2021年9月14日火曜日

『まんがタイムきらら』2021年10月号

 『まんがタイムきらら』2021年10月号、昨日の続きです。

『そらコミュニケーション』

そらたちの周辺に出没していた謎の人物。ついにその姿を明らかにしましたよ。と、それはいいんですが、まさかそれで目的からせんりの両親の消息についてまで一気にまるごとクリアされるとは予想外で、いやあ、ずっと謎の人物のこと、せんりの両親のどちらかとか思っていましたからさ、なるほど直接的にせんりに関与するのではなく、この謎のきつね少年、カペラを仲介することでメッセージやらプレゼントやら、いろいろせんりに働きかけていたというのですね。

しかしここで明らかになったカペラ、ひいてはその雇い主の目的。地球におけるそらのボディであるヒューマノイド、その情報を欲しているというのですね。様々なデータを収集し、さらには本体の確保まで画策!? だとしたら、そらはどうなるの!?

って、まあ生体としての本体は母性にあるはずだから、そっちに戻ればいいわけだけど、地球での滞在は終わっちゃうのかな……?

でもこれ、そらのヒューマノイドボディを確保するより、千十星に新規作成を依頼するなりした方がよくなくない!? なんて思ったりして、ええ、カペラさんや、ここは正攻法で取り引きなさるとよろしいのでは? いや、今後どういう展開していくのか、ここはまずは見守りましょう。

『ぎんしお少々』

もっとたくさん撮りたい! いいですね、前向きですね、貪欲ですよ。もゆると鈴がふたりして、さらに写真を撮りたい欲求をつのらせているのですが、すずの方はまあ解決しやすいですよね。使い切りカメラ。数を調達してもいいし36枚撮りを選んでもいい。問題はもゆるですよ。なんてったってあのトイカメラ、120サイズでしょう? フィルムがでかい! 値段も高い! 現像だって高い! なのに一本で撮れるの12枚! ってハードすぎるよ。しかももゆるがいうには、悪いと半分がちゃんと写ってない。マジか……。ベリーハードすぎるよ……。

ホルガって35mmフィルム用アタッチメントとかあるんですか! 知らんかった。というか、若葉谷さんもすごいな。カメラの裏蓋の謎、それを聞いたら教えてくれた、って、よう調べられたな! 枠のパーツってことは、これ、フレームマスク? 6 * 6から6 * 4.5にすることで撮影枚数を増やすってこと? でもこれ写真のアスペクト比が変わるから仕上りの雰囲気が違ってきますよね。ということは、その異なる雰囲気をどうもゆるが評価するか、みたいなのも見られるのかな?

というか、この漫画、あかーん! どうしても写真とかカメラのことばっかり書いてしまう。今回だったら若葉谷さんの友達観とか重要そうな描写もたくさんあったのに、まほろのもゆるに対する屈折した感情とか、見どころたくさんあったろうに、どうしてもわかりやすく興味の向きやすい写真のことばかり書いてしまう。もっと、ほら、こう、人の気持ちの機微とか、そういうのがこの漫画の面白みで、見るべきところであろうのに、しろのホルガに対する感想なんかもそうだったでしょう!?

でも、カメラのこと、やっぱり気になるんですよ。35mmアタッチメントつけた場合、6 * 6の画角の中央部分だけがフィルムに残るわけでしょう? ということは周辺光量落ちとかピントの甘さが醸し出すこのカメラ独特の味は減っちゃうよねえ……? みたいなこと!

いやもうほんと、気になる。すごく気になる。それでできてきた写真を見てもゆるがどんな評価をするのか、もゆるの写真観、求めている味など、そういう個性やら指向やら嗜好が見えてくるじゃないですか。もう、ほんと、もゆるにはいろいろ試してもらいたい。それでその感想を、なにがより好きだとか言葉にして欲しい。

ああ、自分はカメラや写真を通してもゆるという人を知りたいのかも知れません。

0 件のコメント: