『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。っと、これはココアとリゼかーっ! ココアは違和感なかったんだけど、リゼ、制服が違うだけでこんなにも印象変わっちゃうか。ココアもいつもの制服じゃないですけどね、でも大きく印象は違わない。ところがリゼはこんなにも雰囲気違えてきて、面白いものだなあ。ふたり、髪に桜の花をあしらって、手にはクリームたっぷりのカップ飲料? いつもちょっと大人びて感じられるリゼも、こういう格好すると年相応と見えて、ええ、ふたり、仲良さそうで実に魅力的です。
『こみっくがーるず』。小夢がもらったファンレター。連載が終わった。大団円の感動や喪失感、それが少女たちに手紙を書かせたのかも知れませんね。その嬉しそうな様、また手紙ははげみにもなって、若い漫画家たちが手紙をもらったこと、あるいは出したこと、語りあっている様、とてもよかったと思います。そんな中、ひとり内容の問題でファンレター話に参加できないるっきー、最高でした。そして小夢、暴走する。方向性を見失って、やるべきことから遠ざかってしまっていた小夢を翼が引き止める。ああ、これ、すごくいいシーンだった。翼の凛々しさ、方向性を取り戻した小夢のあの表情。素晴しかったです。そして先生もいい味出してます。ええ、褒めてもらえてますよ!
『TCGirls』は小柴アンの誕生会。皆で祝うというのですが、なんか不思議と威圧的。これ、皆、突貫だったんですね。前日たまたまシオンが気づいた。それで皆に協力を要請して、でも前日夜に誘われたというのに、あんなしっかりしたケーキ作ってくるニイナ、すごいな! でもってプレゼントも皆しっかりしたもの用意してくれて、まあアン相手なのでTCG関係なんですが、いや、ちょっと待って、シオンさん、それはやりすぎだ! 今回は皆で楽しくパーティして誕生日を祝って、デュエルして、そういう話なのかと思ったら、アンがTCGをはじめるにいたった経緯など語られまして、意外なアンの側面、TCGがこの子を変えて、その可能性を開かせてくれたんだ! いい話だったと思います。ゲームを、ただ遊ぶのではなく、人と人をつなぎ、自分の世界を広げる手段なんだっていうアンは輝いていたと思います。
『はんどすたんど!』、素晴しいわ! 新人戦での皆の頑張りです。おお、ひなたん、なんとか踏み止まった! 初心者は初心者なりにできることを頑張ってる、そうしたことがわかる描写は実によいと思います。いちごもね、そりゃできてないよ? でもそれでも負けずくじけず頑張ってるその姿は素晴しいと思う。で、ななみですよ。ほんと、面白いわ。あの跳馬の胸打つの、いわゆるレントゲンっていわれるやつ? だめだったって帰ってきたななみに先生がアドバイスしてみたら、おお、すごい、大成功じゃん! って、成功してもなんかおかしいって、ほんと、ななみはすごいわ。絵で、せりふ? で、もう最高におかしい。笑いとまらへんもん。心配していたゆかちーも、自分の弱点克服すべくいろいろ試してる。瞑想? 居眠り? してみたり、そして謎のコンセントレーションしてみたり。それで大ヒット! おお、見事に演じきってるじゃん! これ、ほんと、制覇しちゃうんじゃないの! すごく期待させられて、ああ、そしてこれがゆかちーの自信になればいい! 皆がそれぞれに課題を克服し、それぞれの結果を出している中、ひとりこれという結果を出せてないいちご。この子のこと断然応援したくなりますね。ええ、ひなたがはげましてくれた。ええ、いちご頑張れ。次回はいちごのかっこいいところ、見られますよね。
『合体アイドル!スノウちゃん』、ゲストです。登場人物、名前を列挙してみますと、小倉杏、雨宮瑠璃、寿彩愛、日高蜜柑。ええ、姓になにか覚えがありますね! さて、ネットアイドルを扱ったこの漫画。ネットアイドルのスノウは、動画サイトで人気の女の子。ひとりでなんでもできると評判なんですが、その秘密は杏たちしか知らない。なるほど、皆で分業してるんだ。歌は好きだけど人前で歌えない杏は歌を、ちょっと気持ち悪い瑠璃はダンスと、それぞれできることをやってるんですね。さて、こうした活動も面白いなあ、そう思うのだけど、編集してそれぞれの成果をひとつにまとめられる動画ならともかく、これをライブでやることになったら? 作詞、プロデュース担当の彩愛がライブをやるって告知しちゃって、さあ大変。カメラの前では踊れる瑠璃も人前となったらそうもいかない。それに踊り担当、歌担当とふたりでやってるスノウ。それをどうやろうというのか。難しいよね、完璧にライブでやっても口パクと思われてしまいそう。その方策はいまだ立たず。なにかいい手がありますでしょうか。
『機械科乙女のマキナレポート』、ゲストです。これ、よいですね。工業高校に通う女の子三人。紗、澄子、あかねが実習やらいろいろを頑張ってる漫画なんですが、冒頭の登校中の情景に日常ものとしてのニュアンス感じさせて、そして作業服に着替えればぴりっと感触が違ってきます。作業服のこと地味だって紗がいえば、フリフリとか危ないから! うん、回転体は危険! 巻き込まれたら命に関わるよ! ってよく聞きますよね。そうした作業における危険など軽く認識させておいて、そして作業となれば皆真面目でしっかりしてるってのがとてもいいです。今回の実習では旋盤を使います。わりとゆるふわな紗。きっちりしっかりで作業大好き、ついつい量産しちゃう澄子に、いわばつっこみ役でスタンダード、「普通」のポジションにいるあかね。準備から作業、そして計測にいたって、誤差0.05に精度の甘さを感じるんだ! でもって、ゆるふわと思われた紗が誤差なしで出してきて、おお、これは天然? 奇跡? 天才? 納得いかないっていってるあかねの気持ち、ちょっとわかる気がします。普段の会話も機械加工の話がメインだったりするこの子らの日常。ちょっとかっこいい。なにかわくわくさせられる。そうした魅力を確かに感じましたよ。
- 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)
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