2021年9月8日水曜日

『まんがタイム』2021年10月号

 『まんがタイム』2021年10月号、昨日の続きです。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

琴音、いい感じに評価されているようですよ。収録をしていたらたくさんの人から声をかけられるし、ご近所さんのお孫さんが琴音のお天気が好きで雲に興味を持つようになったとか、これまでの頑張りがいよいよ報われてきている、そんな実感あるんですね。

幼馴染みのタケちゃんの畑での収録も、タケちゃんがしどろもどろなのに対して琴音は緊張なく自然に話せてて、それをタケちゃんのお母さんからいわれた時に、いっぱい失敗して練習したからって答えてる。ええ、最初からできたわけじゃない。たくさん失敗して、それを克服してきたんだ。その積み重ねがまた琴音の自信になっているように思います。

さて、このところ琴音は気象予報士の試験のために頑張ってきたわけですが、手応えありだそうですよ! ただタケちゃんがいうには、琴音の手応えはあてにならない。ああ、こうやってくさしちゃうの、好きだからこそなんだろうけど、それは失策ですよ、タケちゃん。それまでニコニコだった琴音がえらいこと追い詰められて、いやでも今度こそは大丈夫かい?

試験結果の発表を生放送でやろう、えらい提案を受けてしまった琴音ですが、これが琴音にとってよくなるかどうなのか。受かってるといいなあ。琴音の可能性が広がる。それはまたこの漫画の面白さにつながってくると思うのです。

『瀬戸際女優!白石さん』

医師を演じることになった白石。見た目にもかっこいい! しかも手際がいいと褒められて、これ舎弟のケガの処置で鍛えられていたから? なにが役にたつかわかりませんな。

熱を出してしまった真島監督を白石が看病します。いつもは憎まれ口ばかりきいてる監督なのに、弱ってるからかおそろしく素直で、おおう少年みたいじゃないか! 真島の殊勝さが白石に直撃してるのが最高に面白くて、そしてここからの展開、白石の痛み根性理論とか、さらには監督に乞われて見せた芝居の稽古。その内容が弱った真島にダメージ与えちゃうの、ほんとに面白かったです。

しかし今回は白石のかいがいしく看病するところ、おかゆからおかずの作り置きまで、本当に献身的で、こうしたところにこの人の情の深さ見てとれる。本当、素敵な人だと思うのですよ。

『良倉先生の承認欲求』

文化祭二日目にして古岩が開眼しています。SNS映えスポットにて写真を撮る際にかける言葉が大好評。可愛らしいだ妖精のようだ、歯の浮くような台詞を臆面もなく繰り出すのですが、その時の表情がキラキラしてるのね! 完全に好青年モード。同年代の女子からも年配のマダムからも喜ばれていて、ついでに先生も評価される。

写真部の部員たちが先生のこと考えて動いてくれてたの、これが嬉しかったです。生徒指導の印象が強くて怖がられたり煙たがられたりしている、そんな先生のよさを皆に知ってもらいたい。先生の印象も変わってくるかもと、水元発案で映えスポットを地道に宣伝してくれていたんですね。そのこと聞かされて嬉しい良倉。ニコニコ笑顔で差し入れ持ってくるんですが、それそれ、いつもそうやってたらよろしいのに! この人はこの人で不器用な人ですよね。

そして古岩部長。星畑の気持ちに肉薄!? 文化祭の好青年モードで星畑をドキッとさせて、いやこのコマの星畑、めちゃくちゃ可愛いよね。でもうまくいけば気持ちも伝えられたかも知れないのに、残念、なかなかなんでもかんでもうまくはいかんものですね。

かくして写真部はギャラクシー映え賞を受賞。良倉的にも満足の結果だったのでしょうか。対して、熱かなんかに浮かされたように愛想ふりまいていた古岩の、冷静になってからの後悔! ああ、今回は古岩が全部持っていった感がありますよ。恥ずかしがりまくる古岩、もうめちゃくちゃに可愛い。今回のヒロインは部長ですね! ええ、素晴しい活躍でした。

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