『まんがタイムきらら』2016年11月号、発売されました。表紙は『あっちこっち』ですよ。伊御とつみきふたりがメインになりましてね、ペンキですね、こいつでもって、カラフルに絵を描いてる様子が描かれてるんですね。ハート描いてるつみきが可愛い。そして周囲には、ちんまりとディフォルメされた面々が、可愛く活躍してまして、ペンキ缶運んでる姫、はげしくハケを振る真宵などなど、他にも多くの個性溢れる活躍、はなやか、カラフル、元気な表紙。実に楽しいです。
『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、うおお、話が動きました、動きましたよ。新しい局面に突入しましたよ。カグヤノクニが大変というあおばからのメールを受けて、急遽駆けつけたオリーブの3人。到着してみればそれは空のど真ん中で、おお、あおばが魔法使って戦ってるっての、ちゑったら一目でわかるんだ! さて、落下中の三人、そのピンチはコニーの魔法、フラッフィワッフルでもって回避。あのワッフルのふわふわ感! すごいな。アクションの躍動、表情も見事に生き生きとして魅力的で、映えるカラー、美しい、素晴しい。そして物語が追い付いて追い越していく。この疾走感。カグヤノクニに起こっている問題、それを適切に解消していくちゑがすごい。皆で協力して問題解決するぞと、杖閣へと走るその時に、スズの封印が見事に解けて、そして問題解決からのクライマックス。素晴しかった。スズの封印というテーマ、この子が皆のことを好きだと意識すれば解ける、その課題が見事クリアされて、そして彼女らのそれぞれの力が呼応して問題解決にいたる。そして無事帰りついて文化祭。その途上での先生とスズの再会。もう、ひしひしと、胸に迫るものあって、ああ、いい物語でした。訴えるものあり、そして響くものありました。
『三者三葉』、海の家ふたたびでありますよ。葉子様が修学旅行のお金を貯めないといけない。なるほど、おこづかい。葉子様、自立なさってます。今回は双葉も照山さんも、積極的には参加しませんよ。というか、照さんはそもそも暑い日中に出歩く気がなくて、ああ、クーラー効いた部屋で猫と添い寝してる葉山ちゃんの美しさですよ。ああ、エレガント、もう、すごく魅力的。双葉の電話を受けてベッドに座りこむ照さん、おそろしくチャーミングです。さて、漁港近くだから猫が多いと、猫で釣られた照さん。でも全然活躍しないなあ、そう思ってたら落ち担当! ああ、ものかげ照さん、とても魅力的。素晴しく可愛いです。今回、たまたま遭遇した小芽。向こう見たら兄貴がね、あことハイジと一緒にいて、ちょっと、ふたりすごくキラキラしてるのに、なんで一芽だけそんな残念なの!? なんだかカースト高そうな人たち、って意外! 双葉ってそんな風なこといっちゃうんだ。けど双葉には、カーストだなんだとつまんないこと気にせず、のびのびと育ってくださいよ、そう思ったんですね。ええ、のびのびすくすく、それが双葉の魅力ですよ。
『スロウスタート』、マジか。まさかの水着回。あの一日、ずっと続いてるんだ! しびれる! 家の中、水着で過ごしてる彼女ら。お、ペディキュアにチャレンジですか? 足のネイル乾かす時のポーズとか、たまて、面白いことやってますよ。こんなささやかなこと面白くできるのは、たまての才能だと思います。しかし今回もたまちゃん優位ですよ。イベントスチル。イベントスチル。何度もたまてのいうこの用語、なんとなくみんなが気にいっちゃったようで、えいこの寝起きトラブル、見事なイベントスチル情緒で、そして寝起きのたまての見た情景、これもまたイベントスチル感に溢れていて、と、まあこういうの面白いんですね。合間に、花名のコンプレックス、それ思わせる要素挟みながら、もうそれを慣れたといわせることで、結構納得できてるんだなと思わせてくれる。いや、けどまだそれでもひっかかりはあるんだという微妙な状況、それが伝わるようなんですね。そして最後にたまてのギャルゲー状況語られて、いやまあ、いいじゃん! 理解あっていいじゃん! ほんと、たまてはなにやっても楽しそうです。
『箱入りドロップス』、うおお、前回の続きです。学校にいこうとして、けれど家から出られずにいる雫。対し陽一はというと、学校で死んでいた……。酷く傷ついて、そしてグモグモになってしまっている陽一を肴に、いや間違えた、陽一の助けになろうと、萌、純が張り切って大会議開いてくれるんですね。いやね、萌がね、途中で気づくんですよ。雫の反応、その原因は自分が関わってるんじゃないかって。でも、それでも、いつかちゃんと解決するだろうって、そう思うだけの信頼があるんですね。楽観? いや、そうでないといいなあ。いずれちゃんとなって欲しいなあ。ともあれ、今回、いろいろ面白がられながらも、それでもちゃんと陽一しっかり立ち直って、ええ、陽一、次はどう動くかな。雫に向かってぐいぐいとはいかないだろう、そうは思うのだけど、じゃあどうするのだろう。見守るんだろうか。時間が解決するのを待つという消極的解決はないと思うんですよね。さあ、陽一の頑張りどころですね。
- 『まんがタイムきらら』第14巻第11号(2016年11月号)
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