2021年7月25日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年9月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年9月号、一昨日の続きです。

『ちょっといっぱい!』

店長がもみじの家にやってきました。瑞樹も一緒、ということで店長がちょっと緊張していますね。もみじはやたら瑞樹のこと心配していて、なんでだろう? 酒癖とか悪かったっけ?

ああー、料理でした。

うん、料理が苦手とか下手とか、そういう人はなにかを火にかけてる時に台所から離れちゃいけない! 下手とか苦手とかそれ以前! ということで、それ以前の瑞樹でした。あー、フライパン焦げ焦げ。これ、擦って磨いてじゃ駄目なのかな? コーティングとかされてるやつなのかな?

今回、ちょっと箸休め的な番外エピソードかと思ってました。こはる屋を離れての日常編といいましょうか。でも違ったんですね。瑞樹と皐月、ふたりの交流。皐月にとって瑞樹は特別で、瑞樹にとっても同様だったみたいですね。かつて一緒のお店で働いていたふたり。その時にまだ学生だった皐月が卒業していくのを見送った瑞樹が、その時のことを思い出して語ってくれた。

ああ、繋がっていたんだ。今、卒業するちゆりを見送った皐月。かつて瑞樹の抱いた思いに同じものをこうして感じて、巣立っていくちゆりの未来に希望を見出していく。

ちゆりの卒業がこうしてすくいあげられてくるとは予想も予測もしていなかっただけに、どーんと胸に響きました。ええ、とてもいい話。しみじみと感じ入ります。

『さよなら幽霊ちゃん』

学校にきていないとーこ。メッセージを送っても返事がこない。めぐがやたら心配しているのですが、けれど実際どうしたのだろう、とーこ。漫研との確執もすっきり解決したし、もうなんの憂いもなく登校できるようになったのでは? と思っていた自分は、まだまだいろいろ楽観的だったんだなっていうの、心底思い知らされた思いがします。

だって、あのとーこの思い悩みよう。そこまで!? いや、そこまでだよなあ。当事者性とはこういうことだろう。当事者であるからこそ楽観的にものごとを見られないことなんていくらでもあるものなあ。でもとーこの筋金入りのネガティブに対し、めぐはわりとポジティブにいろいろ捉えて、でもってそれをとーこにいってくれたところ。これ、とてもよかった。とーこもちょっと気持ちが楽になっていたじゃん。ええ、漫研がらみのいろいろ、もう解決と思ってもいいのかも知れませんね。

そしてとーこがいろいろ仕入れてきた情報。野球部からってのヤバいな! バレない部費の抜き方マニュアル! これをもとにして記事を書こう、いずれは学内の不正がなくなっていったらいいと、こうした考えが出てくるのも健全な感じがしてとてもよかったです。

でも、このマニュアルが部外の人間に見られてしまった! 誤解! 誤解されてしまう! そこに幽霊ちゃんの介入あって、とりあえずピンチは回避? でも部屋の片隅に落ちていた遺書、それを持ち帰られてしまって、ああ、幽霊ちゃんの過去に関わる情報なのかな? 部のみんなが辿り着くべき情報はこれなのかな。それを持ち帰られてしまって、はたしてどうなるのか。

ひとつなにかが解決したと思ったら、次へ次へと続いていきますね。この先に続く未来がいいものだといいですね。

0 件のコメント: