『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号、一昨日の続きです。
『恋する小惑星』は新入部員歓迎バーベキュー! と銘打って河原にゴー! 水切りしようと、適当に拾った石を川にスローしたところ、観察したかったと副部長から抗議されるみら。ああ、なるほど。意味なく河原じゃないんだ。ちゃんと石を観察するって目的があったわけですね。と、その前にバーベキューなんだけど、ああ、よく焼く、大切ですよね。そうか、去年は食中毒出したんだ……。今回は部員皆のあだ名が決まったり、そして石の観察など地学部っぽい活動もしてみたりね、いろいろ面白かったのだけど、笑わせられたのは石拾いよりも食事に夢中な地質班とかね、小ネタも効いててよかったですよ。石についての説明をうけて、その面白さを知りつつあるみら。この子はいろんなものに興味を持って、こうしたところ魅力的でありますね。そしてあおは木星みたいな石を見つけた、そうしたらみらが大赤斑もあるって受けて、ああ、天文班のらしさもよく出てますね。河原でのバーベキューは地質班のイベントかと思ったら、第2部は望遠鏡用意して天体観測するっていうの、ああ、これはほんと次が楽しみになる。ええ、地質に天文に、興味がそそられる漫画ですよ。
『はやしたてまつり♪』。いきなり、おわりだ全部おしまいだ。えらい不穏なこと口走ってるさなみ。いったいなにがどうしたのか。そう思ったら、ああ、終業式! 明日から夏休みだ、って、いや、喜んでるようには見えなかったよ、君! 巌を呼び出して毎日練習やりたいねって、すごいハイテンションなんだけど、自宅じゃ無理よって巌にいわれるあのやりとり、本当におかしくって、そしてふうとも落ち合って町に遊びにいきますよ。そうか、ふう、新聞部の活動も頑張ってるんだ。遊びにいった先でのいろいろも面白かったですよ。プリントシールとろうといって証明写真の機械使うとか、もうさなみったら自由すぎ。そしてアイドルのゲーム、ふうがやたら詳しかったり、というか経験者だったり。素晴しいわ、ふうさん。明日から夏休み。休みは嬉しいけれど、会える日が減るのは寂しい。それで皆が今を精一杯に楽しもうとしていて、ハイテンションなさなみに、慣れてなくて言動不審になってしまった巌。そしてふうは、一端断わった手前ノリノリで遊ぼうとはいいにくい。ほんと、この子たち面白い。魅力的ですよ。
『エクソシストと首輪の悪魔』。悪魔払いしている神父。この人、悪魔だけじゃなくて、除霊なんかもしとるんですね。というか、仕事にかこつけた趣味? 悪魔をいたぶるに飽き足らず、幽霊もいじめてたのかい? 趣味と実益を兼ねた、そんな感じっぽいですね。しかし今回の仕事、自分で動かずアルマをけしかけるんですね。しかしこのアルマ、悪魔のくせに幽霊が怖い! 幽霊は幽霊で、悪魔が地獄から迎えにきたと怖れてしまって、なんだろうこのふたりの関係。しかもこの状況を秀翔はちゃっかり利用しちゃうんですね。アルマが除霊に付き合ったのはぬいぐるみが欲しい、その一心だったわけですが、めでたく自分のものとなったキバ次郎。ぎゅっと抱きしめて喜んでる様は本当にほのぼので、そうしたら使い魔のコウモリがうとましく思ってる。あのなんともいえないコウモリの表情がいい味出してました。
『アニマエール』、チア同好会、いよいよイベント本番ですね。先生が見にきてくれました。と思ったら、なんだ、なにがあったんだ。こはねが涙目。その様子見て即座に離脱しようとする先生、ほんと、この人、徹底して面倒くさいの嫌なんだなあ。本番目前にしてテンションがおかしくなってる皆がおかしかった。こはね、カバンにユニフォームがはいってない。散々慌てて、着て寝たんだった。どんなやねん! リハーサルでは全力投球して体力使いきりそうな勢いだし、でもそれだけ本番への意気込みがすごいんでしょうね。と思えば、虎徹はネガティブになっちゃって、でもこはねのポジティブが見事にそのネガティブをはらってしまうんですよ。ああ、とてもいい。みんな、ちょっとおかしくなってる。それくらいが丁度いい。そして本番は皆のびのびと楽しむように演技して、まさかのひづめの失敗! 緊張のあまりコールするスペルがすっとんでた! すごいわ、ほんと、おかしい。そしてスタンツ、大成功! リハーサルでの印象が本番ではがらりと変わって、視野も広がり、仲間の様子にも目がゆきとどいて、そしてなによりいきいきと踊れていた。ええ、より以上の力を出せたんですね。あの皆の気持ちがあがっている様子、終演後、袖にはける時の高揚感、あれは本当に素敵でした。
- 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第6号(2017年6月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿