『まんがタイムオリジナル』2021年9月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、プールにて、流れるプールなのかな? エンジョイしている山下さんが表紙です。夏まっさかり、『ラディホス』山下さんが水着なら、『小森さんは断れない!』しゅりたちも水着、『らいか・デイズ』らいかも水着、『おしかけツインテール』八重、花梨も水着です。そしてドクター榊も水着。水着だよね? 水着といってください。お願いします。
『ネコがOLに見えて困ります』
おお、久しぶりの掲載です。ということで、新たに家族が増えました、ネコの社長さんの紹介からはじまって、可愛いと遊んでいるミコトが可愛い。
今回は猫の爪切りの話なんですね。猫の爪には血管が通ってるから、先だけ切って深く切らないよう注意しないといけない。兄ちゃんがそういって教えてくれるのだけど、動物が人の姿に見えるミコトにはツメだかなんだかわからない。その悩み! 見えないのに、たとえ見えても人の手にしか見えないのに、切りすぎないよう爪を整えないといけない!
この焦燥するミコトの顔。もう本当にヤバくって、面白いといったら気の毒ですけど、面白かったです。
ミコトの秘密、家族にも内緒なんですね。おかげでいろいろ大変。OLさんの爪切りでのミコトのドギマギも、兄ちゃんには理解してもらえない! だよなあ。いやほんと、ミコト、大変です。
『となりのフィギュア原型師』
工房のクーラーが壊れました。なにかしたんだろう、疑われる代表がさすがにちょっとかわいそう。
フィギュアの原型づくりは、粘土でかたちつくって、それをゴリゴリ削ってみたいにして整えていくから、集塵機がない環境だと作業できないのか。でもそれで近所の喫茶店にそいつを持ち込もうとか、さすがにヤバい! あまりの代表の無茶な発言に、やたら辛辣なツッコミがはいりまくるの、これも面白かったです。
暑い室内での仕事、その大変さ! そうか、パテがすぐ固まっちゃうのか。汗も不快、扇風機もまわせない。いやもう、これ、ほんとに仕事にならんですな。
暑さ対策で鼠蹊部あたりを冷してる代表。半藤に見られそうになってあわてて足とじてましたけど、いつもあぐらかいたりして、そんな感じでぱかーんってやってますよね? と思ったら、いつもは腿は見えてないのか。そうかあ、代表にもこういう羞恥心があったんだなって、意外な発見でした。
暑さに音をあげるはぐちゃん。ビニールプールで遊ぶふたり。あのはぐちゃんのエグい水着とか、ほんとこの人も意外性の人だと思います。そして半藤、いろいろ考えて動いてくれている。ええ、本気で喫茶店で作業するんですか!? いや、ともあれちゃんとこうして代表のこと考えてくれてるの、いいですよね。水着でプールにつかってるところ見られてちょっと照れてる代表もキュートでした。
『おしかけツインテール』
花梨の家で勉強会。受験生なので海にもいけない。それで浴衣で勉強会だっていうんですが、ひとりなにか罪悪感にさいなまれてる花梨がおかしかったですよ。いやいや、別に受験生だって遊びにいっていいんですよ? 羽目さえはずさなければ、ほどほどであれば、海にいってもお祭りにいっても、花火を見にいってもいいんですよ?
さて勉強会ですよ。途中息抜きに怪談をしよう。杏夏が提案するんだけど、由利がえらいことビビってる。怖い話が苦手なんだね。ってそれもあるけど、美代、この子の持ちネタが半端じゃないのか。ニコニコしながらえらい怖い話をする。あー、由利がビビり倒す様に喜びを感じるまでになってらっしゃるのか……。ああ、美代、罪な子です。でも、いいよね、美代。見事成就してほしい。
そんな由利が遭遇した怪異。たまたま家に帰ってきた俊郎が、そうと知らず駄目押ししちゃった系なんだけど、これ、ただ由利がビビりたおすだけじゃなく、お経がわりに持たされて英単語帳、これを延々唱え続けるシュールさが面白ければ、しまいにこれがテストの結果として返ってくるのがおかしくって、よかった、いい話? ほんと、こんな流れ、よく発想なさったものだ!
最高だったと思います。
『敷金礼金ヤンキー付き』
扉の浴衣たえ、めちゃくちゃ可愛いですね。でも本編は欠席です。
たえがいないと、もうノンストップですよね。やることがないと大家が七恵の部屋にやってきて、なにやらかすかと思えば、部屋の中でロケット花火! あの七恵の叫び。めちゃくちゃ面白いんだけど、いや、ほんと、これ、たまったもんじゃないな。
基本やっちゃいけないことして楽しむ大家。ロケット花火、一度に大量に打ち上げようぜ。花火の調達は福引の景品に期待。ヤンキー仲間に声をかけて花火を集めようというんですが、ここで佳がめっちゃ乗り気なんですよね。ちょっとなんか意外? いや、自分がこの人のこと見誤ってるのだと思う。反面、えらいことつっこみ入れまくってる七恵。大家たちの行動、よっぽどなんだろうな。つっこまないではおられない、そんな七恵の様子に、この子がまだなんとか常識寄りの立ち位置というのが見えて、それだけに気苦労あるよな、大変だな、なんて思ったわけです。
ロケット花火祭り、まさかの調達不調で方向性が変わってしまったんですが、これ、ロケット花火ある分だけ集めきっちゃったんじゃないかな。ともあれ、ロケット花火祭りのはずが地味な線香花火祭りになってしまって……、と思ったら、これもまたヤバいことになってて、あの絵面! めっちゃヤバい! ほんと、ラストの大家、姫子にしかられてるわけですが、さすがに今回はヤバすぎたみたいで、自分でもマズかったと思ってるっぽいですね。
いやもうしかし面白かった。普通ならできないこと、思いついてもやらないこと、やれないこと、それをやってみて、やらかして、最後には案の定しかられるかも知れないけど、その思いっきりやっちゃうっていうのがわくわくさせられる、そんな気持ちよさあるんですよね。
- 『まんがタイムオリジナル』第40巻第9号(2021年9月号)
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