『まんがタイムきららキャラット』2021年8月号、先日の続きです。
『しずねちゃんは今日も眠れない』
お泊まり会をやると決定して以来、やけにやる気に満ちているしずねですよ。いつにない不遜な笑み。オーラにゴゴゴゴという擬音までまとわせて、よほどのパワーアップだ。今ならなんでもできる気がする……。微妙にフラグ立ててる気もするんですが……、ともあれ気持ちの高揚と行動の積極性、なかなかリンクしていかないところ、もどかしくもあり面白くもあり、そしてちょっとおかしくなってる言動、ほんとに素晴しいと思う。
なかなかアイアイサーっていわないよ!?
ともあれ、浮かれると失敗しがちですという話。ええ、見事に失敗しました。いやほんと、うきうき浮かれて他のこと考えながら階段あがっていたら転げましたか! くじきましたか!
ここからの落ち込みの深さ、浮かれ状態とのギャップがさすがの鮮やかさで、ほんとまあ、どんだけ楽しみにしていたんだろう。そんなこと思っちゃうだけに、こうしてねねに癒されて、気持ちを落ち着かせて回復させていくのがね、よかったなあって、ひとりでいたらずっと落ち込んだままだったかも、なかなか気持ちも戻せなかったかも。しずねにはねねといういいお友達がいて本当によかったなあと思ったのでした。
しかし、お泊まり会って来週でしたか! 随分先の話だった! でも、ほんと、そんだけ楽しみだったんですね。で、浮かれて机に足ぶっつけるねね! ほんと、笑っちゃ可哀そうだけど、めちゃくちゃ面白かったです。
『みちくさステップ』
部活をサボっての帰り道、同じく道草していた珠音に呼び掛けられて、バスケ部から園芸部に転部することに決めました。そんな一花の園芸部での活動がはじまる今日というこの日。ベランダの小さな植物園に気持ち動かされてる一花の表情がいいですよね。山桃みのるは、あんまりちんまりした活動だからって恥ずかしがってるんですけど、そんなことないよ、よさがちゃんとあるよというの、一花の感情の動き、そこからの見せる一連の行動、全部がしっかり伝えてくれていたの、大変によかったです。
一花、ミニトマトの鉢を任されましたね。初心者でも簡単とのことですが、一花、植物育てるのに苦手意識あるのか。実をつけなかったトウモロコシの話をしたら珠音がすごい勢いでサポート表明してくれるでしょう。いいわあ、すごくいい。こうしてちょっとずつでも慣れていって、できるようになっていって、ひとつずつ達成感得ていけるといいですね。ステップアップですよー。
そしてもうひとりの部員。蓮華咲季。やたら偉そうな一年生! いいななんか、この子。すごく尊大なのに、ときたま礼儀正しくなる。面白いなあ。
個性的な部員たち。ささやかな部活動。大切に育てられる植物。咲季のわくわくお花摘みランド! 楽しみにさせる要素、いっきにたくさん提示されてわくわくってやつですよ。
『あやしびと』
牛鬼登場。上級生のふぶきが撃退すべく動いたものの、その攻撃はまるで通らず、むしろ牛鬼の能力に膝をついてしまう。ああ、駄目じゃん、めっちゃ劣勢じゃん。で、ここでアヤの妖怪知識が役に立つのね。すごいな、かっこいいぞ。ここからの、ひとりひとりが自分の能力をもって脅威に立ち向かおうとする姿、とてもよかった。でも、アヤを守ろうとしてカバネは腕を損傷。もうすごいピンチ。みぞれどころかふぶきの力でもまるで敵わない強敵相手を前にして、どのように切り抜けようというのか。
ああ、アヤ、頼りになるよ! ちゃんと助けを呼んでいたんですね。牛鬼出現時点でユユに連絡をとっていた。ナイス判断やわ。これという能力がないアヤだけに、頼るべき時にはしっかり頼る、なんでもかんでも自分でなんとかしようとしない、そうした考えが身についているのかも知れませんね。
ここからのふぶき回復の流れもめちゃくちゃ面白かったです。獏ってそんな伝説があるのん! 知らんかったわー。ほんと、妖怪マニアの面目躍如たる活躍でしたね、アヤ。そしてふぶきもみぞれの抱擁で回復……、いや違うな、これ負傷でいいのか?
ともあれ、最初あんなに険悪だったふぶきとアヤの関係、もう見事に立派なパートナーじゃないですか。なんか互いに信頼しあう仲間になってますよ!
- 『まんがタイムきららキャラット』第17巻第8号(2021年8月号)
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