『まんがタイムきらら』2022年3月号、一昨日の続きです。
『それでは、すてきなセッションを』
是沢芽依、大いに悩んでいますね。前回いわれたこと、シンガーから歌いづらかったといわれた、さらには観客からの反応もよくなかった、それをひきずっている模様。道具のせいではなかった。イメージどおりに弾けていた。ということは、そのイメージ、演奏の理想形に問題があったということですよね。じゃあ、それはなんなのか、それを見つけようという話です。
でも、芽依、いろいろ不調です。ロックバンドのサポートに入ったところ、いろいろ悩んでどう演奏したらいいかわからなくなってしまった。いや、こういうことってありますよね。これまで自然にやっていたことならなおさらでしょう。考えてしまうと、どうやったらいいかわからなくなってしまう。芽依、そういう状態におちいってしまっちゃったっていうわけですね。
そんな芽依のどん底脱出作戦。一色が助け船出してくれました。芽依の憧れのバンド、トーキングインネオン、そのメンバーに声をかけてくれた。スランプの芽依を助けたいって、それでトキオンのふたりと一色をバックに、芽依、歌ってみようというこの流れ。悪くないですね。まずは歌いづらい、そんな伴奏をしてくるのかな? それとも様々なやり方をして芽依に選ばせる? どんなアプローチがあるのだろう。いかに芽依に伴奏に求められるものを気づかせるか、その手腕に期待です。
『ほぐして癒衣さん』
え、えらいことになった。
社内で夏鈴が出会った女性、メディア事業部の八潮さん。初対面がぶっ倒れたところだったりと、なかなかエキセントリックな登場ですが、聞けば孤独な労働環境、頼れる人もおらず追い込まれてしまっているようなんですね。誰かに甘えたい。八潮がぽろりとこぼした本音。これに夏鈴が反応するわけですよ。ほっとけない、誰かに甘えたっていいと思いますよと、その頭をなでる!?
罪つくりですよ夏鈴さん! 癒衣のみならず、八潮をまでそのハグ力でとりこにしてしまうのですか!
思いがけない優しさに泣いてしまう八潮。ほだされる夏鈴! ナデナデからハグにまで甘やかしをグレードアップさせて、なんてこった、八潮、見事に夏鈴に溺れてしまっちゃってるじゃないですか。母から結婚でもしたらどうかといわれた矢先、結婚するなら夏鈴みたいな人がいい……。
大変だ、癒衣さん、大変ですよ。あなたの夏鈴さんが奪われようとしていますよ!? なんて思ってたら、この八潮との関係、結婚云々という言葉を癒衣が知ってしまって、展開がはやいな! いやもう、こりゃどうしようもないな! 夏鈴をとりあって女と女の戦い勃発!? 社内に悪い噂が立ちません!? いやもう、ほんとに大変そう。でも、実際、これどう収拾するのでしょう。
『むすんで、つないで。』
ほんと、七色は素晴しいな。花ノ子たち小学生組のクリスマス会に参加することになったつなぐ。それで七色も誘うのですが、誘ってもらえたと喜ぶ七色ですよ! 輝いてるわ! あなた、とても輝いてるわよ! しかし一旦はあの小学生たちのパーティに参加して大丈夫かと迷った七色。でもつなぐとの時間を過ごしたいばかりに、行きますと明言。ああ、その決断、凛々しい瞳、素晴しいわ! 七色、あなたとても素敵よ!
しかし、小学生たちのパーティ、交換するプレゼントを持ち寄るだけでなく、出し物まで求められるのですか。適当に集まって、お菓子とジュースを楽しんで、プレゼント交換して、なにかゲームでも一緒に楽しんで、みたいなんじゃすまないのか。大変だ、七色。なにをやったらいいかわからない。でも、まさかそれでカンガルーの鳴き声のものまねにいきつくの、それ、どうだろう!? ほんと、それ、どうなんだろう!?
七色が思い悩んでいたかと思ったら、つなぐも悩んじゃってる。悩んだ末に、500円までのプレゼントで500円札とかにいきついちゃう!? それ、つなぐ自身も実感してますけど、どうなんでしょう!?
この、圧倒的にクリスマス会に対する経験の足りてないふたりの苦悩。えらいこと面白く、当日、いったいなにを見ることになるのだろう。そう思っていたら、あー、つなぐがよれよれに。クリスマス会が楽しみで寝られなかったとか!? あるいは出し物に迷って悩んで憔悴しきっちゃった!? と思ったら、バイトか! 小坂ベーカリーのクリスマスは尋常じゃない忙しさ!
いやもう、クリスマス会、はじまる前から想像もしない展開してきましたよ。
- 『まんがタイムきらら』第20巻第3号(2021年3月号)
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