『まんがタイムスペシャル』2017年6月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、旅のおともに4コマまんが、ということで、リコも旅の途上でありますね。皮のトランクに腰掛けたリコ。ジャケット、ジーンズ、ラフなスタイル。これがまた素敵で、いやあハンサムなお嬢さんでありますね。『可愛い上司を困らせたい』はめぐみと青木、ふたり旅。ガイドブックにチェックいれてるめぐみの後ろから荷物しこたま持った青木がついてきています。そして『君のパンツに一目惚れ』、小桜さんが旅のしおりさしこんだ大きなかばん持って、これは修学旅行かな? といった具合。かばんについたクマのマスコット? ええ、クマパンですか? いや、パンツじゃないですけどね!
『課長と私のおかず道』。すごい、すごいよ。保志君、課長をあんなに動揺させるなんて! いやね、ダイエットしてるっていうんです。2kg増やしてしまったのをご飯減らして対応してるっていったら、かつてなかったほどに課長が動揺。ご飯に命かけてるだけはあるなあ! 保志の聞く皆の太らない秘訣。これ面白かったですね。蓮見さんは妄想ダイエット、というけど、これ我慢だなあ。自制ですよ。そして課長はというと、おお計算と運動でコントロールしてる。さすがの自制の人だなあ。そして無理なダイエットしてしまった保志だけど、そんな保志は見たくない、いやむしろおかず道をやめられてはつまらない。ああ、課長、それを保志君にいってあげてくださいよ! 肝心なところで腰がひけてますよ、課長! 保志も太った理由、ちゃんとわかってよかった。ええ、これで課長とおかず道、ますます追求できますね。
『ローカル女子の遠吠え』、浜松編です! りん子と雲春が仕事で浜松にいったところ、浜松まつりが近づいて浮き足だっている浜松市民。そうか、提灯はマストアイテムか。祭りに参加できないとか一大事でありますか。いつだってクールなりん子とやる気のあるかどうかよくわからん雲春、このふたりと浜松っ子、いやさハマっ子小畑との温度差、かなりきてましたね。そして他にもある温度差。対山梨と対神奈川、ここに厳然と存在する温度差。家康愛と井伊家への思い入れ、ここにもかなりの温度差があって、いやもうおかしいおかしい。譲れないライン、というか、富士山、家康の特別視が他を圧倒してるんでしょうなあ。そして山肌にばかでかい茶の文字。あ、これ茶畑なの? とか思ったら、まさかのヒノキ。あの雲春氏のつっこみ、まさに自分の思ったことを代弁してくれて、最高に面白かったです。
『できれば俺が腕枕』、ゲストです。おお、恋人ものですね。先輩の木曽、後輩の國枝。ふたりはつきあってるのだけど、この國枝さん、一日12時間ほど寝ないと使いものにはならないのだそう。対して木曽はむしろ不眠気味。なんとも極端なふたりですよ。しかし、一緒にお昼食べてる時、スパゲッティをね、くるくるってやってるの見てうとうとしはじめるとか、ああ、これは大変だ。一緒に映画を見ても、途中で寝る國枝。結局ひとりで見ることになる木曽。でも、そうして國枝が寝てしまっても、掃除に洗濯、しっかりきっちりやってくれる木曽はいい男だと思います。さて、こんな國枝も明日からは社会人。しかも木曽が研修指導を受け持つこととなって、さあこのふたりどうなるか。勤務中には寝てくれるなよ、そうはいうけど、國枝、絶対寝ますよね。
『お届けします。』、面白かったですよ。趣味で魔法少女のコスプレしちゃう田中ミサキ、28歳。一応まともな社会人って、一応って断らないといけない感じの人なんですかい!? 町のおもちゃ屋さんの通販事業部勤務のミサキ。社長の娘のなっちゃんとのやりとりも面白くって、キッズアニメに加えた批評、そこになっちゃんが厳しくつっこむ。これ、いい関係だなあ。そして明日までに届けてほしいとの、ちょっと厳しい注文。今日発送したらギリギリいけるかな? と思ったら、おお、これまさに今の事情だ。宅配便の送料値上げを見越した駆け込み需要。それが物流を圧迫してる。そこでミサキが頑張るのがよかったなって。本来なら、こういう特別はよくないのかも知れないけど、思い立ったら動かずにはおられない。コスプレしてること忘れて自転車とばして、そしてお客さんのお家についたら、お母さんがまさに世代だった。プリティモモコ……。これ、いい展開だったなあ。お嬢さんも喜んでくれて、そしてあの落ち。お客さん、おもちゃを楽しんでるって、そのしあわせそうな様を思い描いてるミサキ、それもまたよかったです。
- 『まんがタイムスペシャル』第26巻第6号(2017年6月号)
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