『まんがタイムスペシャル』2016年12月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、リコが一生懸命おにぎりにぎってます。これは、食欲の秋だからってことですかい? 『ミッドナイトレストラン7to7』オリさんはタルトタタン? ええ、これからの季節感じさせるケーキですね。そして『おしかけツインテール』中学時代編の告知カットもありますよ。
『光れ!メシスタント』、え? これ? 終わっちゃう? みたいな心配するんですが、ほんと、驚きの転換点。担当編集者とバトルの果てに、一部条件を飲みつつも自分のやりたいものを描くことになった檜山。なるほど、今回は編集者との相性とか関係を築くということとか、そういう話なのかと思ってました。けれどテーマはもうひとつあって、檜山氏、なぜか中辻にやさしい。その理由は2ヶ月後にわかって、ああ、連載コンペの結果が出た。駄目だった。そうでした、この人、しばらく前から連載コンペに挑戦してました。けれどそれでひととおりやったというかのごとく、次のには出さない、実家に戻る。就職して、兼業で漫画を続ける。そういうんですね。ああ、人の節目だ。先生も連載畳んでしばらく休もうとかおっしゃる。ああ、人の節目ですよ。これ、ある程度納得している先達ふたりと、見事に取り残されてる若手ふたりの温度差がすごい。ほんと、これどうなるのか。ふたりは、そしてふたりもどうなるのか。ほんと、やきもきさせられる展開です。
『難関女子と恋愛参考書』、いいキャラクター出てきましたね。アルバイトをしようかどうか迷ってるマコト。そんな彼がとっつかまったの、すごく可愛い女の子。誰かと思ったら中学時代の友人で、ずいぶん変わった、すっかり娘らしくなったっていうんですね。これ、この子、リコ、マコトとはずいぶん親しかったんだな。好きな子とかできた? そう聞くリコの様子見れば、なるほどマコトのこと意識してると見える。マコトたち、いやマコトの友人はっていうべきか? 例の女子校の彼女に夢中なわけですけど、これをリコが知れば、いったいどういうことになるのか。いずれは例の彼女をめぐる人間関係に飛び込んでくるのは必至。ええ、ラストもいい感じ。いたずらっぽさがチャーミングでよかったです。
『おしかけツインテール』、ゲスト掲載かと思いきや、短期集中連載だそうです。花梨の中学時代を描きます。勉強でクラス1位。いつもクールで、と、そんな彼女のこと気に食わないという女子がいます。花梨のせいでクラス2位。そんな彼女、佐々木杏夏が花梨にからんでいって、勉強の邪魔をしよう、遊びの味を教えよう。つきまとって、買い食いに誘って、でも、これ、花梨には親切とかそんな風に受け取られてるんですね。素直なお礼。でもそれがちょっと嬉しい杏夏がいいじゃないですか。悪い子じゃないよねー。そんな杏夏と花梨の友情育まれていくっていう話? いずれにしても、なかなかに面白そうな序盤ですよね。ええ、杏夏。すっかり仲良くなるとよいです。
『穂積くんは猫に勝てない』。ゲストです。目を覚ましたら、憧れの職場の先輩が目の前に眠っていて、なんだこの状況は! 混乱する穂積涼。ほう、倉木先輩。バリバリ働くできる女性。悪くいう人もいるけど、穂積はそんな先輩のことを尊敬していて好きだという。で、目を覚ましたら、そんな彼女とお近付きになっていた。先輩のオンとオフの差、それがいい感じですね。そして大量の猫! 先輩は猫が好き。穂積は猫が苦手。会社ではオフのことは秘密にしてといわれて、なんだか他の人は知らない先輩を知ってる、自分と先輩だけの秘密がある、そんなこと思って喜んでる。なかなかに押しの弱そうな彼ですが、シェアハウスしてるという先輩のもとに転がりこむことになりそうですね。
- 『まんがタイムスペシャル』第25巻第12号(2016年12月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿