちゃんと言葉を学んだから、欠片がなくとも話せるというんですね。けどちょっとカタコト。これ、意思疎通の欠片を取り戻したら、言葉が流暢になったりするんでしょうか? ちょっと楽しみですね。

『ひめかみ*ダイアリィ』、ゲストです。すごく華やかなカラーページ。女の子いっぱい、それぞれが個性的で、って、獣耳をはやしてる子もいますよ。この子ら、みんな神様だっていうんですね。花いかだ温泉に集う彼女ら、立派な土地神になるべく高天原からこの温泉地に修行にきたっていうんですね。ヒロインは木花咲耶姫の娘、此花さくや。守り役は此花さらさ、お母さんですね。他には千々姫かさね、さくやの友達ですね。いろいろ厳しい菅原梅衣は道真の娘なのかな? 眼鏡をかけると厳しいけれど、はずすと恥ずかしがり屋の本性があらわになる。学問の神で雷神だから、怒ると雷を落とすんだ。金山姫神の子、金山姫百合は人の心を誘惑する能力を持っていて、ファンクラブはできるし、さくやたちにも効果があるっていうんですね。そして獣耳の子。お稲荷さんなのか。稲荷山ちひろ。ちんまいけれど健啖家。その可愛さに見事にさくやが陥落です。こうした個性もいろいろありそうな娘らの修行生活。はたしてどうなるか。今回は導入、紹介といったところでありました。

『ランキンガール』、新連載であります。没落お嬢様の話。突然父の会社が倒産。これからの生活、どうしたらいいのか? そう思ったところに、差し延べる手もあったというのですね。美鈴おばさんが、自分の経営する学校に姉妹そろって入れてくれた。けど条件があるというんですね。1位をとること。それが妹ふくめて学校に受け入れる条件だっていうんですが、その1位というの、勉学というわけではなかったのか。校内の人気投票なのだそう。中間発表で3位につけた姉。けれどまだまだ足りない。なんとしても1位をとらないことには退学が待っているというんですね。しかし、この美鈴おばさん、なぜ1位をこうも求めるのか。そうした理由の見えない今だと、美鈴おばさんがただただ理不尽と感じてしまうなあ。父の会社の倒産も知らない妹みやびの将来をも背負った姉ありさの悲壮感。さすがに哀れと思わされて、この感情が今後よい方向に変わっていけばよいのだが。ええ、そんなこと思いまして、今後の展開、情報の開示に期待いたしますよ。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第6号(2014年6月号)

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