2021年7月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2021年8月号

 『まんがタイムきらら』2021年8月号、発売されました。表紙は『推しごとびより』と『ぎんしお少々』がダブルで登場。『推しごとびより』はケミカルライト持った心町とキャラクターソングCD持った空が皆を代表して登場。ふたりともに、自分の好きなもの、しっかり推してきていますよ。『ぎんしお少々』はもゆると銀。カメラを手に笑み浮かべているもゆると、その背後でなにか遠くに目をやっている銀。それぞれに自分の世界、興味をその胸のうちに大切にしている、そんな感じが出ています。

『スロウスタート』

文化祭のエピソード、続きます。今回は栄依子と冠、ふたりにスポットライトが当たって、ああ、冠が栄依子のために内部進学せずこの学校を選んだというそのこと。その意味するところがより強く押し出されてきて、それだけよっぽど栄依子を大切に思っていたのだなあ。じんわりと胸に沁みる、そんなよさのあるエピソードでありました。

栄依子が人気あるのはもういつものことですよね。中学時代の友人知人、部活や委員会の知り合い、さらには知らない人まで、栄依子のもとに次から次へとやってくる。そんな様を見守る冠と花名だけど、その冠にも中学時代の友人が会いにきてくれて、ああ、冠、大切にされていたんだなって、あらためて実感する栄依子。その内心の複雑さが描かれて、自分を選んでくれたことへの嬉しさと、友人たちと離れ離れにさせてしまったことへの罪悪感? いや、でもこれが冠の選択。その意味するところ、栄依子もよくわかっていて、ああ、本当にいい話だったと思います。

『けいおん!Shuffle』

新入生歓迎会でライブをやることになった真帆たち3人。皆それぞれに先輩から特訓受けてたはずなんだけど、いまいち成果は得られなかった模様。はたしてこんな状況でライブなんてできるんだろうか。めちゃくちゃテンション落ちてる下級生組が妙におかしくて、可愛かったです。

しかし、本番、緊張の最中放り出されるみたいにはじまった演奏が思いの他うまくいって、ああ、意味がないと思ってた練習、それちゃんと効果あったんだってわかるんですね。同じことを延々とやらされた。コード練習ばかり延々。でもそのおかげで、頭真っ白になっても演奏継続できた。しかも余裕を持って紫、楓の演奏を聞くこともできて、ええ、下級生組、一歩前進しましたね!

そして新入生ふたりが体験入部しにきましたよ。ボーカル志望の川辺リサ。バンドはよくわからないけどリサに連れてこられた大竹蘭花。リサ、当方ボーカルってやつなのかい!? なんか一癖ありそうな、いい性格してそうな子がやってきて、こりゃ面白くなりそう。リサがなにか旋風まきおこしそうですよね。

『むすんで、つないで。』

花ノ子、すごいポジティブパワー。苺と一緒に話している時のことなんですが、高スペック、とんでもない純粋さでぐいぐい引き込んでいく、とてつもない人たらし。夜、虫が明かりに集まるかのようにとか苺からいわれてて、でもそれだと苺、君が虫ポジションやで!? いやもう、神隠しにあったふたり、それぞれ個性もなにも違うけど、こうしてコミュニケーションとって、影響したりされたり? そうした様、ちょっとよくって、あのどこかヒネてる苺が花ノ子の発する紫外線で表街道を歩けるよう変わっていくというんですかい!?

全然違いました!

いや、わりと期待したんですよ。だって、いくら苺が薗部だといっても、人生二度目だといっても、まだまだ(見た目は)いたいけな子供じゃないですか。未来もあれば夢もある、希望だって可能性だってあるかも知れない。そんな苺の、自分も思いもしていなかった一面が開かれていって、みたいな話だと思ったんだ、思ったんですよ!

なのに、ほんと、えらい落ちで決着。作曲したら人気爆発どころか都市伝説化しとるやんけ! ほんと、この結末は予想もしない落っこちかたでした。

『星屑テレパス』

二学期がはじまりましたね。登校してきた海果。緊張をともに教室にはいろうとしたら、ああ、ユウが飛び出してきて大歓迎ですよ。ああ、よかった、海果はもう大丈夫そう。遥乃も安心したようで、ええ、とりあえずこの三人は大丈夫そうです。

結果としては残念だったロケット大会。けれど遥乃の撮影した動画、これがクラスで大反響。270メートル飛んだ! そうなんだ、この大会で誰よりも高く飛ばしたんだ。ちょっとクラスの皆には誤解があるんですけどね、高く飛ばしゃいいってわけじゃないって懸命に打ち消そうとするんだけど、すごいことはすごい、大興奮だって、もう学級委員長の鏡紗也。よっぽど感動したんだなあ。

この場所にひとり足りないんですね。瞬が登校してこない。強い思い入れを持って打ち込んでいただけに、挫折の苦しみは深い。その瞬の気持ちを共有できるのは他でもない海果なのではないか。そうして先生から瞬のことを託されて、しかし、そうか、こうして登校してきて、次へと気持ちを向かわせることのできた海果は、瞬の一歩前に出たんだな。

ここから海果はどういう行動に出るんでしょうね。遥乃の呼び掛けにも応じない、笑原先生の連絡にも応えない、そんな瞬に対してどういう手でもって対応していこうというのだろう。手掛りは遥乃の撮った動画。自分のダメだったスピーチを泣きながら見る海果のその姿、もう痛ましいなあ! やること極端にも見えるけど、まずは駄目だったところを受け止めて、その先に進もうとするその意気。この子、本当に強くなりました。この強さが瞬にも響くのだろうか。

今度こそ、この子たちが様々な齟齬を乗り越えて、一丸、ひとつのチームとなる、そんな動きがあればいい。心からそう思います。

0 件のコメント: