『まんがタイムきららフォワード』2021年11月号、昨日の続きです。
『ちょっといっぱい!』
大量の枝豆を前にして、ちびっ子小夏の手まで借りて下ごしらえ中。でもエリカがまるで役に立たねえ! 黙々と仕事する小夏のこと、可愛い可愛いってずっとプニプニしてて、店長どころか小夏にまでしかられてようやく下ごしらえに参加したかと思ったら、枝豆についてきていたカメムシ、これでまた駄目になってしまって、ああ、今回はいいとこなしだなあ、エリカ。
反対に凪が大活躍。真面目に仕事してることもあるんだけど、カメムシの処理! 小夏の頭のリボンについたカメムシを、そっと捕えて外にリリースですよ。おお、その手腕に小夏の尊敬集めて、それからずっと懐かれっぱなし!
それで余計に落ち込んでしまうエリカがまたおかしいんだけど、いや落ち込んでなくって働こう! もう虫はいないから! と思ったけど、エリカからしたら苦手な虫の印象が枝豆と結びついてしまったのかあ。よっぽど虫が苦手なんですね。
店長以下、皆が大汗かきながら枝豆を茹でていくの、もう大変そうで大変そうで、でも充実していますよね。かくしてできあがった大量の茹で枝豆。おいしいと小夏にいわれて食べてみたエリカ。おお、虫の苦手が払拭されましたよ! そこからの、扇風機の風に吹かれて皆で枝豆をつまむその情景。ああ、しあわせだ! これ、いずれはお店に出すんだろうけど、茹でたての一番おいしいとこをこうして食べられるの、働いてる人の特権だなあ。いやもう、素敵な情景。ちょっと季節はずれになってきますけど、枝豆食べたくなりますね。
『巴マミの平凡な日常』
ちょっとお高いクッキー缶。開けてみれば、あれもこれもおいしそうなクッキーばかりで、食べてみればさらにおいしい? 巴マミって、高校生の頃から優雅にお茶とケーキみたいな印象あるから、こういうちょっといいお菓子とか馴染みがあるように思ってたんですが、この漫画のマミさんはバリバリの庶民派ですなあ。
それゆえに、失敗するというお話。
一気に食べるともったいない! そのもったいないって気持ちが罠ですよね。長くちびちび楽しもうと、食べる量を制限していたらですよ、すっかりしけってしまいました! ああ、これが貧困というやつかと思う。うちでもそうだよ。ちょっとなにかいいもの、特別感あるもの入手したら、すぐに食べちゃあもったいないみたいに温存しちゃって、おいしい時期を過ごしちゃう。味が、食感が落ちるだけならまだしも、すっかり駄目にしてしまうこともあって、いやこれうちの母がそうなんですけど、どれだけ駄目にしてきたことか……。
入手する、新鮮なうち、おいしいうちに食べてしまう、そうしないとほんともったいないよ。
というのをマミさん見て思い出してしまいましたとさ。
おいしいものってケチケチ食べてるとすぐに腐る。うん、そのとおりだと思います。でも一気に五千円分食べきるの、いろんな理由から難しいというの、そうだよねえ。というわけで、お友達とお金出しあって半分こするとかね、そういう風にするのがいいんだろうなあ。いや、巴マミには友達いるけど、自分にはちょっと無理な案でした。
『ねことちよ』
唐突に餃子パーティーの提案! いったいなにがきっかけ? と思ったら、いや特になにかあったとかではないのか。でもいいよね餃子。しかも餡から作って自分で包むのね。
餃子を知らないねこ。フードプロセッサーで微塵にしたキャベツを他の具材と一緒にこねて、皮に包んでいくんだけど、ねこ、包むのうまいな。そのヒダをつけるの、結構難しいよ?
餃子にあわせる飲み物。まきの炭酸に興味を持ったねこがね、一口試してみて、あー、やっぱり駄目ですか。ほわー! って、なんじゃこりゃー! って、ほんとねこの反応が面白い。
そして皆で餃子を食べて、ああ、ねこが餃子を気にいったみたいですね。餃子屋さんやりたいかい。こうした会話も楽しくて、そしてちよがお酒をひかえてる理由、これも面白くて、ふみさん、やたらちよにお酒すすめなさるの、なにをか期待なさって? ほんと、ふみの時に見せる前のめりな側面。なんらかのガチさを感じさせますよね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第15巻第11号(2021年11月号)
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